チキチキチチチ……
2016年8月5日 日本 14:10 (UTC 5:10)
デデン……
デデデデン……
ギャーンゴーン グワワァン……
♪デーーデデデデデ ジャジャジャーン ジャジャジャ デデデデン
♪デデデン デデデン デデデデデデデデデ
ってことで映画「シン・ゴジラ」を昨日やっと観に行くことができました。
封切りから1週間たってしまっているのですが、これまで観に行くスケジュールがたたずネタバレを食らわないように必至でありました。
でも、ツイッターなどでもみなさんスゲースゲーと叫ぶばかりで内容に関しては結局一切わからずじまいでした。
それが逆にこの1週間期待値が熟成されてしまいどんなものを見てもあれ?となってしまう可能性があるまずい状態でもあったのですが……
で、結論から言うと、スッゲー映画でした。
そしてみんななぜスゲースゲーとしか言わなかったのかもわかりました。
スゴイ映画なんだけれど……みんな見たほうがいいよ!!と言えるものでもないから、なんじゃないでしょうかね。
確かに構図や画面設計は今までのゴジラと明らかに違う。
それもハリウッド映画の模倣などでは無く、そして何も斬新なわけでは無く、日本の特撮怪獣映画としてこうであるべきだったと思える演出。
世間一般の映画としての評価はわからないけど、少なくとも自分にとってこのことはとてもスゴイことだと思う。
だからみんなスゲーしか言わない言えない。
これだけ長いシリーズなのだからみんなそれぞれの中の「俺ゴジラ」があるのだと思います。
その「俺ゴジラ」と庵野監督の「俺ゴジラ」がマッチしていればスゲーと叫ぶし、全然咬み合わなければオイオイとなってしまうのでしょう。
また邦画はハリウッド映画に比べて……なんて常に考えている人ならばやっぱりダメなのかもしれません。
アメリカで作られたゴジラはもしこんな巨大生物が実在して襲いかかってきたら……というリアルを突き詰めた映像を目指して作られたのだと思います。
だからこそエメリッヒ監督版ゴジラは大怪獣でもなんでもなくちょっと大きな恐竜程度にしかならなかったわけなんですね。
今回の「シン・ゴジラ」は目指す方向性が全く逆で、とにかく究極の”空想特撮映画”を撮りたかったんだと想像します。
「エヴァンゲリオン」を見ればこの監督がどれだけ空想特撮映画愛に溢れた人なのかがひしひしと伝わってきますものね。
「新幹線大爆破」とかの特撮がチープな映画へのオマージュがすごくて始終心のなかの笑いがとまらなかったです。
もうゴジラの決定的映画を撮ってやる!なんて気概はまったく無かったのかもしれませんね。
”俺がゴジラ映画を引き受けたらこんなに金が集まったぜー ひゃっふー! もうマスクも無く俺が顔を晒しライダージャケットにブーツを身につけて帰ってきたウルトラマンを撮った時とは大違いだ! よしアレ持って来い! アレ買ってこい! ワハハハ楽しい!楽しい!”
そんな56歳児のキャッキャした声が聞こえてきそうな映画でした。
山手線や京浜東北線、湘南新宿ライナーとカラフルなプラレールをいくつも並べ、そして建機のトミカも部屋いっぱいに広げて怪獣人形にガッシャンガッシャンぶつけていくといった幼児の遊びそのものを映像化したわけですからね。
庵野監督といえばなにかひとつの作品を生むたびに心にダメージを受けてしばらく浮上してこないといったイメージがあるのですが、今回はさすがに気が済むまで遊べてスッキリとしているんじゃないでしょうか。
もちろんなんのソースもないただの想像ですが……
そしてぼくにとってゴジラ映画といえばむしろこちらが主役!な自衛隊ですが……
長く書いてしまいそうなのでまた今度。
もう1度位は見てからにしようと思います。
そのころにはネタバレ書いても大丈夫でしょうし。
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2016年8月5日 日本 14:10 (UTC 5:10)
デデン……
デデデデン……
ギャーンゴーン グワワァン……
♪デーーデデデデデ ジャジャジャーン ジャジャジャ デデデデン
♪デデデン デデデン デデデデデデデデデ
ってことで映画「シン・ゴジラ」を昨日やっと観に行くことができました。
封切りから1週間たってしまっているのですが、これまで観に行くスケジュールがたたずネタバレを食らわないように必至でありました。
でも、ツイッターなどでもみなさんスゲースゲーと叫ぶばかりで内容に関しては結局一切わからずじまいでした。
それが逆にこの1週間期待値が熟成されてしまいどんなものを見てもあれ?となってしまう可能性があるまずい状態でもあったのですが……
で、結論から言うと、スッゲー映画でした。
そしてみんななぜスゲースゲーとしか言わなかったのかもわかりました。
スゴイ映画なんだけれど……みんな見たほうがいいよ!!と言えるものでもないから、なんじゃないでしょうかね。
確かに構図や画面設計は今までのゴジラと明らかに違う。
それもハリウッド映画の模倣などでは無く、そして何も斬新なわけでは無く、日本の特撮怪獣映画としてこうであるべきだったと思える演出。
世間一般の映画としての評価はわからないけど、少なくとも自分にとってこのことはとてもスゴイことだと思う。
だからみんなスゲーしか言わない言えない。
これだけ長いシリーズなのだからみんなそれぞれの中の「俺ゴジラ」があるのだと思います。
その「俺ゴジラ」と庵野監督の「俺ゴジラ」がマッチしていればスゲーと叫ぶし、全然咬み合わなければオイオイとなってしまうのでしょう。
また邦画はハリウッド映画に比べて……なんて常に考えている人ならばやっぱりダメなのかもしれません。
アメリカで作られたゴジラはもしこんな巨大生物が実在して襲いかかってきたら……というリアルを突き詰めた映像を目指して作られたのだと思います。
だからこそエメリッヒ監督版ゴジラは大怪獣でもなんでもなくちょっと大きな恐竜程度にしかならなかったわけなんですね。
今回の「シン・ゴジラ」は目指す方向性が全く逆で、とにかく究極の”空想特撮映画”を撮りたかったんだと想像します。
「エヴァンゲリオン」を見ればこの監督がどれだけ空想特撮映画愛に溢れた人なのかがひしひしと伝わってきますものね。
「新幹線大爆破」とかの特撮がチープな映画へのオマージュがすごくて始終心のなかの笑いがとまらなかったです。
もうゴジラの決定的映画を撮ってやる!なんて気概はまったく無かったのかもしれませんね。
”俺がゴジラ映画を引き受けたらこんなに金が集まったぜー ひゃっふー! もうマスクも無く俺が顔を晒しライダージャケットにブーツを身につけて帰ってきたウルトラマンを撮った時とは大違いだ! よしアレ持って来い! アレ買ってこい! ワハハハ楽しい!楽しい!”
そんな56歳児のキャッキャした声が聞こえてきそうな映画でした。
山手線や京浜東北線、湘南新宿ライナーとカラフルなプラレールをいくつも並べ、そして建機のトミカも部屋いっぱいに広げて怪獣人形にガッシャンガッシャンぶつけていくといった幼児の遊びそのものを映像化したわけですからね。
庵野監督といえばなにかひとつの作品を生むたびに心にダメージを受けてしばらく浮上してこないといったイメージがあるのですが、今回はさすがに気が済むまで遊べてスッキリとしているんじゃないでしょうか。
もちろんなんのソースもないただの想像ですが……
そしてぼくにとってゴジラ映画といえばむしろこちらが主役!な自衛隊ですが……
長く書いてしまいそうなのでまた今度。
もう1度位は見てからにしようと思います。
そのころにはネタバレ書いても大丈夫でしょうし。
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