シュナウザーハーブ農園

新農園で新生活。父さんがクワで耕し 私が種をまく。カラスがキジが じっと見てる。天国のマサムネとのんびり楽しもう。

団塊の世代の退職を想像してみる

2008-03-31 20:43:06 | Weblog
めったに電車で出かけることのない生活に浸っていたのに 久しぶりに電車に乗りました。夕方には混雑するから と3時ころでしたか・・・

斜め前に立つ紳士。髪は白髪混じりの七三分け 濃紺のブレザーを着て手には花束3つ。おや??どうして??

そこから推理小説は始まった。
そっか 今日は3月31日 つまり年度末。この紳士は今日をもって 長年勤めた会社を円満定年退社した。

先週末で終わりにしてもよかったのだけれど あえてこの月曜日にその記念すべき日を設定したのは この紳士のこだわり。
きっと奥様からは「わざわざ 月曜日一日だけ出社しなくてもいいものをー」なんて出掛けに言われたんだろうけど それを聞こえないふりして「じゃあ行ってくるよ」なんて言ったんだろうなあ。

そして「お疲れ様でした。部長」なんて皆さんからねぎらいの言葉とこの花束をもらったんだ。

なんだか照れくさい気もするし これを持ち帰って奥様からも「あなた 長い間ご苦労さまでした」って言ってもらいたい気持ちもあるし。

今日の夕飯はどんなご馳走なんだろう~なんて考えながら 揺れる電車の誘惑に勝てず ついうたた寝をして 気づくともうあの紳士の姿はありませんでした。

そんな話を勝手に作っては寝ては・・・ようやく帰宅。マサムネは「ぼくを置いて どこ行ってたんだよ~」と膝に飛びついてくるし 疲れたし・・・・・



何か美味しいものないかなあ~なんてあるはずのない冷蔵庫を開けると そうそう農園でいただいた「ぶんたんの皮の砂糖煮」。
疲れた時には 甘いもの!フォークを使うのももどかしく 手でパクリ。その美味しいことったら・・・

ほろ苦いのと甘いのとが疲れた体に染み渡っていくのです。
少~し元気を取り戻して マサムネの散歩に付き合いました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さくらはバラ科 | トップ | 寡黙な彼は »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事