marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(227回目)脱線 奈良のガラス皿、ローマに通ず?

2017-01-05 19:21:49 | 日記
デアスポラ(離散)のユダヤ人達は東に向かい日本に来ていたかも・・・と前回書きましたが、誰が来ていたかはともかくとして、シルクロードか海路かを通って確かに、日本には彼らの大変な変動期時代、あちらから日本に来た人々はいたようです。2014年12月29日の朝日新聞デジタルに下記のような記事が掲載されていましたので一部を紹介します。
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 「奈良のガラス皿、ローマに通ず? 古墳で出土、化学組成ほぼ一致」
 奈良県橿原(かしはら)市の新沢千塚(にいざわせんづか)古墳群(国史跡)の126号墳(5世紀後半)で出土したガラス皿の化学組成が、ローマ帝国(前27~395年)領内で見つかったローマ・ガラスとほぼ一致した。東京理科大の阿部善也助教(分析化学)らの蛍光x線分析で分かった。国内の古墳出土品のガラス器がローマ伝来と科学的に裏付けられたのは初めて。
 126号墳から皿とセットで出土した円形切子(きりこ)ガラス括碗(くびれわん)(口径約8センチ、高さ約7センチ)の化学組成も、阿部さんらの分析でササン朝ペルシャ(226~651年)の首都、クテシフォンの王宮遺跡「ベー・アルダシール」で見つかったガラス片と同じと判明している。遠方の起源の異なるガラス器が5世紀の日本に伝来したことを示すもので、幅広い東西交流の実例として注目されそうだ。
 皿は口径14.1~14.5センチ。透明な濃紺色の高台のある平皿で、表面に鳥や樹木などに復元できる絵の痕跡がある。東京国立博物館が所蔵し、国の重要文化財に指定されている。
阿部さんらは、国立科学博物館が保管する皿の素材の粉末を蛍光x線分析装置で調査。ローマ帝国やその後の東ローマ帝国期の地中海周辺のガラスに特徴的なソーダ鉱物「ナトロン」と砂(シリカと石灰)の化学組成を確認した。
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 古事記、日本書紀以前に、多くの大陸からの交流があったことでしょう。文字に残されていない、あるいは、風土記など地方に行きますとありますが、僕などは、大陸から多くの文化を持って来た人たちがいて、今の日本の思想の根幹を形作ったのだろうななどと思うときがある。・・・ Ω 




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