今朝は昨日と打って変わって、素晴らしい天気だ目の前に阿蘇の五岳がくっきり見晴らせる
歳を取るとどうしても老化が進行してくるので、どこかに病気が出てくる。もしくは生活習慣病のように病気とはいえないけれど血圧が上昇してきたり、血糖値が上がったり、体重が増えコレステロール値、中性脂肪が増え、尿酸値も上がってくる。
病院に行けばすぐ気付くのだが、ロビーで順番を待っている患者の8,9割は中高年=高齢者。
来年は勉強のテーマを以前からずっとやって来た「医療倫理」をやり直すことにした。引っ越してからまず足許の阿蘇の歴史を学びたいと思い「阿蘇山の修験道」を中心に勉強してきた。それは一つのステップとして50枚の論文「『天宮祝と補陀楽浄土そして現代』にまとめた。
今年は医学概論をベースに現代医療をもう一度見つめて行きたいと考えている。
ところで、最近読んだ定塚甫という医者の書いた「医は仁術か算術か」という題名は刺激的な本を読んだのだが、医療の現場(特に地域医療)の問題について学ぶことができた。
この医療の根本問題である医が仁を基底にして行われているのか、それを目標に掲げているとしても実際には算術で行われているのか?簡単にはいえない難しい問題が山積しているようだ。これはこれからおいおい書いて行くことにする。
さて聞いた話。
友人の老いた母親が自宅で倒れた。救急車で総合病院に運ばれて様々な検査が行われていった。
高齢による微弱な病変はCT検査ほか生理学的諸検査で認められたが倒れた(引き付けを起こし言葉が出ない状態)原因がよく分からない、恐らく余り食べないので痩せていて栄養状態がよくないことと水分が不足して脱水症状を起こしたのだろうと医者は説明した。
総合病院は2次医療で重篤な患者がキュアー(治療)のために訪れるし、受け入れる。重い病気ではない場合近くの地域医療=掛かり付け医、ホームドクターに診察を願う。これがプライマリーケアーといわれる。それでその老母は検査を終えて家に帰るか地域の受け入れてくれる病院を探して入院させるかの選択に迫られた。
田舎で住んでいるその人は同じく高齢のご主人と二人暮らし。家に帰ると病状が悪化する畏れもある。それで近くの病院に入させたという。
ここで入院してすぐ「胃腸の内視鏡検査」を実施するということになった。何で???
先の総合病院で全身の頭から内臓全般のCT検査をし、血液検査、尿の検査も済んでいる。体力が落ちて脱水症状をおこして倒れた患者に体力が回復する時間もないところで侵襲性(ダメージ)の強いこの検査をするのは患者のため?それとも病院経営のため?
家族が心配して大腸だけは検査から外させたらしいが、胃の内視鏡検査は行われたという。そして熱発した。
まさに医療保険の点数稼ぎとしか考えられぬではないかー
医は仁か算かもっと精細に調べて日本の医療の現実を追求していきたいと思っている。
今朝読んでしまったがある地方の医者が書いた小説「告発」というものを読み終えた。期待して読んだが何も残らないお粗末な作品だった。治療して自宅に帰ってすぐ亡くなった患者の親からの医療告発をテーマにしているものだが視点が医者の目で書かれていて「なんじゃこりゃあ」というカンジー
気を取り直して医学概論の先人中川米造の本を書棚から引っ張り出して再読中だ。
歳を取るとどうしても老化が進行してくるので、どこかに病気が出てくる。もしくは生活習慣病のように病気とはいえないけれど血圧が上昇してきたり、血糖値が上がったり、体重が増えコレステロール値、中性脂肪が増え、尿酸値も上がってくる。
病院に行けばすぐ気付くのだが、ロビーで順番を待っている患者の8,9割は中高年=高齢者。
来年は勉強のテーマを以前からずっとやって来た「医療倫理」をやり直すことにした。引っ越してからまず足許の阿蘇の歴史を学びたいと思い「阿蘇山の修験道」を中心に勉強してきた。それは一つのステップとして50枚の論文「『天宮祝と補陀楽浄土そして現代』にまとめた。
今年は医学概論をベースに現代医療をもう一度見つめて行きたいと考えている。
ところで、最近読んだ定塚甫という医者の書いた「医は仁術か算術か」という題名は刺激的な本を読んだのだが、医療の現場(特に地域医療)の問題について学ぶことができた。
この医療の根本問題である医が仁を基底にして行われているのか、それを目標に掲げているとしても実際には算術で行われているのか?簡単にはいえない難しい問題が山積しているようだ。これはこれからおいおい書いて行くことにする。
さて聞いた話。
友人の老いた母親が自宅で倒れた。救急車で総合病院に運ばれて様々な検査が行われていった。
高齢による微弱な病変はCT検査ほか生理学的諸検査で認められたが倒れた(引き付けを起こし言葉が出ない状態)原因がよく分からない、恐らく余り食べないので痩せていて栄養状態がよくないことと水分が不足して脱水症状を起こしたのだろうと医者は説明した。
総合病院は2次医療で重篤な患者がキュアー(治療)のために訪れるし、受け入れる。重い病気ではない場合近くの地域医療=掛かり付け医、ホームドクターに診察を願う。これがプライマリーケアーといわれる。それでその老母は検査を終えて家に帰るか地域の受け入れてくれる病院を探して入院させるかの選択に迫られた。
田舎で住んでいるその人は同じく高齢のご主人と二人暮らし。家に帰ると病状が悪化する畏れもある。それで近くの病院に入させたという。
ここで入院してすぐ「胃腸の内視鏡検査」を実施するということになった。何で???
先の総合病院で全身の頭から内臓全般のCT検査をし、血液検査、尿の検査も済んでいる。体力が落ちて脱水症状をおこして倒れた患者に体力が回復する時間もないところで侵襲性(ダメージ)の強いこの検査をするのは患者のため?それとも病院経営のため?
家族が心配して大腸だけは検査から外させたらしいが、胃の内視鏡検査は行われたという。そして熱発した。
まさに医療保険の点数稼ぎとしか考えられぬではないかー
医は仁か算かもっと精細に調べて日本の医療の現実を追求していきたいと思っている。
今朝読んでしまったがある地方の医者が書いた小説「告発」というものを読み終えた。期待して読んだが何も残らないお粗末な作品だった。治療して自宅に帰ってすぐ亡くなった患者の親からの医療告発をテーマにしているものだが視点が医者の目で書かれていて「なんじゃこりゃあ」というカンジー
気を取り直して医学概論の先人中川米造の本を書棚から引っ張り出して再読中だ。