「東北リサイクル拠点提言」のご連絡をいただきました

　公的な研究開発機関の物質・材料研究機構（NIMS、つくば市）の元素戦略統括グループ長の方から、東日本大震災の被災地を「東北リサイクル拠点」として復興拠点にするとのご提言の連絡をいただきまいした。

　この「東北リサイクル拠点提言」の提案者は、物質・材料研究機構の元素戦略統括グループを率いる原田幸明さんです。原田さんは、日本で使われている自動車や電機製品、日用製品などの部品に使われてるレアメタルの総量は、今後必要な資源量に匹敵するという「都市鉱山」説を提唱された方です。

　その原田さんは、社団法人未踏加工技術協会のエコマテリアルフォーラムの代表として「東北リサイクル拠点提言」を提唱されました。「『金属資源の再生活用促進でアウトプットの見える被災物処理を』と題する東北でのリサイクル拠点としての選別所設置の提案を行っております」とのことです。



　ご連絡いただいた文面によると「被災した家電製品などに含まれる10億円相当の有価金属のリサイクルへの流れを造り、東北の活力源のひとつにして行こうというものです」だそうです。

　そして「いまこそ、『知っていることを知らせる』『持っている技術を繋ぐ』『必要な知恵を集める』の実践が必要な時期だと思っております」とのことです。まさに、おっしゃる通りです。