ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

宮崎県西臼杵郡高千穂町にある観光名所の高千穂峡は、深いV字谷でした

2016年04月06日 | 旅行
 宮崎県西臼杵郡高千穂町にある観光名所の高千穂峡に行ってきました。一度は行ってみたいと考えていたからです。

 高千穂峡(たかちほきょう)は、高千穂町三田井を流れる五ヶ瀬川にある、かなり深いV字の峡谷です。国の名勝・天然記念物に指定されています。高さ80メートルから100メートルのV字の断崖が約7キロメートルにわたって続きます。

 観光写真でよく見る真名井の滝(まないのたき)です。高千穂峡の川幅が狭まった部分に流れ落ちる滝で、絵になります。





 高千穂峡の川幅が狭まった部分は暗い半面、背後のボート乗り場がある瀬は陽が当たる明るい場所であるために、撮影条件が難しい場所でした。

 この高千穂峡は本当はボートに乗って、川の上から眺めたかったのですが、平日にもかかわらず、多くの方がボート乗り場で待っていましたので、すぐに諦めました。

 真名井の滝自身は、すぐ近くの上部の崖から流れ落ちている滝(玉垂の滝)の水を、いったん蓄えている池が水源です。この数個の池ではチョウザメなどを育てており、その数個の池の水を導いて、その出口からの放水が、真名井の滝になっています。



 高千穂峡には、マガモやアヒルが住み着いているようで、ボートの近くを泳いでいます(たぶん、観光客がエサを与えているようです)。





 深いV字谷の岩場を歩く歩道はあまり幅が広くありません。観光バスなどでいらした団体の方が来ると、すれ違いに苦労します。岩場のアップ・ダウンはご高齢の観光客にはきつそうでした。



 この高千穂峡は、数億年前に旧阿蘇山が2回、噴火し、その時に五ヶ瀬川に溶岩(火砕流)が流れ込み、急冷されて柱状節理の岩になりました。この柱状節理の岩がもろく浸食されやすいために深いV字谷になりました。

 その柱状節理の岩があちこちに露出しています。



 深いV字谷の岩場には、さまざまな野草が咲いています。薄い紫色のアブラナ科のオオアラセイトウが群生しています。



 オオアラセイトウの別名は、ショカツサイ、ムラサキハナナです。

 高千穂町のサクラ(ソメイショシ以外の種類も多数)が少し満開を過ぎた花見の時期で、多くの観光客が来ていました。

 このV字谷の上部は深い森になり、緑に覆われています。当然、多くの野鳥がいそうです。ウグイスやシジュウカラなどの鳴き声を耳にしました。

 

熊本県阿蘇郡高森町の高森峠にある桜の名所の千本桜も見に行って来ました

2016年04月06日 | 旅行
 熊本県阿蘇郡高森町の高森峠にある桜の名所の“千本桜”も見に行って来ました。

 高森峠に向かう道は、通称“九十九曲がり”と呼ばれている、くねくね道の山道です。そのくねくね道の山道には、ソメイヨシノやヤマザクラなどのサクラの木が約6000本植えられているそうです。

 実際に数種類のサクラの木が植えられていました。



 このくねくね道の山道の斜面に植えられた桜並木は、熊本県下有数のサクラの名所の一つとの“うたい文句”です。

 下側の農村地帯から高森峠を越す最高地点までは、標高差が150メートルあるために、サクラの開花が次第に上って行き、比較的長期にわったってサクラの花を楽しむことができるそうです。



 今回は、その中腹部までのサクラの木が開花していました。









 この高森峠の頂上からは、高森町の中の農村地帯である平野部の高森町主要部(商業施設が集約されています)が一望できます。



 さらに、この北側部分の背後には、阿蘇五岳が一望できるとのことでしたが、あいにくの小雨模様の曇り空で、阿蘇五岳は霧の中でした。
 
 この桜の名所“千本桜”のくねくね道を上がりきると、高森峠にでます。現在は、その後にできた国道のいい道に合流し、高森峠を越します。この国道325号は、少しだけ隣町の山都町を通り抜け、宮崎県の高千穂町に抜けていきます。あまりアップダウンがない快適な山岳道路です。
 
 この国道325号は、熊本県と宮崎県を結ぶ主要国道です。ただし、人家・集落が限られている、この山間部では“限界集落”ができ始めているのではないかと想像して通過しました。