東京にあるキリスト教関連の大学から、この地の明治期、当時の宣教使の働きに感化されたであろう社会運動家の研究をされ、本も出されて、新聞にも取り上げられた講師の方が来られた。15日、礼拝に参加されたので、敬老の集いの後、涙を流したとされる聖母マリア像のある、聖体奉仕会修道院を案内した。
聖体奉仕会は、カトリック聖体奉仕会修道院として、ホームページも有り、見ることができる。礼拝堂は、純お寺仕様である。
連休にも掛かったので、多くの海外の方が見えられていた。中に入り、そのマリア像の前で静かに黙想中。15~20人の方が居られたか・・・フィリピンから、韓国から、白髪欧米人、金髪、ブラウン髪の家族一家、・・・さらに続いて。
先生はフランス通なので、フランス語で話しかけて見たらいかがですか、と冗談交じりで言うと、聞こえた言葉から、デンマークから来られたのかなぁ、などと独り言を話されていた。
で、その涙を流した「マリア像」の写真(流している写真は掲載なし、売店で栞でお買い求めください)も、経緯も、ホームページに掲載されているのでご覧ください。(現場での写真撮影は禁止されています。)売店では、栞に各国の言葉で説明された、涙を流されたマリア像の栞や、他の書物が安く販売されていました。
ホームページには、礼拝堂の中央正面に十字架に掛かられたイエス像がありますが、当のマリア像は左手、ちょうど柱に隠れて見えませんが、ちょうどお堂のような箱が見えますが、そこに安置されています。
そこは、20畳ほどの礼拝場で、像に向かいイスが並べられていましたが、来会者の方は、そのイスに座り、マリア像を見ながら(祈りながら)ひたすら、静寂の中で黙想しておりました。
先生と一緒にイスに座り、聖母像の前に行き、跪きうやうやしく合掌する方や、静かにジ~と手を合わせ祈って居られる方々を見ながら、一応、この場の体験はしたといことで、5分もしないうちに、その場を失礼した。
・・・ということで、売店見る。入り口左にある4畳半ほどの売店には、高さ80cmほどのそのマリア像の木造レプリカが65万円ほどで、他にもありましたが販売されていた。無論、お顔はそっくりではありません。安心・・・。
店前には古本もあり、先生と僕などは、どれどれ、という感じで「無料」の物や100円の古本を購入。どうも、僕個人の世俗主義がこう言う場ででてしまう。
SEITAI HOUSHIKAI の案内パンフはすべて英語(無論、ただ)。小冊子は古くなっていてすべて無料で、「ロザリオの祈り」、「幼きイエズスの聖テレジアの生誕百年を記念して(福音のみ教えの小さいこだま)」、「カンドウ神父の生涯」(塚本昇次 著)を頂いた。
先生は、フランス語通なので、何しろフランス留学の時は、大江健三郎がノーベル文学賞を受賞した時で、フランス語で「万延元年のフットボール」をフランス語で読まされたそうである。その、ガンドウ神父の本が、これ中古でも2~3千円したんじゃなかったかなぁと、「S・ガンドウ 一巻選集(春秋社)」を指していうので、100円ですので買います、と即、購入。実は、先生は信者ではない。何故、知っておられたかというと、ガンドウ神父の出自はフランスであった。
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『カトリック 聖体奉仕会修道院』 へ 是非おいでください。
礼拝堂の向い面には、左にマリア庭園への案内、右、門を超えて行く道は、「十字架への道行」の道路。「十字架への道行」は、聖書の話に沿い、イエスが刑を受けてから、十字架へかかるまでの物語が、とちゅ途中にレリーフと言葉で示されており、シスターたちは、毎朝、ひとつひとつに祈りを捧げながら、奥の十字架に掛けれたイエスのところまで歩んでいく(のだろう)。
***マリア庭園のマリア像。お顔は、面長で韓国のオモニのお顔のよう。
***十字架の道行
歩んだ奥には、イエスが十字架に掛けれた場面が小さなお堂に在り。
そして、お堂の左手には復活し、天に昇られるイエスのレリーフがある。
・・・ここで、ふと、我の現実に帰り、いつも主イエスは我ら共におられるのだ、とエマオの途上に現れたイエスを思い起こしつつ、ぐるりと回り(この道は、左手はマリア庭園につづいている)、ゆっくりと何もない芝生を眺めながら、黙想しつつもとの礼拝堂前に帰るようになっている。
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以下、ポルトガルの説明30円なりで購入。説明はホームページでごらんくだい。
・・・おわります。