三が日ともに出勤なうえに一昨年の大晦日はμ’s出場で大いに興奮した紅白も今回はまたもとに戻り見ずじまい。
そのためにイマイチお正月感が希薄だったのですがこの行事があると新年が明けたことを実感します。
「平成29年 第1空挺団降下訓練始め」を見てきました。
でも今年の天気予報は午後から雨でしかも最高気温7℃どまりの極寒。
それなのに早朝6時に家を出て裏門前行列についたのが6時25分。
あまりに寒いので自転車を止め妻に車で送ってもらうという新年早々のヘタレっぷり。
ゲートが開くのが8時30分で、降下始め開始が11時。
なかなかに厳しい戦いになりそうだ。
この行列が雪中行軍死の彷徨にならなければよいのですが。
今回自分に課したテーマは写真を取る時のシャッタースピードをオートにはせず1/160以下縛りです。
3年前のときには
AH64D「アパッチロングボウ」のちょーかっちょいい写真が撮れたのですがローターがほぼ止まっちゃっています。
これではヘリ写真としてはいただけない。
なので今回はちゃんとローターが回っている写真を撮る。
低シャッター速度だとそれだけ失敗もするけれどそこは数撃ちゃ当たるで。
時間通り8時30分開門。
自衛隊のイベントは時間がきっちりなところが好きです。
最低気温2℃のわりには案外過ごせたな……
と思ったのは大間違いでした。
ここからがきつかった。
ゲート前では無風だったのがここ枯れっ原では風が吹き抜け体の芯から冷えていきます。
買ってきた出店の焼きそばも速攻冷却です。
耐えに耐えたそれからの2時間半。
ようやく始まりました今年の降下訓練始め。
川崎C1輸送機かっこかわいいー!!
新型のC2はいつになるのかな?
天気はともかくこの霞かかった空気は良くないなぁ……
今回は写真を撮るには最悪のコンディションですね。
C130からもぴょーん。
花が咲く。
つくづく青空だったらもっといいのに。
CH47Jチヌークに乗って若宮防衛副大臣が到着。
なんだ、稲田さんじゃないのか。
他にも3機のチヌークで要人の方々が次々に降りてきます。
分乗しているのは万が一の時のため?
離陸していくチヌーク写真、ローターも回っているしアンコリピッカリの瞬間も撮れたし強烈なダウンウォッシュで砂埃も巻き上がりチヌークらしさも出てで今日の1枚はこれかな。
若干ボケているのはもう霞がどうしようもないね。
でかい!音が凄い!かっこいい!
早くから並んだおかげでなかなか良い場所をゲットできたのですが枯葉がバシバシ飛んできて痛い。
重そうな装備を着けた空挺のみなさんを乗せるためにチヌーク乗員が踏み台を用意したのですが屈強なこの方たちは誰一人としてこれを使わずひょいっと大きな一段を乗り越えていきました。
まだまだ現役UH1J「イロコイ」(というよりヒューイと呼ばれているのかな?)
UH1というとどうしてもワーグナーの「ワルキューレ騎行」が脳内に鳴り響きますがさすがに日の丸だと合わないな。
ラペリングするする。
パラシュート降下は怖そうだけどこれなら……と思っちゃいますが実際機上から見たらかなりの高さなんだろうね。
チヌークが高機動車と122mm迫撃砲をスリングしてきました。
それを降ろして
即座に射撃体制を展開。
陸兵が次々と投入されてきます。
上空から支援するためにAH1Jコブラが突っ込んできました。
その2機のコブラを阻止するAH64Dアパッチロングボウ。
今回はシナリオではなく赤青に分かれての実戦形式です。
小銃から出るビームで当たり判定をするというハイテク訓練なのですがどうしても「ゲームか?」といった思いがよぎります。
迫撃砲もコンピュータが着弾位置を計算して被害判定を行うそうです。
ヘリは訓練弾すら搭載しておらずロケット弾のところがすっからかんで穴がいっぱい。
ローターを回すことを気にしてシャッター速度を遅くしすぎてローターが消えちゃった。
難しい……
陸兵が突入していき戦闘訓練展示は終了。
で、結局赤チームか青チームかどちらが勝ったのかは聴き逃しました。
今回は10式戦車や87式自走対空砲、P3C哨戒機の参加も無し。
新型の16式機動戦闘車の参加を期待したんだけどな。
その上戦闘ヘリの高機動も無くいささか地味な印象でした。
わが国の周辺状況がきな臭くなりつつあるので以前のような観客に見せる用アトラクション的演出を排したということなんですかね?
最後のプログラムは高高度からの自由降下。
航空自衛隊救難団のUH60Jも参加です。
スカイツリーのてっぺんを走る新幹線からの飛び降りに相当するとのこと。
このパラシュートは酸素マスク着用で1万フィートからの降下ができるそうです。
その場合はなんと東京からここ習志野までパラシュートで飛行できる性能を持っているとのことです。
スッげー!
フィナーレは参加ヘリ部隊がご挨拶。
霞んでいなければちょーかっちょいい2ショットなのに……
そのままコブラは立川、アパッチロングボウは宇都宮へと帰って行きました。
来年はどうなるのかな?
また暴れん坊アパッチを見せて欲しいな。
その間にも寡黙に空を睨むPAC3のフェイズドアレイレーダーはもちろん展示では無く実戦状態。
歩いていると後ろから突然肩をたたかれ振り向くと
さすがにびっくりして声をあげてしまいました。
千葉地本さんの「千葉衛(まもる)」くんがシールをくれました。
地本ブースでカレンダーももらえた。
「お子さんを自衛隊へどうぞよろしく」ってお願いされました。
娘自身が希望するならもちろん賛成よ。
でも自衛隊の音楽隊は狭き門だよー
これを見るたびに手洗いをしたくなります。
まぁ地震などの災害が起これば飽きるほどにこれを使うことになるんだろうけれど。
帰り道遠くに見えた政府専用機EC225LPが「副大臣、お迎えでごんす」
もう少しいればよかったー
もっと派手だった2014年の戦闘訓練展示はこちら
来年はてるてる坊主を作ろうっと。
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