小島教育研究所

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日本数学コンクール

2009-07-06 | 日本数学コンクール
 今年も、数コン(日本数学コンクール)の季節がやって来ました。日頃の数学のテストとは一味も二味も違う、数コンの問題に、あなたもチャレンジしてみませんか?
 通常の数学の試験は、比較的短時間に、大量の問題を解く必要があります。そこでは、スピードがかなり要求されます。翻って、数学その他の分野でも、じっくりと問題に取り組む場合があります。たとえば、数学者の森重文、京都大学数理解析研究所教授が取り組まれた双有理型幾何学における3次元極小モデルの完成に要した年月は、6,7年といいます。じっくりと問題に取り組むことも大事な研究者としての資質です。そこで、数コンでも3題の問題を約5時間をかけて解いて頂きます。この点が、日頃の数学と事情が異なるところです。また、じっくりと考えることにより、数学の面白さ、楽しさが思わずわかってくることがあります。昔から「好きこそものの上手なり。」の諺があります。普段毛嫌いしていた数学が面白くなってくることがあります。数学を好きになる絶好のチャンス、それが数コンかも知れません。

 興味のある方は、google等の検索エンジンにて「日本数学コンクール」を検索していただくと、ホームページ「日本数学コンクールの広場」がヒットします。詳細についてはそちらをご覧ください。

特に、今年は日本数学コンクールの20周年にあたる記念すべき大会です。
お申込みは、葉書、もしくはメールにてお願いいたします。
なお、コンクール当日の参加もOKですので、みなさまふるってご参加ください。

表彰式は野依記念交流会館(ノーベル化学賞の野依教授を記念して建設されたもの)にて11月3日に挙行されます。

コンクールにはジュニア・シニアとも大賞、優秀賞、優良賞、奨励賞の各賞があります。
また、論文賞には金賞、銀賞、銅賞があります、

主催:名古屋大学
後援:愛知、岐阜、三重各県教育委員会、名古屋市教育委員会
   愛知、岐阜、三重各県高等学校数学研究会、大阪府高等学校数学研究会
   中日新聞社、NHK名古屋、東海テレビ放送、テレビ愛知

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