今、収穫をしているわさび田、”庵ノ入(あんのいり)”は
山の一番奥にあります。
運搬用モノレールに収穫したわさびを載せて、山を下る父ちゃん。
緑に染まる山の中を降りていく姿は、景色に溶け込んでいます。
山のように積んだ荷物は重く、バランスを崩すと
荷物もろとも川へ落ちてしまうので、細心の注意が必要です。
川沿いを進みながら、途中、いくつもの小さな滝や橋を渡っていく…。
人工的に作られたジェットコースターよりずっと迫力満点です。
一方、母ちゃんは行きも帰りもひたすら山道を歩いていきます。
毎朝のように斜度のキツイ上り坂を歩くのは、まるでトレーニング。
野生のシカやイノシシ、ノウサギやリスに遭遇するのは日常的で、
この時期はヘビと出会う事も…。
じぃじやばぁばが若かりし頃は、山奥のわさび田の周りまで田んぼが広がり、
炭焼きによって山の循環が守られていました。
今では田んぼの名残の苔むした石垣があるだけ。
植林されたスギやヒノキがうっそうと茂り、
大雨による倒木や土砂崩れが起こり、年々、山道は酷い状態になっています。
そんな山で働く毎日。
わさび農家にとっては当たり前の日常なのですが、
都会育ちの母ちゃんにとっては今でも新鮮な体験です。
今やすっかり肉体労働者。
今日もわさび田へ出勤です。
母ちゃん
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