2019年11月2日 年に一度の特別公開、通常の見学では見ることが出来ない施設も公開し
最新の研究内容を分かり易く紹介します、 毎年大勢の人が訪れスタッフとの交流を通じて
普段見ることのできない宇宙科学研究所の活動に親しんでいます、 とニュースで知って出掛けた
一度、JAXA相模原キャンパスを見学したいと思っていたので、チャンス~チャンス~と
HPで特別公開の内容やアクセスを調べて大凡の見当をつけて出掛けた
正門には、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 と出ていた
多くの人の後に続いて正門を入ると、特別公開のパンフレットを頂いた
すばらしい緑あふれる樹木に囲まれた所内に入って行くと
第一会場~第八会場まであり、会場マップに詳しく出ている
公開イベントの中の興味のあるタイトルに目印をしておいたのが役立った
最初に第1会場へ行く途中に巨大なロケットが展示されている
子供たちはロケットのまわりで大はしゃぎ~ 多くの人は皆さん撮影していく
M-3SⅡロケットの原寸大模型で、そばに説明版があった
第1会場の建物に入ると既に多くの人で混雑している
ロケットについて見学しようと思ったが、展示でなくて講演らしい
写真撮影コーナーの文字が目に入り近づくと電波を電気に変換してLEDを光らせよう~
テレビのリモコンのような物を持ってあてるとIEDが点灯するので子供たちが遊んでいた
そばに「電機は宇宙で作る時代に」と書かれている・・・なになにと近づく
太陽発電衛星を宇宙に建設し、宇宙で太陽発電し、日本へ電波を利用して電気を送り、
日本の地上で電波を受信し電気に変換するという巨大な構想の研究らしい
上の図は、折りたたんだ巨大発送電パネルをロケットで打ち上げ様子が書かれている
こんなとてつもない計画の実現には「3つの技術」の研究が必要で
① 電気を無線で送り、電気に戻す
② 宇宙で大規模な太陽光発電を行う
③ 太陽発電衛星を宇宙に建設する
こんな計画が実現すれば、化石燃料を使った発電所は不要になり
また問題化されている原子力発電所も不要になる という上手い話だ
とてつもない遠い将来に向けて研究が行われているという
現在100万キロワット級の研究開発が行われていて、このメリットが書かれている
宇宙空間でマイクロ波を利用して電気を送れることが実証できた
これが最初の画像の電波でLEDを点灯させよう とのモデルだそうだ
無線給電化が可能になったとのJAXAからのトピックスにある
このコーナーでの若い説明員によると、この計画は可能になったとしても
金額的に採算が合うかどうかが問題では・・・と話していた
しかし立派な筋道のある夢のような世界の話に見入ってしまった
再使用ロケットのコーナーで、ロケットの内部が見える実機が展示されていた
再使用ロケットは宇宙を身近にしてくれる未来の乗り物です
第1会場では他に人工衛星の熱制御技術やヒートパイプ等々展示説明されていた
第6会場に入ると、はやぶさ2について・・・
小惑星の「イトカワ」について・・・
イトカワの展示模型品も見られた(実物は20μmでホコリ位の大きさ)
第5会場で「宇宙誕生に迫る」、「X線天文衛星が観る宇宙」、
「赤外線で探る宇宙」などのタイトルで展示説明されていた
上の写真は第5会場の3階より中庭を見下ろした
グリーンの中にテントの休憩場所がありしばし休憩した
もう疲れたから引き上げようかと思ったが、第4会場を覗いてみると
「月の縦孔・地下都市建設」の模型図で説明されていた
お月さんに穴を掘って、快適な大きな都市を建設するという
こちらも夢のまた夢のような話で、馬鹿らしくなって
引き上げることにした
沢山見て回ったが、事前にもっと詳しい展示内容が解かっていれば
時間配分も出来て、もっと勉強になったと思われる
10時オープンを待って入るくらいで来ないと時間不足となる
しかし小さなお子様連れや中には乳母車の方も居たり
まったくお祭り見物に来たのかと思われた
2019、11、2 撮影 JAXA 相模原キャンパスにて
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