秋葉原電気街の端、昌平橋そばに架かる「松住町架道橋」がメンテナンス工事中です。
まだここ秋葉原がオタクカルチャーの地になるどころか電気街ですらなかった時代、戦前の昭和7年から姿を変えていない87歳になる大先輩です。
現在の工学テクノロジーレベルから見ればあまりに無骨で仰々しい作りですが市電軌道も敷設された昌平橋交差点を途中の支柱無しで総武線を渡す為には当時としては画期的でチャレンジングなプロジェクトだったのかも知れません。
御茶ノ水駅を出るとすぐに33‰という急勾配を登り切り、すぐに神田川を渡る神田川橋梁、そして支柱一本で連なる松住町架道橋を経て山手線・京浜東北線ホームの直上に建てられた秋葉原駅に達するという総武線きっての名所とも言えるここを支え続けてきたおじいちゃん。
でも旧国電車両や101系、103系といった鋼鉄製車体支えてきた彼らに言わせれば現在のE231なんて青っちょろいガリガリ坊やなのかもしれませんね。
その名の松住町は外神田と町名を変え東京大空襲も生き残り、茶色から黄色そして銀色と何代もの総武線車両を渡し、目まぐるしく変わり行く秋葉原の街を眺めながら通学する穂乃果ちゃんたちを見守り続ける大先輩な松住町架道橋。
まだまだ若い者には負けんよと再塗装され綺麗になった姿を早く見たいものです。
キレてるよ!
ナイスバルク!
眠らない夜もあっただろう!
肩に小ちゃい総武線乗せてんのかい!