以下、3点紹介する。最初はサンカンペーン古窯のいわゆる『犬の餌鉢』と呼ぶ、無装飾の青磁盤である。犬の餌鉢の多くは、青磁釉の還元度合いが低かったり、釉薬中の鉄分が少なく肌色に発色しているが、下写真の鉢は還元焼成され青磁色に近い発色をしている。
次もサンカンペーンの褐釉双魚文盤で、これも本歌で程度がよさそうである。この手の盤は、十数年前のチェンマイでは日本円で3万円は下らなかっったが、オークションの落札価格は十分の一である。今日タイでは幾らするのか、次回訪タイ時の要確認項目である。
次は、シィサッチャナーライの刻花文青磁玉壺春瓶である。シィサッチャナーライは専門外ではあるが、本歌であろう。それなりのものと思われるが、落札価格までは確認していない。
<了>