
最終話目前のラブライブ!サンシャイン!!第2期ですが、BDがリリースされはじめました。
1本6000円以上で全7巻。
財布に厳しい道程ですが当然買うよね…………
………………
実はちょっと悩んでいました。
函館回のライブシーンで疑問に思ってしまったのもそうですが、このサンシャイン!!の監督……
ヘタクソじゃないですか?
ライブのカメラワークなんかはすごくかっこいいのは認める。
その点ではラブライブ! / μ’sのときよりも上だと思う。
だからPVとかは上手いんだよね。
現にAqoursの3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」は最高だ。
でもアニメ本編の細かな部分。
アニメに限らずそれが作られたお話である以上はどうしても”ご都合主義”な部分が出てきますよね。
でもそこをあきらかなご都合主義に見えてしまうか自然な流れに仕上がるかは監督や演出、絵コンテの腕の見せどころだと思う。
たとえばAqoursが函館に行ったエピソード。
Saint Snowを登場させるというのは営業上のオーダーだろうからこれは仕方がないことなのでしょう。
Saint Snowが北海道のスクールアイドルであることは第1期のころから発表されていた。
だからAqoursが行くかSaint Snowが来るかしなければいけないのですが……
なぜラブライブ!運営からの招待でAqoursが北海道に行くことになったん?
現時点ではたかが地方大会突破グループでしかないのに。
μ’sがNYに行ったのはあくまで全国大会優勝グループ。
つまり国を代表するスクールアイドルだからなのであって、全員の渡航費や宿泊費を全額運営が出してまでAqoursを北海道に招待する必然がまったく描かれていない。
だからすごく突然に見えるし不自然にも見えてしまう。
特別裕福ではなくごく普通の家庭の子に見えるSaint SnowのふたりがいきなりAqoursに会いに静岡・沼津にやってくる。
たまたま入った喫茶店がSaint Snow姉妹の家だった。
神田明神さま境内に行ったらSaint Snowがいた。
浦の星女学院の全生徒たちがAqoursを応援する。
廃校が決定いてしまったけれど頑張ってきたAqoursにお礼をいう。
それらすべてがなんの前フリもなく突然すぎる。
Aqours9人以外の人たちもそれぞれの生活があり、たまたまAqoursとの接点の瞬間だけをカメラに切り取られている……そんな描写が皆無でまるで他の人たちは普段はスイッチが切られていてドラマの出番が来た時にだけ起動させられて3.2.1.CUEで動き出す……
そんな感じがしちゃうですよ。
ASIMOやPepperの電源が落とされている姿を見たことはある?
ぼくにはAqours9人以外の人物すべてにその姿が重なって見えてしまうのです。
ラブライブ!の監督はそこはもっと上手かったよ。
穂乃果.ことり.海未3人によるμ’sの1stライブのときだって実はそれぞれお互いは認識していなくても誰もいないかに見えた講堂にすでに9人は集まっていた……というシーンでもご都合主義的演出なんかにはならなく”運命に引き寄せられた”ように見える。
これをサンシャイン!!の監督が描いたらどう見えるんだろうね。
ラブライブ!が好きなんだよ!
ラブライブ!サンシャイン!!が好きなんだよ!
だから!
もっとグイグイ来て欲しいんだよ!

