セブのジプニーについて検索してみると、スリが乗車していて危険と書き込まれている。これは多分に偏見を背景とした感想で、描きこんだ本人は乗車はしていないであろう。既に5回乗車した。チェンマイのシーロ(ロットゥー)とはことなり、定められたルートを走行している。そのルートは40-50もあろうかと思われるほど豊富で、セブ・マンダウェーは網羅されているだろう。料金は距離制のようだが、よっぽど遠方でないかぎり、7ペソ(14円)ほどでべらぼうに安い。チェンマイのシーロ組合の運ちゃんは、爪のあかでも飲んだらどうか。
先にも記したが、軽トラとか小型トラックの荷台の左右に長椅子を設け、屋根を設けている点はシーロと同じだが、運転席との間に仕切りがない。
車掌と思われる人が乗車している場合は、その人に7ペソを渡す。いない場合は、他の乗客の手伝いで運ちゃんに料金を渡す。釣りが在る場合は、その逆で戻って切る。このような状態のなかで、スリなどできる状態ではない。
満車の場合、我々の年配者には席を譲り、自分は手擦りを持ってタラップに立ってくれる。日本では見ることのできない光景である。顔がちがうとどんどん話しかけてくる、まさにフレンドリーそのもの。降りるときは、手のひらで屋根を叩いて合図をしたり、大声で伝える人、中にはコインで手擦りをコンコンと打ち付ける人・・・様々である。コイン方式をパクることにした。
さて料金比較である。東横イン階下のJ・センターモールからアヤラまでTAXIで150ペソ、ジプニーでは7ペソで2人で14ペソ。何と十分の一である。今後もせいぜい利用したい。
<了>