四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ カツラの黄葉 マユミの実裂開 クサギの赤い実 ミゾソバ カワセミ (2021/10/26)

2021年10月31日 | 花 2

「カツラ」の木の黄葉が始まった ふれあいの森「緑の見本園」の入り口にあって

この木はほのかに甘い香りがあり、落葉が積もっている所も良い香りがするそうです

「マユミ」裂開、つい最近までピンクの実だったのが裂開して赤い種が顔を出し始めた

泉の森、「クサギ」の赤い実 裂開して赤くなった萼片が遠くからでも目立ちます

泉の森、湿生植物園の「ミゾソバ」開花していなくてピンクの蕾でした

「白色ミゾソバ」 開花しているのを見付けました

「タイワンホトトギス」泉の森の緑の架け橋の袂に沢山咲いていた

ふれあいの森の梅園の垣根で見つけた「チャノキ」の花、ツバキの花に似ているが丸く

下向きに咲く、名前の通り新葉の芽先2~3枚を茶葉にし、緑茶や紅茶などの茶に加工して

飲用される ツバキ科常緑低木、中国原産、花は晩秋(10~11月)頃、白い5弁花

多数の雄しべが付き、雌しべは1個、花柱は上部で3裂する

チャノキは自家不結実性植物で自家受粉の確率は低い 果実は蒴果で2cm程熟すと3裂する

泉の森 しらかしの池でカモさん達を眺めていたら、カワセミ君が飛んで来て

ポーズをとってくれた チャンス~チャンス~ 

 

 

 


・ ゲンノショウコ 花から種子散布まで (2021/10/26))

2021年10月29日 | 花 1

「ゲンノショウコ」(現の証拠)、小さい白色の可愛い花~ゲンノショウコ~

草地や道端などに自生するフウロソウ科の多年草 花期は7~10月

花の右下に写っているのは若い果実です

花弁が5枚 雄しべは10本 葯は青紫色 花柱は薄緑色 柱頭は赤色で5裂

下の2個は若い果実で、果実の先に5裂の赤色の柱頭が残っている

花も小さいが果実は更に小さく、探すには花の先には果実が出来ている

果実の基部が膨らみ5ケの種子が入っています

果実、種子や萼、茎にも腺毛が生えています

種鞘が大きくなっています 茎の上には萼、種子、鞘の順です

1本の茎から枝分かれして2本の果実が出来ています

熟すと種を抱き込んだまま果実が裂けてめくれ上がります

またこの様子がお神輿の飾りのようで、別名「ミコシグサ」とも呼ばれているそうです

少し上からの眺めです、5ケのお神輿の飾りが見えます

花柱(果実)が下から裂開して反り返って種子を弾き飛ばします

種の旅立ちの観点から、実や種に仕掛けをして自ら動いて種を飛ばす自動散布の

仕組みには、乾湿運動と膨圧運動の二つに分けられ、 乾湿運動とはセルロース

などの植物繊維が乾くと縮む性質利用して飛ばす仕組みです

これにはゲンノショウコ、タチツボスミレやカラスノエンドウなどがある

小さな植物が子孫繫栄の為の技には感心させられる

 

 

 


・瀬谷本郷公園 ニシキギ & センダンの実  (2021/10/23)

2021年10月27日 | 花 2

前稿の続きです

爽やかな秋晴れ~瀬谷本郷公園で散歩します

中央口より入り桜並木に沿って、秋の樹木を楽しみながらグリーン広場へ向かいます

ニシキギの赤い実が裂開してオレンジ色の種が顔を出しています

ニシキギは枝の周囲にコルク質の風変わりな翼が出来るのが特徴です

赤味の強い紅葉が始まっていました

レストハウスの右手に「センダン」の木が全面黄色く輝いているのが見えた 

木を見上げると、黄色い栴檀(センダン)の実が沢山ぶら下がっている

落ちている実を拾ってみるととても硬い、実はヒヨドリなどの野鳥は好んで

食べるが、人間の食用にはならない 硬い種子は数珠に利用される

「栴檀は双葉より芳しい」の故事の栴檀は熱帯アジア産のビャクシン(白檀)で、

栴檀の枝葉には香りは無い 花は5~6月に咲く、2cm程の薄紫色の小さな花が

咲き木全体が紫色に見えるそうだ 花の頃に見てみたいなぁ~

管理棟の前の「アキニレ」は紅葉が進んでいた 木の下のテーブルで一休み

「ハコネウツギ」の木を眺めると、淡いピンク色の花が咲いている

6月頃に咲いていたが、新しい枝に咲いたのか、それとも狂い咲きか?

すぐ隣には白い花が咲いている この木にはピンク色と白色の花が咲いている

管理棟の前の花壇に「アルストロメリア」が沢山咲いている

ユリのような可憐さのある人気の花だそうで、南米原産の球根多年草

名札には、ヨコハマウエキ 準オリジナル商品と書かれていた

 

 

 


・ 天王森泉公園 シャクチリソバ、セキヤノアキチョウジ  (2021/10/20)

2021年10月24日 | 花 1

天王森泉公園からの秋の快晴風景です 手前の田んぼは稲の刈り取り後の新芽です

天王森泉館の正面風景です 「この建物は明治44年建設された清水製糸場で、

平成9年公園整備に際して製糸場本館当時の姿を再現、「天王森泉館」と名付け

拠点施設として活用しています、横浜市認定歴史的建造物」パンフレットより

泉館正面左手より入ると、泉館の背面に位置し大きな森に囲まれた「野の花苑」

が広がり、四季を通して数々の山野草が楽しめます

野の花苑のせせらぎコーナーで、「シャクチリソバ」(赤地利蕎麦)の花を発見、

5~6mmの小さな白い花で、8ケの雄しべの葯はピンクです

タデ科の多年草、草丈50~100cm 、 花期は9~10月

花の中心部は黄色、雄しべは少し見えますが、撮影時は珍しい花とは知らず

一輪の花をアップで撮っておけば良かったですね

小さな青紫色の細長い花が沢山からまって咲いています

名前は「セキヤノアキチョウジ」(関谷の秋丁字)

ミソ科ハッカ属の多年草で日本固有種、高さ 30~90cm 花期は9~10月

トリミングして拡大しました 青紫色の2唇形の花で、長さ1.6~1.8mm 筒部が長い

名前の由来は関谷で秋に見掛ける「丁字」形であることからだそうです

次回の折には花のアップを撮っておきたいと思っています

フジバカマとキタテハ

黄色のカタバミです、道端のどこにでも咲いているそうです

カタバミ科の多年草 5弁花 花期は5~7月(10月にも咲いていました)

ハート形の3枚小葉が見分けるポイント、3枚の葉は朝に開き夕方に閉じる

花後に円柱型の蒴果が上向きに付き、熟して乾燥すると多数の種子を弾き飛ばす

カタバミの葉っぱはシュウ酸を多く含み、金属を磨くとピカピカになる

試しに汚れた10円玉を葉っぱで磨くとキレイな銅の面が現れた~なるほどネ

 

 

 


・ サクラタデ & シロバナサクラタデ   (2021/10/20)

2021年10月22日 | 花 1

淡いピンク色の小さな花~やっと見付けた可憐な花・・・

花言葉は「愛くるしい」と言われ、優雅な雰囲気を漂わせている

名前は「サクラタデ」(桜蓼):タデ科の多年草 花期は8~10月

一輪の大きさは7mmほど、小さなガラス細工のような透明感がステキ

こちらの花は枝先まで開花していてシベもきれいに顔を出している

ここは「天王森泉公園」の野の花苑の奥まった所です

幾つかの花の撮影しながらやって来ました 秋の景色に魅かれて公園へ

来ましたが、この園内には人は見掛ず、苑内のお花の手入れをしている方

だけでとても静かな場所です そしてこのサクラタデを見付けました

サクラタデの咲いている場所が湿地の斜面で、足元は泥地、更に手持ち

撮影で小さな花はちと厳しい~危うく滑ってひっくり返りそうになった

サクラタデは雌雄異株で、『雄花は雄しべが雌しべより長く、花被から突き出ている

のに対し、雌花は雌しべが雄しべより長く雄しべは花被から突き出ない』そうです

上の写真で見ると雄しべが花被より突き出ているので雄花のようです

 

次は「シロバナサクラタデ」です

やっとの思いで泥地から抜け出すと目前に「シロバナサクラタデ」が

咲いていました こちらも小さな花です

シロバナサクラタデの名札があって助かりました

タデ科の多年草 花期は8~11月 花被のサイズは4~5mmで

サクラタデより少し小さいです 草丈40~100cm でフラフラ

動くので手持ち撮影は難しい 一面真っ白でキレイですが、

やっぱりピンクのサクラタデの方が可憐ですネ

小さな花で、開花していると思しき花を撮って見ました

再生するとシベが写っているので、良かろうと引き上げたが

もっとゆっくり時間をかけて、撮影した方が良かった

でもサクラタデとシロバナサクラタデの両方を撮影できて

今日はラッキーでした

 

 

 


・ マルバコウソウ 花から実や種のできるまで (2021/10/19))

2021年10月20日 | 花 2

畑の柵や木に絡みつき、夏頃から長い間咲き続けている目立つ花

まだ花が咲いている傍には青い実や熟した実が出来ている

9月初旬に撮影した「マルバコウソウ」 この頃が一番元気そうだった

ルコウソウの仲間で葉が丸いことから名付けられた ヒルガオ科の一年草

2~5mの左巻きつる性、花期は8~10月 花の色は朱赤色 アメリカ原産

ラッパ状の小さい花を次々と咲かせ、花先は5裂開、中心部は黄色い

萼片は5枚、雄しべ5本 一日花で午後にはしぼんでしまう 花後に出来る

実は蒴果、熟すと下部が裂け種子を散布する

今日見掛けた花は、曇天の為か開き切っていないが、まだ沢山咲いていた

結実した花は枯れて落下し、小さな実が顔を出す

こちらの花も萎れて、まだシベの付いた小さな実が出来ている

小さな実は次第に大きく成長する

花の咲いている傍らに、青い実や熟した茶色の実が沢山出来ている

柵に絡んで成長したマルバコウソウ、蔓はやせ細り茶色くなっている

実が熟して今にも弾けそうだ これらの実を5~6ケ付いたままそっと採る

青い実も熟した実も大きさは5~6mm

実から種を取り出すと、大きさは2mmほどの黒い種でした

これらの沢山の種が弾かれて、翌年芽を出すので柵いっぱいに出来るわけだ

花は一日花で日毎に代わるがわる開花し、マルバコウソウはひと夏で終わる

沢山の種子が世代を引き継いでいる まるで人生の縮図を見たようだった

 

 

 


・ 泉の森 ミゾソバ 開花  (2021/10/10)

2021年10月13日 | 花 1

大和市の泉の森ではミゾソバの開花が始まっています

みどりの架け橋のある湿生植物園の小さな池の周辺ではミゾソバが群生中

至る所に蕾のミゾソバが咲いていて、ピンクの蕾もステキですが

開花した花が蕾以上に可愛らしいです

とても小さな花で、少し離れているので開花しているのを探すのが大変、

沢山の花の中から適当なのを撮って、後から開花しているのを選択しました

嘗てはマクロレンズで撮ったりもしましたが、今日はコンデジで手持ちです

花の中央に雄しべが8ケ、先端が3裂した雌しべがある

小さな花が順次開花するので、咲き揃うのは珍しいそうです

ミゾソバ (溝蕎麦) タデ科イヌタデ属の1年草 開花は7~10月

池辺や用水路など湿った所に群生する お菓子の金平糖に似ています

花の上部はピンクや淡紫色で、下部は白色の可憐な花、5枚の花が開くと

星のような形です 葉の形が牛の額に似ていることからウシノヒタイとも呼ばれる

★参考までに、ミゾソバと同一種で「オオミゾソバ」があり、葉の長さがミゾソバ4cmに比べ

オオミゾソバは12~13cmと大きい 花は全開しないで散ってしまうので閉鎖花に近い

半開状態で終わるそうだ 場所的に極めて稀にしか見られないそうです

 

 

 


・ 山下公園より赤レンガ倉庫経由して汽車道へ (2021/10/03))

2021年10月08日 | 風景

山下公園で秋バラを楽しんだ後海岸通りへ出て、青空の中

氷川丸越しにランドマーク方面を撮影する その後赤レンガ倉庫へ向かう

山下臨港線プロムナードから左の県庁、右に象の鼻を眺めながら・・・

眼下に広がるピア象の鼻や赤レンガ倉庫、嘗て夜景撮影を楽しんだ所だ

このマップは臨港線の入り口にあったのを切り抜いた 左上45度が北方角

右手の開港の丘や大さん橋、遠くにベイブリッジが見える

秋空の下で、この開港の丘から大桟橋やベイブリッジの風景を毎年撮影した

赤レンガ倉庫はイベントも無さそうだから、新港中央広場へ向かう

入口に八重のコスモスが咲いていた 八重のコスモスは初見

汽車道へのマップを切り抜いた

赤レンガ倉庫でイベントがある折は、桜木町から続くこの道は

大変な行列で混雑するが、今日は閑散として助かる

新港中央広場から赤レンガ倉庫を右に見て汽車道を目指します

万国橋の交差点より来た道を振り返る

ナビオス横浜のゲートを過ぎて、汽車道の入り口に着いた

この辺りは賑わっているようで、頭上にはYOKOHAMA AIR CABINNが走っている

汽車道の中程から青空に浮かぶランドマークタワー・・・を眺めながら

嘗て、この汽車道より見た「ピカチュウ大量発生チュウ」イベント

クィーンズスクエアで見た「ピカチュウ大行進 2018版」が大変面白かった記憶がある

面白く珍しかったことも手伝って、再度見てみたいとも思う

汽車道で振り返るとAIR CABINが連なって走っている

川向こうの北仲通り地区にはノッポのアパホテルや高層ビルが立ち並び

更に横浜市の新庁舎が出来て、すっかり景色が変わってしまった

今日は結構歩いたので疲れました コロナが収束すればいつでも

来られると思いながら桜木町駅へ向かった

 

 

 


・ 山下公園 バラ園を散策  (2021/10/03)

2021年10月07日 | 花 2

期待通りの青空の中、山下公園のバラ園へやって来ました

バラ園では人もチラホラ程度、少ないようで気にせず散策できそう

公園の様子を見る為、最初に俯瞰撮影すると開花は進んでいないように見える

南側の階段上より眺めると白いバラが目についた

開花したばかりなのかとても素敵な純白の花・・・

赤色が少ないと思っていたら、足元に素敵な真っ赤なバラが

一回りの途中で、氷川丸バックに真っ赤なバラ撮影

やわらかそうな色合いのバラ・・・今日は日差しがあって撮影が難しい

ここでも純白のバラ、氷川丸バックに撮影

赤いバラ越しのマリンタワー 

可愛いピンクのペアに魅かれて足を止める

園内全体としては、まだ早いようだ、日差しもあって汗ばんだが来た甲斐があった

思い返せば、この春3月下旬に、まだコロナの心配が少ない頃に注意しながら

枝垂れ桜の撮影に来たことを思い出した また来春も桜撮影に来れることを願っている

  次回に続きます

 

 

 


・ ハマスタから日本大通り経由して山下公園へ(2021/10/03)

2021年10月06日 | 風景

今日は快晴との予報、近場周りは飽きたし、青空に広がる風景の撮影が目的、

宣言が解除されて人出が多いかもと思いつつ、地下鉄に乗ると、車内はガラガラで

人との接触の心配は無さそうだ、しかし万全の注意をして関内駅で下車した

山下公園海岸通りの青空風景は気持ちを和やかにしてくれる 時間を戻します

ハマスタ(横浜スタジアム)入口より横浜公園を左手に見ながら日本大通りへ

スタジアムの外野スタンドが増設されてとても高い位置にある

また増設スタンドへの入り口用に大きな階段が設置されて、横浜公園が

狭く感じられる、日本庭園も見たいが今日は素通りする

日本大通りへ向かう、人も少なくイチョウ並木もまだ色は変わっていない

歩道につくられた花壇にはいろんな花が咲き誇っていた、神奈川県庁の正面です、

足元には銀杏がビックリするほど落ちていて踏みつぶされて環境には良くない

開港広場も見るものナシ、山下公園へ急ぐ

海岸通りへ入ると青空一色の中に遠くベイブリッジが霞む

見慣れた風景だが、久し振りの為か始めて見るような不思議な感覚になった

海岸通りの花壇はきれいに手入れされ、氷川丸も健在だ

振り返ると白い雲が・・・ここは横浜の玄関口、いつもきれいにされている

水の守護神の噴水は元気に吹上げている 回りはきれいなお花がいっぱい

さすが横浜の観光名所 山下公園だ、この後今日の目的の一つ、バラ園へ向かう

秋バラには少し早いかもと思いつつ・・・ 次回に続きます