過日、出雲市東林木町の都我利(つがり)神社の荒神さんを訪ねて参拝した。出雲で才ノ神(塞ノ神)は、あまり見かけないが、荒神と社日は多々見かける。その荒神の一つである。
社殿の前は崖で急勾配である。石段を数えると150段以上あった。その石段を4分の3程上がったところに随神門がある。下写真は左右の随神である。
その随神門の前は奈落の底のような崖である。どうもこの随神門の旧地は別の場所にあったようだ。その手前には伊勢神宮遥拝所の石碑がたつ。
石段を登り切った境内から随神門を下に見たのが、下の写真で斐川平野が遠望できる。
拝殿には向かって左より『稲荷神社』『熊野神社』『式内都我利神社』『伊佐波神社』『天満宮』の御神額がかかる。なんとも賑やかなことである。それもあってか主祭祀神・味耜高彦根命と共に倉稲魂命(うかのみたまのみこと)ほか六柱の神々を祀っている。倉稲魂命は農耕神である。出雲(斐川)平野を望む当地に祀られるのも当然か。
(本殿)
拝殿に向かって右に武頭天神社が鎮座し、左には稲荷神社が鎮座している(下写真)。
今回はここまで。荒神さんについては次回紹介する。
<続く>