
6月の風、なんて優しく心地よいのでしょう。
忙しい春を越え、夫が退院してひと月が経ちました。わさびの収穫、出荷、採種とこなしつつ、その間、夏野菜を植え、長葱や里芋も遅ればせながら植え付け、ニンニクも収穫して、そろそろ梅仕事の出番。日常を取り戻しつつ、腕や腰が痛んだり、体の疲れもやってきて、そして「もし運悪く夫が生命を落としていたら…」と今更ながら恐ろしさが押し寄せて泣けてきたり…。
疲れは遅れてやってくる。無我夢中すぎて、疲れも感情も通り越していたのだと気づきました。

ちょうど庭のジューンベリーが色づき、お世話になっている方々に届けたり、橙ピールで久しぶりにケーキを焼いてこれまた食べていただいたり、「会いたい、作りたい」とゆっくり自分のやりたいことが蘇ってきて…。山から湧き出る水の音を聴きながらぼーとしたり、鶏と戯れながら畑を耕したり、収穫した果樹でジャムや果樹酒を作ったり、保存食を作りまくったり、この山暮らしが心底好きなんだなぁと再認識しています。



生命の尊さ、日常の尊さ、人の情けの尊さ、自分の尊さ、ひとつひとつ再確認しながら、過ごしていきたいと思っています。
と言いつつ今日はひと雨降る前に、これまた遅ればせながらの葉物の種子蒔き。ダッシュです!
母ちゃん
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