2015年12月30日 岩井川ダム
岩井川ダムは奈良市の大和川水系岩井川にある奈良県県土マネジメント部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
奈良市街南部を東西に横断する岩井川は大雨のたびに洪水被害をもたらす一方、渇水により岩井川を水源とする灌漑用水の安定した確保が課題となっいました。
そこで奈良県が岩井川の洪水調節、および既得用水の安定化のために2008年(平成20年)に建設したのが岩井川ダムです。
ダムは常用、非常用洪水吐ともにゲートレスで、堤体の右岸が緩やかに湾曲しているのが特徴です。
奈良市街から県道80号を東す進むと岩井川ダム右岸に到着します。
堤体直下まで下りることができます。
クレストは4門の自由越流式、オリフィスから越流しています。
右岸から、堤体の右岸側は写真の様に湾曲しています。
天端は歩行者のみ立ち入り可能
緩やかに湾曲しています。
減勢工
副ダムの先の川床に石が敷かれています。
堤体上流面。
奥は取水設備。
(追記)
岩井川ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
1578 岩井川ダム(0158)
左岸 奈良県奈良市鹿野園町
右岸 同市白毫寺町
大和川水系岩井川
FN
G
55メートル
181メートル
810千㎥/690千㎥
奈良県県土マネジメント部
2008年
◎治水協定が締結されたダム