marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(226回目)ローマ人への手紙(10章5節~13節)その3

2017-01-04 11:23:38 | 日記
明日から仕事、少し雪がちらつき始めました。今回は少し説教じみています。
◇2017年宗教改革から500年の年となりました。このブログは、M.ルターさんが”キリスト者の自由”の中に同時に掲載の(岩波文庫)”新約聖書への序言”に、福音書を読むなら
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”聖ヨハネの福音書と彼の第一の手紙、聖パウロの手紙、なかんずくローマ人、ガラテア人、エペソ人への手紙および聖ペテロの第一の手紙、これらの書は、たといあなたがかつてそのほかの書物や教えを見もせずききもしなかったとしても、あなたにキリストを示し、あなたにとって知る必要のあるしかも福音をもたらすに足るすべてを教えるのである。”
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 とありましたので、ヨハネ伝から初めて、ローマ書を読みつつあるところです。ローマ人への手紙10章に入り、パウロが(旧約)聖書の申命記の言葉を手紙に引用してますので、少し大切な寄り道をします。
◆とても大切な申命記について
もしこれを読まれている方がグローバルなこと(世界のこと)、過去のこと、未来のこと、そして大切な今のことを意味深く過ごそう、生きようと思いましたら旧約聖書の申命記を読まれていつも心に留めてください。先回の一部を再度掲載します。
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(30:3)あなたの神、主は、あなたを捕らわれの身から帰らせ、あなたをあわれみ、あなたの神、主がそこへ散らしたすべての国々の中から、あなたを再び、集める
(30:4)たとい、あなたが、天の果てに追いやられていても、あなたの神、主は、そこからあなたを集め、そこからあなたを連れ戻す。
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◇これは先の回に述べた旧約聖書の申命記の第30章の一部です。紀元前13世紀初頭の話とされていますがイスラエル(ユダヤ人)の歴史を学んだ時に、その後現在までどのような歴史、イエスが十字架にかかられたとき、その血は我々に降りかかってもよいと言ったユダヤ人がいかに大変な歴史をたどってきたかは我々の知るところです。旧約においても多くの離散の経験をした。イスラエルは、12部族の内、バビロン捕囚前、北イスラエル、南ユダの2部族で残りの10部族はどこへ行ったのか、彼らは天地を創造された神がおられるから、いつか帰れると信じて世界に散らされて行ったのではないでしょうか。
◇パウロは、他の手紙の中で地の果てスペインに行きたいと言っている箇所があります。文字に著されない交流が多くあったわけですから特に地中海では、当時、離散のユダヤ人たちが遠くスペインにも居るとパウロは聞き及んでいたと思われます。モルモン教(けい)では、古代のアメリカに渡った部族の物語です。そして、その部族の多くは東へ向かい、日本にたどりついたと考えられるとはこのブログの107回あたりに紹介した本に書いてあります。(8/22のブログ)ここまで書いていくとどんどん脱線しそうですのでこの辺でやめます。
あなたを捕らわれの身から帰らせ、これは、自分を取り巻くすべてのしがらみから束縛から解放された神のもとでの真の自由です。それには自分の肉体、血と肉なるものから(自分では選択の余地がない遺伝的欠陥のある気質からもと僕は解釈したい)解放されるのです。このためには、イエスの十字架がどうしても必要とならざるを得ないのです。・・・Ω 

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