ワット・チェディーサオラーン付属博物館は、2-3のブログで紹介されているので、ランパーン古陶磁に絞って紹介する。ランパーン窯の陶磁として展示されているのは数点で、多少物足りなさを感じたが、その一端について確認することができた。それらは以下の小壺と動物肖形物である。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/6c/974b72041b89a93c8b27012c302899af.jpg)
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何れも黒褐釉が掛っている。個人的感覚では、サンカンペーン窯との類似性は認められるが、それよりクメールやモン(MON)陶にも似ているように思われる。Shaw氏も種々考察されているが、若い研究者により更に追及して欲しいと考えている。
それにしても、上の瘤牛の肖形物は、下の写真の馬の肖形物に似ている。それは、島根県立古代歴史博物館で見た土偶である。
キャップションによると馬の土偶で、時代は7-8世紀で雨乞い、祓いのための呪具とある。7-8世紀とは古墳から奈良時代にかけてのことであり、ア二ミズムにつながる土偶であろう。
古代の風俗は、長江流域から東南アジアにかけてのそれと、どこかで繋がっているのであろうか?
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それにしても、上の瘤牛の肖形物は、下の写真の馬の肖形物に似ている。それは、島根県立古代歴史博物館で見た土偶である。
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古代の風俗は、長江流域から東南アジアにかけてのそれと、どこかで繋がっているのであろうか?