小島教育研究所

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大学受験における逆転の発想

2010-08-03 | 大学受験
 大学受験合格には、各科目で得点を積み重ねる必要があります。受験生サイドからすると、如何にハイスコアをたたき出すかが大切であり、最大の関心事となります。しかし、発想を逆転しよう。つまり大学側、先生側の論理はどうなっているかを推察しよう。

 以下、大学側の論理(推察による)

「まともな文書、レポートが書ける国語力は入学前に身に付けていて欲しいな。」
「物理、化学などの分野で必要な数学力を身に付けた上で、大学に来て欲しいな。」
「大学の数学につながる、微積分、線形台数(ベクトル、行列)の基本はしっかり身に付け て大学に入学して欲しいな。」
「文献を調べるために、色々な時代の文章を自在に読める英語力を身に付けて欲しいな。」
「聞く、話すがことさら強調さfれる英語教育だが、インターネットの時代になればなるほ ど、読み、書き能力が重視されることを知って欲しいな。」
「人間の感性は時代とともにそれほど変わってはいないことを、古文、漢文を通して学ん  で欲しいな。」
「単純に知識を丸呑みするのではなく、基礎知識をもとに問題をどのように解きほぐすかを 学んで欲しいな。」
「ことさら速さを追究するばかりでなく、じっくり考える癖も身に付けて欲しいな。」

 今年の大学入試(特に東大合格者)を見ていてつくづく思うのは、数学コンクール、数学オリンピックに強い人、活躍した人が実力を発揮しているということです。

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