とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『ブルータリスト』に悩まさされています

2025-02-22 13:29:15 | 映画
アカデミー賞10部門にノミネートされている映画『ブルータリスト』を見ました。この映画に悩まされています。

長い映画で、前半100分、後半100分、間に15分のインターミッションがあります。前半を見て、すごいおもしろいと思っていたのですが、その感覚のまま見ていると、後半になるとなんかドロドロしてきます。そして最後には、賞ねらいのあざとい作品のように感じてしまいました。これはちょっとひどいなと思って帰って来たのですが、家に帰って寝ていると、突然、目がさえてきて、あれ、もしかしたら見方を間違えてしまったのではないかと感じ始めました。重大な意味を見落としていたのではないかと感じ始めたのです。

もちろん、これはアカデミー賞の最有力候補になっているということが私にそう感じさせたのかもしれません。しかし、その見落としを気付かせることまで計算していたようにも感じられるのです。もう一度見なければいけないと感じ始めています。

しかし、確信があるわけではありません。だから215分をもう一度見るのはちょっときついなとも感じています。

評価はもう一度見た時にしたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズメが絶滅危惧種の候補に!

2025-02-20 17:46:24 | 社会
スズメが急激に減っているというニュースを聞いた。最近、群れて電柱に停まっているいる鳥がいて、それを勝手にスズメだと思っていたのだが、確かに最近スズメとは違う。あれはムクドリだ。ものすごい数で、近くにいたら騒音だろう。スズメのいじらしさがない。

スズメの減っている原因として主に以下の要因が考えらるという。まず、都市化の進行による生息地の喪失が大きな要因である。ビルや道路の建設が進むにつれて、スズメが巣を作るための自然な環境が減少している。これにより、スズメの数が急激に減少しているというのだ。しかし私の住んでいるのは田舎だ。それは理由にはなるまい。

次に、農業の変化も影響しているという。農薬の使用が増加し、食物連鎖の中でスズメの餌となる昆虫が減少しているため、スズメが食物を得るのが難しくなっているのだそうだ。

とは言え、今一番の原因だと考えているのは温暖化によるさまざまな環境の変化なのだそうだ。確かに温暖化は様々な影響を与えている。特に繁殖期における天候の変動は、巣作りやヒナの成長に深刻なダメージを与えることがあるという。

では、なぜムクドリが増えているのか。いくつかの要因が考えられる。まず、ムクドリは適応力が強く、都市環境にも適応しやすい鳥であるのだという。都市部の公園や庭、さらには農地まで幅広い環境で餌を見つけて生息することができるそうだ。

次に、ムクドリの餌となる昆虫や果実が都市部でも豊富に存在するのだ。また、ムクドリは群れで行動するため、捕食者に対する防御力が高まり、生存率が向上する。さらに、ムクドリは繁殖力が高く、一度に多くの卵を産むことができるため、個体数の増加が比較的早いのだという。

生態系の変化をこんなに実感できるほど、人間は環境を変化させてしまったのだと考えると、人間は罪深い存在だと感じてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『リアルペイン』を見ました。

2025-02-17 18:41:56 | 映画
映画『リアル・ペイン』を見ました。名作です。

ふたりのユダヤ人のいとこが主人公です。ふたりの祖母はポーランドのアウシュビッツのすぐ近くに住んでいました。虐殺からなんとか逃れアメリカにきます。しかしその祖母もなくなります。デビットとベンジーはその孫です。祖母の遺言により再会し、彼女の故郷ポーランド行きのツアー旅行に参加します。

ベンジーは破天荒で、自分の思ったことをすぐに口にだします。トラブルメーカーではあるのですが、彼のその生き方はかえって魅力的で、人々から愛されます。デビッドは自分を抑えてしまう性格です。仕事も家庭も表向きは順調ですが、真の友人はできないタイプです。実はこのふたり、どちらも神経質であり、ふたりとも統合失調症の傾向があるように見えます。だからふたりとも生きづらさを常に感じながら生きているように見受けられます。

ふたりはアウシュビッツの施設を見学します。それが彼らに大きな衝撃を与えたのは確かなようです。

この二人がこの度を通じて、お互いに自分を見つけて、そして自分と向き合ってくれればいいと見ながら感じてしまいます。結果はどうなるかはわかりませんが、旅の中で二人は成長したように感じます。しかし大きな不幸が待っている様な予感もします。

ほんの短い時間を切り取っただけの映画ですが、長い人生を想像させます。見事な映画です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスコミは論理のすり替えをするな

2025-02-15 11:44:36 | TV
前回フジテレビの不祥事について触れたので、もう一点言っておきたい。

フジテレビの大不祥事に附随して、日枝久氏へのバッシングが起きている。これはおかしな話だ。

長年、権力の座についてきた人物が、いつの間にか裸の王様となり、その権力を自分のためだけに使い、組織が腐敗していくというのはよくある事であり、その意味で日枝氏に大きな責任があるであろうことは推測できる。これだけの不祥事を起こしたフジテレビの経営陣は総辞職するのは当然ではある。しかし、日枝氏が今回の中居正広の案件に直接には関係しているわけではあるまい。それなのにすべての責任が日枝氏にあるという風潮を作り上げたマスコミは、おおいに反省すべきだ。論理をすり替え、犯人捜しをしているだけであり、それによって自分を売り込んでいるだけにすぎない。中居正広と同じ穴のムジナである。

まずは今回のフジテレビの不祥事をできるだけ明確にすべきである。そしてそれとは別に、権力者がずっと君臨しているマスメディアの在り方について考えて行くべきである。

日本のマスメディアはもはや救いがたい状況になっている。同時にマスメディアと対抗すると期待されてきたSNSもひどい事になっている。一つ一つをしっかりと検証し、倫理を醸成していくことが必要である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『119エマージェンシーコール』がおもしろい

2025-02-13 18:14:49 | TV
今期のドラマもいろいろ面白いものが多くあり、楽しんでいる。『119エマージェンシーコール』はその中の一つだ。ただし、フジテレビの不祥事の影響を受けていいドラマなのに正しく評価されていないのではないかと思われる。さすがにかわいそうだと感じている。

119番の電話を受ける指令管制員を描くドラマで、NHKでドキュメンタリーで放送されているので、二番煎じの印象もあり、いつもながらのフジテレビのチームの協力でみんなが成長するドラマなので、どっかで見た内容だと批判が起こるのはわからなくもない。

しかしこのドラマは丁寧に作られている。だから緊迫感が伝わってくるのだ。緊急事態の様子が映像化するよりも、緊急の電話をかけてくる人物と、管制員のセリフだけであるために、逆にリアルに感じるのかもしれない。管制員の心の揺れ、心の動きが丁寧に描かれているのだ。

横浜市消防局がドラマ制作に協力していたのだが、横浜市との間で連携協定を締結していたのだが、中居正広の問題が発覚したため協定は破棄されたということである。横浜市の立場もわからないではないが、こんなに丁寧にドラマを作る人に悪い人はいないのではないかと感じてしまう。

フジテレビの不祥事は許す事はできないが、まだはっきりとしない段階ですべてを否定してしまうのもいかがなものかと感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする