小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

おめでとう東海高校!東大理科3類3名、京大医学部5名合格。東京理科116名合格!

2014-03-19 | 大学受験

 私が、東海中高で教えた最後の学年が今年の卒業生達です。例年、東京理科大学の合格者は多いのですが、今年は突出して合格者が多く、116名。その原因は何であろうかと考えておりました。「あ、そうだ。数学担当のM本先生のご出身大学ではないか、東京理科大学は」

M本先生を慕う生徒の多さに驚くばかりです。M本先生は陸上部顧問としても活躍されています。落ち着きのある、誠実な人柄が人気の秘密です。

センター試験の試験会場である名古屋工業大学の正門で、今年も応援に出向いたところ、久しぶりにM本先生とも再会。近況を報告しあい、今年の高3生の実力の程をお聞きしたところ「今年は、真面目な子が多く、印象としては粒が揃ってるなー」というご返答でした。彼らの中1、中2の2年間、4クラス、4クラスと幾何を担当した関係で、約8割は私の教え子だったといえます。

ふたを開けてみると、タイトルのとおり、東大理科3類3名、京大医学部5名と難関校での活躍が目を引きます。残念ながら慶應義塾大学の合格者はひところより減ったように思います。

いつも授業を終えて廊下を歩いていると、そこかしこから「マリオ!マリオ!」と毎時間マリオコールが鳴り止まなかった中学2年生。彼らも卒業し、これで私は本当に「伝説のマリオ先生」になったわけです。マリオ先生伝授の幾何の知識と論証力が今年の東海の躍進の源と勝手に解釈して、東海に声援を送っています。

東海高校2013年度卒業生の活躍を今後も楽しみにしています。

頑張れ東海生、そして頑張れ名高生。

 


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数研studyaidプレゼンテーションシステムによる授業実践報告。

2014-03-19 | 授業研究

 2013年度は夏休み以降、studyaid プレゼンテーション機能を使用して、全ての授業をAV教室のプロジェクターを利用して行った。対応教材は、数学Ⅰ、A、Ⅱの3冊。教科書番号310、309。

プレゼンテーションシステムは、発表後まだ日が浅く、これを用いた授業実践は、中学で多く、高校ではまだ実践例が少ないといいます。

約半年間、授業準備は大変でしたが、他の先生方にも十分示唆に富んだ実践報告が出来るかと存じます。

過日、数研出版より「授業参観」の申し出があり、東京、名古屋から各1名の方々が来校されました。日頃の授業とスタイルはまったく同じで、生徒諸君もいつもと変らぬ状態で授業を受けてくれました。(4G、4H、4Kの皆さん協力有難う)

ご覧頂いたのは、数学Ⅱ第5章対数の授業であった。春季特別期間で授業は1コマ70分であり、対数の部分は、3コマで終了するように、授業計画を立てた。やや時数不足気味で、説明できない練習問題等は、解答解説を用意し後日配布した。

今回の授業実践で気のついた点を以下に列記します。

 1.全体の授業の集中度はかなり改善された。特に成績下位層の授業参加、授業理解がより 

  深まったように感じた。事実結果は成績に正直に反映された。下位層の絶対的人数が激減

  した。これは、授業の進め方そのものに起因する現象であろう。例題の解答を拡大表示し、

  式から式への変形を克明に解説することにより、基本事項の定着がかなり図られたように思

  う 。説明は、極力省略を避ける方針で行った。

  熱心な生徒は、最前列に陣取り、意欲を出してくれた。

 2.教科書の随所にあるアニメ風教材は人気があった。(特に軌跡など)

 3.プレゼンテーションシステムの中から、予め編集した教材を黒板として表示出来る点は有難いと

   思う。この黒板モードで特に要望することは、画面の上下左右のスクロールに矢印キーを   

   対応させることです。『手のひらマークでの移動は、意外と面倒です。』

 4.デジタル教科書の各ページに附属している、ノートへの入力をより簡便にして頂きたい。

  『ノート』の入力、編集をstudyaidで出来るようにして頂きたい。

 5.関数、あるいは図形(立体など)を効果的に表示するために、Grapesを併用した。

 6.各練習の解答準備は意外と手間がかかる。以下その手順です。

   1)studyaidにより、デジタル教科書を選択し、対象問題を選択します。

   2)出典名(教科書番号、練習番号)をカットし、問題表示域にペースト(貼り付け)します。

    この作業をしていないと、次の黒板モードへのファイル変換時に、出典名が非表示になり

    ます。(これを、問題数分繰り返します。)

    改善項目:このあたりは、自動化して欲しいところです。

           教材ファイルから黒板モードへのファイル変換時には、出典名ファイルに抱え 

           るようにしてください。

          また、保存形式を教材モードから黒板モードに変換するときの、変換の仕方が

          分かり辛いので、改善をお願いします。

   3)出来れば、解答解説を、節単位に黒板用ファイルに予め変換したものを出荷時に標準

    に添付して頂きたい。

 7.「ここで、補足説明をしたい」という衝動にかられたとき、それを効果的に表示する手立てが

   ないので、それを実現するツールをご用意願いたい。

   1)手書き入力を表示できるようにするツールを開発して頂きたい。

   2)その場で、スタディーエイドモードに切り代わり、補足説明できるようにしたい。

    (グラフモードの利用が出来ると良い。)

 8.教材データを改変するとき、図形データがづれることが度々ある。出来れば図形データは

   すべてグループ化して出荷願いたい。

   (担当の方によれば、古いデータはグループ化の機能がなかったためという。)

  9.studyaidプレゼンシステムを使いこなすには、sutudyaidの操作に、3年ほど習熟する

   必要があります。最低でも、教材の改変が出来ることが必要です。

10.教材データの共有化のため「SNS版studyaidフォーラム」(仮称)を開発して頂きたい。

11.将来的には、studyaid+プレゼンテーションシステムをstudyaid-workbenchとし、

   数学の先生方がSNSで繋がるシステムが理想です。また数学以外の他教科でも使えるシ

   ステムになり、タブレットタイプでも同様な操作ができるシステムに成長して欲しいと思いま

  す。

以上、現時点で考えられることを列記しました。

この記事がきっかけとなり、studyaidが更なる発展を遂げることを念じております。

 

 

 

 


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暫くぶりの記事です。今日は球技大会。十何年ぶりで、卓球ラケットを握りました。

2014-03-19 | 日記

 今日は、高校1年の球技大会でした。教えに行っているクラスの生徒から、選手が4名しかいなくて、もう一人必要。助っ人で卓球に参加しました。協力したクラスは、決勝までコマを進めましたが、惜しくも準優勝。出来すぎの感がします。予選リーグを2勝1敗、で勝ち抜け、準決勝で勝ち、決勝で敗退した。通算3勝2敗。教えに行っているクラスと対決し、このブログの読者であるT君と対戦した。ここは負けるわけには行かない。僅差で勝利する。(T君悪く思うなよ!?)終盤は、現役の卓球部部員との対決で、惜しくも(大差で!)負けました。4年G組の諸君、準優勝おめでとう。

 練習も十分にせず、試合に臨むと事故のもと。入念な準備運動をしたお陰で、捻挫を未然に防ぐことが出来た。

 職員室にもどると、教頭先生、教務部長から「先生!若いですね。でも、お年のせいで怪我でもされたら、労災を心配せねばならないところです。ご無事で安心しました。」(と半ば揶揄されました。「年寄りの冷や水」のそしりを受けずにすんでほっとています。

 いよいよ、明日は終了式。

この1年を振り返って、春休みを有意義に過ごしてください。

この4月から、新たに大学生になる方、社会人になる方、あるいは大学院生になる方、多くの読者の方々の更なるご発展を心より祈念いたします。

P.S.本ブログの読者は、学生から社会人まで様々です。今年ですと、ご父兄から「先生のブログのお陰で、何とか第一希望に息子が合格しました。」との声が寄せられています。有難いことです。新年度も頑張って、老体に鞭打って、記事をUP致す所存です。引き続きご愛読の程、お願い申し上げます。

 

 


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