とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「知らんけど」

2024-06-27 18:29:19 | 国語
最近、関西の漫才師が「知らんけど」と付け足しにように話すことが気になった。なんか馬鹿にしてるように思えてしまい、感じ悪いと思っていた。そしたら、この表現、関西圏では、日常的に使われているということを聞き、しかもこれが流行語のように全国に広まっているということを知った。日本語学者の間でもすでに研究の対象にもなっているのだという。なんだか、時代にとりのこされたような気持ちだ。

そんな状態だから、私以外の人はみんな知っているのだろうと思いながらも、一応解説すると、「知らんけど」は会話の中で、自信はないけど多分そうだと思う、という意思を表現する場合に用いる表現だそうだ。

「明日は、傘は必要ないみたい。知らんけど」

「知らんけど」は、断定を避けて、責任を回避する際に使う表現だという。ポイントは、会話の最後に使うこと。話してきた会話の内容を全てひっくり返すような感覚が、受けたようで全国的に広まったという。英語では「maybe」や「I guess」が近いのだそうだ。

話を聞いてみれば理解はできるのだが、わたしのような年寄りは感覚的に嫌いな表現だ。おそらく私に対して言われたら、ムッとしてしまうだろう。とは言え、そもそもは普通に使われている方言なんだからムッとしたらいけないのだよと、肝に銘じておこねば。
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選挙のためのばら撒きしかできない悲しさ

2024-06-26 06:13:11 | 政治
岸田政権は終わらざるを得ない状況である。定額減税や、「酷暑乗り切り緊急支援」という恩着せがましい補助金政策などを選挙にぶつけてはじめようとしている。岸田首相としてはそれによって支持率アップを狙いたいのだろうが、「岸田おろし」が始まったので、思惑通りいきそうにない。

自民党としては総理を人気のある人に変えて、すぐに解散してなんとか次の選挙を乗り切りたいという思惑だろう。こんな卑怯なやり方ゆるされていいのだろうか。しかしそんなことを言ってもそれを許してきた有権者がいるのだからしょうがない。なんだかんだ言っても選挙で勝った政権にまかせるのが民主主義であり、その理屈をいわれればどうしようもない。

とは言え最近の自民党は政策面でもひどすぎる。経済政策が失敗続きなのだ。裏金問題で隠れてしまっていたが、賃金を上げると言いながら、賃金上昇は物価高にまったくおいついていない。実質賃金はずっとマイナスである。円安も解消しない。トヨタと観光業は潤うかもしれないが、一般国民は苦しくなる一方だ。

これ以上こんな政策に騙されてはいけないはずである。もはや自民党が崩壊しかかっているのはあきらかだ。自民党にまかせていれば何とかなると言う思い込みはもはや通用しないのだ。とは言え立憲民主党も人材不足であり、具体的な政策が見えてこないのも事実である。

本気になって国を立て直す人材はいるはずなのだ。そういう人材にはやく出てきてほしい。
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いい加減にしなさい、東京都知事選

2024-06-23 17:47:02 | 社会
東京都知事選が始まった。そもそも東京の選挙であり、地方に住んでいる人間にとってはどうでもいい選挙だ。それなのにマスコミは大騒ぎだ。いい加減にしてほしい。

マスコミはマスコミでさまざまな理屈をつける。東京の特別観を前面に押し出し、東京の都知事選を大きく取り上げる。しかし東京が特別ならば、都知事に権力を与えすぎてはいけないはずだ。

日本は東京だけが特別なのだ、日本の人口の約8、5%が東京都民だ。こんないびつな国ありえないだろう。東京だけが税収入が莫大であり、なんでもできてしまう。都知事が偉そうに「東京が国をリードする」と言うが、東京のやり方を地方の自治体がやれば予算が足りなくなる。国がその予算をつければ国家財政が破綻する。小池都知事は自分勝手にいろいろやることで偉そうに言っているが、何をやってもうまく行くのである。石原慎太郎や猪瀬直樹や舛添要一でさえつとまった役職である。小池百合子だってつとまるに決まっている。自分勝手であろうがなんとかなるのだ。

問題の本質は東京の一極集中なのであり、国が東京都戦う必要があるのだ。しかし国会議員はほぼすべてが東京都民であり、東京の感覚でしかものを考えられない。

マスコミもほぼ東京に一極集中である。

東京だけがお祭り騒ぎである。いい加減にしてほしい。
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映画『関心領域』を見ました。

2024-06-21 07:17:01 | 映画
映画『関心領域』を見ました。見る者の想像力を刺激し、それぞれにそれぞれの恐ろしさを与えるすごい映画でした。

実は見ながらさまざまな「匂わせ」を感じながら、その意味がはっきりとしないまま見終わりました。だから正直言って1回見ただけでは釈然としないものがありました。しかし、たくさんの刺激的で気になるシーンがあり、おそらくアウシュビッツの悲惨さと、そのそばで生きていたドイツ人の歪んだ心を描いているのであることは感じました。

家に帰り、ユーチューブでいくつかの解説を見てみると、なるほどと思う事ばかりでした。自分の予想と同じ解説もありました。しかし知識がなければわからない内容のものもありました。特に、暗闇のなか何かを地面に置いて回っている少女については、意味ありげな映像でありながら、解説がなければまったく理解できないものです。それらを含めてもう一度見るべき映画だと思いました。

1度見ただけなので、まだ正確な評価はできませんが、監督の意図する方向はわかります。繰り返し見て、内容をより深く理解出来たらと思います。
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『アンチヒーロー』の最終回の物足りなさ

2024-06-19 18:14:25 | TV
春ドラマも最終回が次々訪れている。今期見ていた中で『アンチヒーロー』は面白かった。ただし、最終回は少し強引すぎて、期待していたような高揚感を得られなかったのは残念だった。

複雑なプロットで、途中何が何だか分からなくなったのだが、最終回に向けてそれが解けていき、最終回の期待が膨らむばかりだった。しかし最終回は意外なほどあっけなく幕を閉じたというのが私の率直な感想である。

一番の不思議は科捜研の資料室に忍び込み、隠しカメラをセットするなんてことができるのか、そしてそのような隠しカメラは違法であり、証拠として採用することなどできるのかということである。もしそれができるとしても、そんな綱渡り芸当ができるのかということである。ご都合主義の無理な展開としか思えない。

野村萬斎さんをあんな漫画チックに起用する必要があるのかも疑問である。

せっかく丁寧に作り上げてきたドラマであっただけに、雑な最終回でものたりない気分になってしまったというのが、私の素直な感想である。

とは言え、十分楽しめたことは事実であり、役者さん、脚本、演出並びにスタッフのみなさんに感謝したい。
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