小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
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STAP細胞のその後は?論文撤回?クエスチョンの多い理化学研究所発、「STAP細胞」の明日

2014-03-12 | 日記

 1月末、華々しく発表された万能細胞「STAP細胞」英国nature誌に掲載された2本の論文。その知らせは、世界を駆け巡った。マスコミはすかさず「理系女子」略して「リケジョ」といってもてはやした。その後、追認実験の報告を待つも、一向に無しのつぶて。さらに、写真の使いまわし、改ざん疑惑、さらに他の論文の無断盗用疑惑。明るいニュースが一転して暗いニュースに。小保方さんの博士論文自体にも他のホームページの内容を20ページに渡り、無断で使用している疑惑もあり、事態は悪化の一途を辿っている。出身の早稲田大学も博士論文の再調査を始め、理研も論文撤回の検討を始めたもようである。

女性の社会進出、社会的活動の目玉となるはずのBig Newsが、Bad News早代わり。Nature誌への掲載をいち早く知り、リケジョの活躍例として、マスコミに情報を流した仕掛け人のお方、さぞかし不安な日々を送っているだろうことは想像に難くない。

(壁の声)仕掛人って、やっぱ神戸に由来のあるお方ですか?

ひょっとすると、今回のこの件で、最大の被害者は小保方さん自身かもしれません。

<教訓>

「高名を焦ってはなりません。」

何事も着実な一歩を!

 

 


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2014年度東京大学理系数学5番講評。この問題が今年のハイライト!?

2014-03-12 | 国公立大学二次試験

今年度、東大理系数学講評の最後は5番です。

(1)は新課程で正式にカリキュラムにのった整数の合同式を利用しよう。

(2)具体的な計算です。当然(1)の結果を使います。

(3)考えにくい問題ですが、「余り」(剰余)に注目して解くことです。

(4)鳩ノ巣原理が背景に潜んでいることを見抜くことが先決ですが、時間内にそこまで気づく受験生は一体何人いたでしょか?

以上で、2014年度の講評を終了します。

普段、入試の講評は余りしません。今年に限って、旧課程最後の年ですので、例年より丁寧に問題を解いてみました。

2010年度の東大理系数学問題のレベルがすべてCであったこと比べると、今年の問題はA、B、Cレベルが各2題と穏やかな出題です。どちらかというと、往年の東大の出題を彷彿とさせます。今から思えば、2010年度が特異な年であったことが、逆に浮き彫りにされます。

これは、数学に関してだけいえることですが、今年のような問題セットでは、意外と地方進学高校出身の受験生が健闘します。理科三類以外でも、地方進学校が躍進したり、無名校jのトップが東大に合格する背景はこのあたりありそうです。

来年度以降の入試傾向予測はまだまだ出来ませんが、過去の例にならうと、来年から2,3年は最後の1、2問が選択制になる大学が多いと推測されます。旧課程から行列、新課程から複素平面(あるいは整数問題)といった問題が出題されそうです。

新高校1年生、2年生諸君はいまから入念な計画の下、大学入試の準備を始めてください。

「受験勉強何時から始めるの?」と問われたら、すかさず「今でしょ!?」

『栄冠を君に』、『第一志望はゆずれない。』、『志望校が母校になる』よう君も頑張ってください。

 

 


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