昨日のニュースでは海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦でF35B戦闘機を運用できるように改修する検討を政府が入ったとの報道がありました。
そして今朝のニューストップラインでは「空母いずも」の文字が溢れかえっていますね。
まぁ自衛隊が現行法である限りは「空母」では無く「護衛艦」なんだろうけどな、他国からの認識はともかくとして……というのは置いといて……
現在日本が保有するヘリコプター搭載型護衛艦（DDH)は「ひゅうが」「いせ」「いずも」「かが」の4隻。
「ひゅうが」「いせ」は全長200ｍをわずかに切ってしまうのでやはり固定翼機を運用するには小さなことは否めない。
と、なれば248ｍの「いずも」「かが」の2艦ということになるのでしょう。
ぼくはこんな趣味を持ってはいてもそれなりには世界情勢や近隣諸国との関係などを無視できるほどパーでないつもりですし、何と言っても娘を持つ父親です。
それに「戦争」の2文字を見ただけでアレルギー反応的に考えることをすべて拒否してしまう人たちは知ることが無いようなこれまでも今現在も世界中のあちこちで起きている惨劇についても多少なりとも知識があったりもします。
だからそんな何も考えずに「反戦」を唱えている人たちよりもずっと「反戦」の心は強いつもりです。
けれども対話は当然一番大事だけれどもやはりそれだけではすべて上手くいくとは思えず努力叶わず決裂し最悪の方向に進んでしまったときのための自衛能力はあればあるほど安心だと考えるし、実際あれだけお題目を唱える社民党本部の前にもガードマンはいるわけだしお寺を守る金剛力士像だって武器を持っているし…………などなどというわけでやはり強い自衛隊は絶対必要だと思っています。
それでもやはりこの「いずも型」を固定翼戦闘機運用艦にするという発表はでっかいネタがきたなーと驚きましたね。
この点は1番艦のいずもが進水する前から言われていたことですし「いせ」のプラモなんかではF35Bが付属していたりもします。
でもみんな半分はネタだと思っていたし改修するよりも新造艦を作ったほうが安いんじゃないの？とも言われもしてきました。
10機搭載できるといってもそれが常にフル稼働させるのは難しい話だしやはり248ｍじゃちょっと小さい気もしますしね。
F35Bが垂直離着陸機だといっても燃料消費や武装搭載量を考えると垂直離陸は現実的ではなく所謂スキージャンプ台と言われる滑走デッキは必要となるのでしょう。
艦首いっぱいにスキージャンプ台が載っかるのか……と考えるとあれだけスマートな美人がひどく崩れてしまうなというのが率直な感想です。
コミック「空母いぶき」ではいずも型のヘリパッド部前端をジャンプ台にしていたけれど（描写があまりに適当で2巻以降は読んでいないのでその後もそのままなのかは知らない）やはりそれでは短すぎるでしょうから英海軍のクイーンエリザベス級空母のようなシルエットなのではないかと予想しています。
うーん……
醜い！
あれだけ美人なのに……もったいない……
やっぱり新造艦……作らない？
「専守防衛」議論では自衛隊が空母を持つ、ということよりも開発計画中のF35Aから発射できる巡航ミサイルの運用能力をこの新生いずも/かがに載るF35Bが持っているのか？のほうが重要じゃない？
まぁこの巡航ミサイルこそが戦闘機搭載型護衛艦とのセットで計画されていたということなのかもね。
ま、あくまで「検討」するって発表があっただけなんだけどね。
先日防衛大臣がイギリスで空母クイーンエリザベス見てきたことだし。
ってか「空母」って言うからなんだか米海軍のロナルド・レーガンなどニミッツ級みたいなのを想像しちゃうから問題になるんだよ。
「航空母艦」……って聞けば"ああ、飛行機やヘリを海の上で飛ばすんだしそりゃ母艦も必要だよな"って気がしてこない？
だめ？？
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