世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

県立古代出雲歴博の桂の花

2022-03-31 09:00:31 | 日記

桂の木の花は3月末から4月初めに開花するようだ。島根県立古代出雲歴史博物館の前庭には桂の木が植わっている。特別展観覧のついでに開花の様子を見た。

特別展は写真撮影禁止で、その様子や展示内容をお伝え出来ないのが残念である。今回お伝えする桂の木の花は、これも残念ながら雄花の花が見当たらず、多分この後に開花するのであろうか。しかし、雌花は咲いていた。下の写真が桂の木で、その下に雌花の写真を掲げておく。

花が芳香を発するかどうか、花粉症のせいもあり、良く分からずじまいであった。秋の黄葉は芳香を発する。中国の桂花茶は桂の花ではなく、金木犀の花を乾燥させたものだが・・・。

<了>


橿原考古学研究所付属博物館(4)

2022-03-29 07:26:21 | 博物館・奈良県

<続き>

前回に続いて縄文時代晩期の展示品を紹介する。先ずは狩猟用の道具類と食器である。

注目するのは、弥生時代に先立つ縄文晩期に、既にスプーン状の土器が出土している点である。取り分けように用いたのか、それとも直接口に運んだのか興味深い。

縄文人も現代人と同じように装飾品・アクセサリーで身を飾っていた。翡翠まで使っていたのは、やや驚きである。

更に、縄文晩期に既に漆が用いられていたようだ。弥生後期に製鐵が行われていたと考えているが、その鉄を加えて約2000年の長きにわたる漆器、食器類、道具類、農具、武器・武具類、装飾品は、時代と共に進化はあったが、縄文から弥生にかけてすべて揃ったことになる。

<続く>

 


橿原考古学研究所付属博物館(3)

2022-03-28 09:14:19 | 博物館・奈良県

<続き>

前回は縄文時代草創期から早期の展示物を紹介したが、今回は中期以降晩期迄の展示遺物を紹介する。

御所市の観音寺本馬遺跡から出土した土壙墓の縄文人人骨が、復元展示されていた。

土壙墓の他に土器棺墓も存在したようである。縄文時代に葬送の儀礼が存在したか、しなかったのか。後世の葬送にまつわる遺物は出土していないようだ。

<続く>


お詫び:サンカローク陶器博物館のカロン陶磁は贋作だった

2022-03-28 08:34:41 | 博物館・タイ

お恥ずかしい話しを記載することにした。過日、ラックタイ氏の『の~んびり タイランド2』なるブログを見ていると、サンカローク陶器博物館の2階に展示されているカロン陶磁は贋作の疑いあり、というよりも贋作との指摘である。過去、2016年10月から11月にかけて当該ブログで、それらの贋作を紹介していたことになる。

当初、モノを見た時、贋作かいなと疑ったが、まさか立派な博物館に贋作とは思いもよらず、当該ブログでは本歌(本物)として紹介した。当初の直感が正しかったことになる。

誤って紹介したブログは・・・

シリーズ⑨:サンカローク陶器博物館:その12 から

シリーズ⑨:サンカローク陶器博物館:その18 まで

である。今思えば見る目がなかったことと、第一印象が大切なことを反省する次第である。

尚、2階展示の全てが贋作かどうか、本歌も中にはあると思うが、残念ながら精査する目をもたない。ということで2016年10月と11月の古い記事ではあるが、お詫びして訂正いたします。

 

<了>