死は不可知だが、可信ではある

読書を現代医学の現状とくに「医療の壁」をとことん追求してみたいと蔵書のなかの医学関係の本を書棚から何十冊か抜き出して再読、再々読になるのだが読み始めた。

今は立花隆、中川米造、村上陽一郎、小松秀樹（「医療の限界」）、熊本大学医学部の基礎医学の教授が書いている医学概論の本・・・

宗教とは人間の前にどかんと控えている「死」に対してどう対処していったらいいのかを模索した文化的な試みだったのではないか？

今朝、山折哲雄と立花隆の対談を読んだが、平安期に出た源信僧都の弟子達で作ったグループが死を前にすると五穀を断ち、さらに死に近付くと木食といって木の根、木の実だけで生活していく。そして断食していよいよ死を迎えるという。

この修行というか「死の作法」の中で、行者は臨死体験をするというのだ。目の前に阿弥陀如来が現出したとか・・・

あの冷静な宗教哲学者の山折でも自分の臨死体験（若い頃飲んでいてバケツ一杯の吐血・下血で医を３分の２切っている）で目の前に５色の幟が現れたという。

死を前にするとき生命力が極度に落ちて、脳機能も低下するから理知的判断が衰えている。そこに普段から死について持っている自分の想念＝宗教的な信条かもしれないがそこが現れるのかもしれない。信仰しているご本尊が自分を浄土へ導きに御出でになるとか・・・

私の妻は一度そういう危ういときに「マリア様に会った」と今でも信じている。但しキリスト教に入信することはなかったが・・・

マヤ暦最後の日だったそうで、終末論が世界を席捲した。日本ではあまり騒がれなかったようだが、近代社会が宗教を追い出して以降、信仰のない現代人は科学的理論で分析し、記述し表現しようとする。

だから本気でこの終末論信じたものはいなかったと思う。便乗だけで・・・

しかし、それは本当に幸福であるのかどうかはわからない。終末論はさておき・・・

あーあ・・・忘年会

天草の海

忘年会シーズン真っ最中なのだろうが、私の今季の忘年会は終わった

昨夜は仲良しの「男の料理遊び」の忘年会。

会場は村内の温泉だけでなく宿泊施設も備えた「四季の森温泉」で開かれた。去年もここだったのだが、送り迎えをしてくれる

参加者はメンバーの連れ合いも含めた２０名。皆仲の良いメンバーばかりで最初から盛り上がった。

寒冷地の冬、ビールはあまり飲まないで焼酎のお湯割りが急ピッチで進んでいった

料理も美味しく、アルコール度は急激に上昇。会場座席入り乱れて飲めや歌えの大宴会。

終り頃になると記憶が完全に途切れている。

妻が朝からたらたらと注意を垂れた。何だ恥ずかしい下ネタを大声で言ってたらしい・・・それに酔っ払ってわけの判らない事を言ったらしい。

「だめだ　こりゃ」

酒は楽しいが度を過ぎると危ない。自分＝理性を喪失して普段は抑えているいろんな形を成さないもやもやとしたものが突然意識に出現して口から飛び出てくるので失敗が起こるのだ。

私は酒は絶対強いという過剰な自信があるものだから、つい度を過ごしてしまった。

品も節度もない目茶酔いをしてしまって　　　「皆さんゴメンなさい」

もう決して酒は飲みません　　　今夕まではー

株価急上昇の戸惑う

株価が１００００円台に上昇。

唯一所持している生命保険会社の僅かな株式も久しぶりに１０００円台を超えた。一時は８００円台を上下していたこの会社の株価、もう諦めていた。ところが政治が動き、安倍さんの経済政策が明確になるに従って、ボーンと上昇、いわゆる期待株というものらしい。

しかし、どうも経済は昔から苦手だった。いろいろニュース解説で言ってるけど、これからどうなって行くのかやっぱり不透明。

選挙に大勝利し、時期総理になる前のこの時期、勇ましいことを言っているが果たして世界経済との絡みが出てきたときにあの元気よさを維持できるかだ

うまくいかなくなるとまた病的で弱腰の顔を見せて逃げるのではないか？そういう不安が安倍氏には付き纏う。

さて貧乏人、僅かだがそれでも貴重な財産、ここで思い切って売りに出るかそれとももう暫く様子を見るか？？？

判断の難しいところだ

今回の株価の上昇って世界が政権交代に反応したんだってー

情報化とグローバル化は一国主義を許さなくなった。情報は瞬時に世界を飛び回るのだ。

さてさて安倍さんどんな日本の未来像を考えているのやら？

旧来の自民党体質がまたぞろ復活しないように祈るばかり

寒村の忘年会

今朝は猛烈な寒さで外は氷点下７度まで気温が落ちている。

畑は霜で真っ白白菜も、長ネギも寒そうー

大根だけはこの寒さをちゃーんと予想して、粗方は掘りあげて葉を根元まで切り落とし、畝に一列穴を掘って藁を敷き、大根を並べさらに藁を敷いてビニルシートで被い土をその上に載せた。これが大根の保存法だとか・・・

さて昨日は健康教室の仲良し仲間「おやじクラブ」の忘年会。といっても今季２回目になるのだがー

１年間村の主催で催された健康促進の保健講座と料理教室で知り合った仲間。地元の人、私みたいな他所から移住してきた者８名いる。昨日は隣り町の高森の酒造業「霊山」で新酒を味わう会。辛口で美味い日本酒なのだが、そこで酒が出来るまでの説明と試飲をさせていただいた。

新酒なので度数１９度。これを秋まで寝かせてそれから「新酒」として売り出すのだという。この時期はワインのボージョレ・ヌーボーなのだろう。

フルーティーな味わいだったが空きっ腹に１９度の冷酒は効いた。

それからラーメン屋に寄りラーメンとビール。

私の知っているスナックには事前に予約してあるのだが、時間をいうのを失念していた。食べ終わった時間がまだ５時前。スナックには電話が通じない

仕方ないので近所の居酒屋に移動。

ＮＨＫのニュースアナウンサー竹田さんの出身地なのだが、夜になると人がいない。もちろん昼間だってそう人手があるわけではないのだがー過疎の町なのだ。人口９千しかいない。

この居酒屋は還暦のおばちゃんが一人でやっている店だったが、愛嬌があって人懐っこく面白いのでここでも楽しく飲めた。

他の仲間は「霊山」を熱燗でやり出したが、私は用心して焼酎のお湯割り。酒は酔いが早いし、私は悪酔いする質だ。「君子危うきに近寄らず」

そこからママさんがでスナックまで送ってくれた。

このスナックでメンバーの一人、豪傑で家にビールのサーバーを置いて飲んでいるような人。この人が店の女の子と踊るが大好きなのだという。少し若い子が一人いたので、フラフラしているヨッパライの彼「踊ろう」と早速誘ったが冷たくあしらわれてしまった。それで彼は剥（むく）れてしまった。へそを曲げて「オレはもう帰る」と言い出した。

それを皆で宥めすかして、飲んでいた。するとその女、ママに言い含められたのか彼と踊ると言い出した。その途端彼の態度が急変ー

これこそが豹変だ。機嫌が良くなりというか絶好調になって、まあ踊る踊る・・・

おもろい忘年会だった。帰りはマスターがワゴン車で皆を家まで送ってくれた。但し、車に乗る前にいい機嫌の彼、コケテぎゃふんといってた・・・

森口尚史、芸能界デビュー・・・だって

マスコミってところは結局「うれりゃあいい。銭儲けできりゃあ何だって許しちゃう！」、そういうところ。

酒井法子が覚せい剤で逮捕され、法的、社会的に厳しい制裁を受けた。敬は懲役１年６ヶ月、但し執行猶予３年の判決だった。

ちょうど３年目、執行猶予を年季が明けたということから芸能界復帰に繋がったのだろうが、これもマスコミの「甘い体質」をもろ露呈している。

そしてネットを見ると舞台復帰でやった「お市の方」の出来栄えが散々だった酷評している。問題は舞台以前の問題だろうー

犯罪を犯したから全ての就職を立ち直ろうとするものから奪ってしまうのは人権侵害でそうするべきではない。しかし、芸能界は別だろう。あの後大学に入り社会福祉を学んでその方向に進むといっていなかったっけ？？？

きっと芸能界のすなわち業界から「金になるぞ」という判断で蟻が甘いものに群がってくるように誘いの手が伸びたのだろう。

そいて、ｉｐｓ細胞のウソつき男森口尚史。世界に日本の恥を晒した破廉恥漢。

この人が芸能界デビューだってー

芸能プロダクションがＤＪとしてデビューさせるんだって。

人間ってまるで金だけで生きている、動いていているみたいで嫌ーな感じがする。



水沢渓って作家の「病院崩壊」という本を再読したが、実に病院という世界の内部事情の単純で短絡的な告発小説だが、「医＝算術」という図式を描いている。

安倍政権ができるとあの人の経済立て直し、１０億円の補正予算の構想と今後の「コンクリート」行政復活論議が云々される現在、株価が急上昇している。世の中が金、金、金でしかものを見ない社会状況になってしまった。

もっと世間にはいい話があるはずだが・・・