先日、小惑星探査機はやぶさ2が二度目のタッチダウンを行い無事ミッションを完遂したようです。
爆薬で加速させた衝突体を小惑星Ryuguにぶつけ、飛散した内部物質を採取するという人類史上初のミッション。
実際にその物質が採れているかどうかはカプセルを回収し、開けてみるまではわからないのですが、きっとうまくいっているはず。
我が家3人の名も刻まれたターゲットマーカーもRyuguに落としてくれたし、あとは無事に計画通りに帰還してくれるのを祈るばかりです。
そんな科学的冒険に触発されてか、録画してあったアニメ「宇宙よりも遠い場所」を見返しました。
全編泣ける要素に詰まったこのアニメですが、やはり一番の泣きところは第9話。
何度もラミング航行を繰り返し元砕氷艦しらせ現砕氷船ペンギン饅頭号が氷塊を割り少しづつ南極に進んでいくシーン。
敗戦国となり発言権のなかった日本が南極探査に加わったものの欧米諸国からいやがらせとも思える扱いうけた事。
しかしそんな状況にも負けなかった日本。
それに重なるように周囲にバカにされながらも南極へ行く夢を諦めなかった主人公たち。
民間に委譲され、資金難にあえぎ何度も中止に追い込まれそうになりながらもたどり着こうとしているプロジェクト。
それらの思いがひとつになり叫ばれたセリフ「ざまぁみろ!」
罵詈雑言に類する汚い言葉であるはずのこの「ざまぁみろ」がなんと素晴らしいセリフに聞こえることか。
国際宇宙ステーション(ISS)計画においても日本の実験棟「きぼう」は進行方向最前に配置されています。
一見そこは一等地に見えるのですが、最前故に一番デブリが衝突するであろう場所です。
本当の所どうなのかはわかりませんが、やはりISS計画において後発の日本には発言権も決定権も与えられずこの過酷な場所が充てがわれたなんていう話もあるほどです。
それでもそんなことには負けずに装甲化したきぼうは着実に成果を上げていき、ISS唯一の外部に露出し機体内では不可能な数多くの実験をこなすことができるバルコニー状の曝露パレットを有するきぼうは今やISSにとってなくてはならないモジュールとなっています。
全世界が驚いた初代はやぶさの打ち上げを行った内之浦宇宙観測所のみすぼらしさに驚いたNASA職員も上げていた実績に「ボロを纏ったマリリン・モンロー」と言ったそうです。
そしてこのはやぶさ2も中止の危機に晒されていました。
科学技術とそこから得られる何にも代えがたい財産を理解する能力が無くただ目先しか見えていない時の政権によって予算を大幅に縮小されてしまったこのはやぶさ2プロジェクト。
事業仕分けの名のもとに悪政の犠牲になってしまった日本の科学分野。
それでも負けずに打ち上げにこぎ着けたはやぶさ2。
次々と成果を出していくはやぶさ2
きっとはやぶさ2は声を大にして叫びたいに違いありません。
「ざまぁみろ!!!!」と
この成果をして「なんだ、やはり少ない予算でもできるじゃないか」と考えてしまうのは愚かなことでしょう。
未知に挑み、予行練習ができない一点物である宇宙開発研究分野では冗長性をもたせるために余裕ある予算を与えてこそ確実な成果がでるのですから。
日本の誇るべき分野を潰そうとしたその政党は結局自分たちが潰れて無くなってしまいましたがプークスw
ってこんなこと参院選公示後に書いたら罰せれゃうかな。
大丈夫だよね、もうその名の政党は無いはずだから、国民…… 立憲……ナニソレプークスクスクス
途中から話が変わってるわかってます。
後半ただただ怒りに任せて書いています。
ともあれはやぶさ2おめでとう!
プロジェクトの関係者の方々ありがとうございます!!
はぁ……落ち着いた。