10月半ば栂尾・高山寺へ行ってみた。予想はしていたが紅葉には早すぎ、色づきもしていない。高山寺と云えば鳥獣人物戯画絵巻と紅葉ではあるが・・・。
石水院を眺める 紅葉には早かった
過去、京都は西京区に10年住まいしていたが、高山寺は初めてである。周山街道別名鯖街道を北上する。ヘヤーピンカーブの連続である。
高山寺と云えば、後鳥羽上皇を想い出す。上皇は我が島根県の隠岐の島配流中に崩御された。その後鳥羽上皇の建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽院の院宣により華厳宗の復興道場として中興開山したと伝わる。
写真の「日出先照高山之寺(ひいいでまずてらすこうざんのてら)」なる勅額は後鳥羽上皇の宸翰で、石水院の欄間に掲げられている。
石水院エントランス
明恵上人樹上座禅像
余程遊び心がなければ、描かれないであろう。いつの世にも、世の中を明るくする人がいるようだ。
<了>