わさびは山の清流で栽培しますが、秋から翌年の春まで
ビニールハウスで苗を育てます。
わさびは水の中で育つくせに、ハウスの中では水に弱く
湿度が高いとすぐに根腐れや病気になってしまうので
日頃の管理には随分と気を使います。
昨年秋に種蒔きをしたわさびは、土壌改良の甲斐あって今年は
きれいで丈夫な苗ができました。
春になったと言ってもまだまだ山のわさび田は寒いです。
収穫を終えたわさび田はエンジンポンプを使って砂の層に
溜まった泥を洗い流し、均一に水が流れるよう整地してから
苗を植えつけます。
ポカポカのビニーハウスで育った苗はいきなり極寒の
わさび田へ、しかも冷たい水の中へ、、、
あまりの環境の違いに萎縮してしまうと思いきや
まるで水を得た魚の如く、どんどん砂の中に根を張り
春の柔らかい日差しを受けて新芽を出し、わずか数日で
活着してしまいます。
これから1年かけて自然の恵みをいっぱい受けながら
新芽を伸ばしては古い葉を脱落させる新陳代謝を繰り返し
立派なわさび(根茎)に育っていきます。
父ちゃん
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