大濠花火大会を上回る熱気と感動！漂流画祭。

気づけば８月である。７月最後の週は大雨の後遺症と毎晩の飲み会であっと
いう間に終わった。28日の朝、RKBラジオ「中西一清のスタミナラジオ」に
電話出演、フォトブックの最新刊「福岡市内線の沿線風景・昭和カラー編」
と「懐かしの遊園地風景」について５分弱話した。驚いたのはその反響で、
これまで幾度もラジオに出させてもらったが、過去に例がないほど好反響だ
った。

ラジオで話して30分ほどの間に電話２本、ネットからの購入申し込みが４件。
放送から３日で電話・ファックス・ホームページから計27件がラジオを聴い
ての通販申し込み。その半数はシリーズの発売を初めて知ったという。問い
合わせを含めるとさらに多い。福岡市内の主要書店で取り扱いいただいてい
る旨を伝えたので、書店でも影響が出ているかもしれない。

聴取者層がマッチしたのか、たまたまか。それにしても、知名度が無いこと
も一緒に判った訳で「まだまだ伸びシロがあるから有望」と前向きに今回の
影響を分析することにしよう。

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30日夜、西鉄ライオンズOBの高倉さんの野球チームの記念イベント打ち合わ
せに参加。せっかくお手伝いするのだからと、私の方で記録写真・ビデオを
撮らせてもらうことにした。ライオンズOBもユニフォームを着て多数参加す
るそうで楽しみである。

8月1日、朝から町内の夏祭りの準備に顔を出す。４回目ということもあり、
年々準備も手際よくなっている。本番には参加できないので、フォトブック
を抽選会の景品に提供した。

夕刻、弟と合流してギンギラ太陽'sの大塚ムネトさん達が企画した「漂流画
祭～マヤ北島くんを大さわぎで偲ぶ会」会場に向かった。故マヤさんが発行
していた「漂流画報」は約10年間、演劇の会場でもらうことができた手書き
の演劇批評フリーペーパーである。私を含めて多くの演劇ファンは、マヤさ
んが紹介してくれる劇団やお芝居の批評、紹介を楽しみにしていたし、記事
で未知の劇団を知ることが楽しみだったと思う。

ロビーにはマヤさんが心血を注いで遺した「漂流画報」全79号全てが張り出
され、会場は開演１時間半前からいっぱいであった。開演時にはホール内も
満員。大濠公園の花火大会の熱気を吹き飛ばすほどの、マヤさんの追悼芝居
の素晴らしさにとにかく圧倒された。これだけの演劇イベントが、マヤさん
の追悼のために自主運営されたこと自体が、福岡における演劇の現状を考え
ると奇跡かもしれない。熱い演劇人のハートを感じ、そして彼らの勢いを感
じた。自分にできることで、彼らの応援に繋がるのは何だろう。

１時間半の上演予定は気づけば２時間弱、笑いと感動が大津波のように繰り
返し押し寄せる、感動のひとときだった。時間が押したおかげで、閉演後の
「あとの祭り」に参加する時間が無くなったのは残念だったが、十二分に満
足した。そして翌２日夕刻、大塚さんから電話をいただく。次の舞台も控え
忙しい時ながら、気配りを忘れない大塚さんの人柄に拍手を送りたい。漂流
画祭での司会も、本当にお疲れさまでした。

今日の写真は、漂流画祭の会場・大博多ホールのロビーに展示された
「漂流画報」バックナンバーと「マヤネコ像（大塚ムネト作）」。

写真集「西鉄ライオンズとその時代」
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