ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

長谷ダム

2021-10-20 22:29:47 | 宮崎県
2021年10月15日 長谷ダム
 
長谷(はせ)ダムは宮崎県西都市三納の一ツ瀬川水系三納川にある宮崎県県土整備部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の補助を受けて建設された補助治水ダムで、三納川の洪水調節、安定した河川流量の維持と不特定灌漑用水(既得灌漑用水)への補給を目的として1981年(昭和56年)に竣工しました。
 
下流からダムへ至る道路沿いは杉林が続き、ダムを下流から見ることはできません。
左岸から。

概要説明板
石板です。

 
管理所前では猫ちゃんがお出迎え。
不心得者がここに捨てた猫を管理人さんが世話しています。
捨てられたショックでまだ人間不信のようで一定以上の距離を詰めません。


非常用洪水吐としてクレスト自由越流頂2門、常用洪水吐としてオリフィスラジアルゲート1門を装備
グリーンのゲートはオリフィスの予備ゲート。

 
天端上流側にある低水放流設備操作バルブ。

 
洪水吐導流部と減勢工
オリフィスから越流中
左に屈曲した減勢工の先に副ダムがあります。

 
ダム湖は総貯水容量225万立米
見た目は溜池程度ですが奥に長く続いています。

 
天端と管理道路を跨ぐ管理事務所。
宮崎県営ダムでは民間人にダムの管理を委託しており、当ダムでも管理人さんがここに住み込んでいます。

天端高欄
簡易ですが意匠が施されています。

 
洪水吐導流部脇の低水放流設備。

 
オリフィス予備ゲート。
奥は低水放流設備取水口。

 
右岸上流面のインクライン。


2837 長谷ダム(1698)
宮崎県西都市三納
一ツ瀬川水系三納川
FN
65メートル
143メートル
2250千㎥/1650千㎥
宮崎県県土整備部
1981年


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