11月5日、快晴。午前10時より第28回日本数学コンクール表彰式が挙行された。
多くの俊英たちが団体戦、個人戦とその覇を競った。決して易しい問題ではなく、問題を整理し理詰めに考えないと正解にたどり着けない問題が多い。団体戦について述べれると、シニアの部の大賞は鎌倉学園チームカピバラ。ジュニアの部、大賞は東海中学、東海中3チーム。受賞の言葉として、チームカピバラの代表者は問題3を更に発展させた場合を検討したことを報告していた。論文の形にして、来年度の論文賞にぜひ応募すると良いと思います。東海中3チームは、問題を手分けして解いたが、解答の分量が多くてとても時間が足りなかったと述べていました。全部解かなくても、これはという問題にある程度絞って解答することも必要です。2年続けての受賞は立派です。シニアとなる来年度も是非頑張って下さい。特に今回目を引いたのは、女性の受賞者が増えたことです。団体戦での活躍が主な要因です。また、ジュニアの部の優秀賞に小学生5年の児童の方(女子)が入賞したことです。今後のさらなる活躍が期待されます。
あと2年で30回を迎える、日本数学コンクール。多くの方々の参加を心やりお待ち申し上げております。