演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

難しい演出-2

2009年11月24日 23時51分53秒 | 演出
ブレーメンの音楽隊の脚本指導をしていたときの課題です。
役柄の設定が親に捨てられた犬の男の子。
大学生が書いてきたのは
「僕は捨てられて悲しい」
「お父さん、お母さんに会いたいよう」
だったのですが、私は次のどれに書き換えたでしょう。
設定では、このあとわがままな老メスネコと出会います。

1.泣き喚いて、眠たいと言う。「明日になれば、目が覚めればお母さんに会えるんだ」
2.「ぜんぜん平気さ、悲しくなんてない。きっと会える。だから、僕はここで待っているんだ」
3.「腹減った、なんか食わせて」


最低限の演出-2 というか演技

2009年11月24日 23時15分58秒 | 演出
愛コンタクト、失礼アイコンタクトです。
かめおかゆみこさんが「演劇やろうよ!」の中で書いているあれですね。
そういえば、かめおかさん近々ご結○だそうでおめでとうございます。
いやあ、めでたいめでたい。
は、さておき、なぜアイコンタクトなのかはかめおかさんの本の中で見てください。

では、なぜ自分が今まで取り上げなかったのかということと、なぜ今さら取り上げたかについて書きます。

きちんと演出していれば、役者がアイコンタクトとれているかいないかは、一目瞭然なので演出が指摘することとして、当たり前だと思っていたのですね。

ではなぜ今さら取り上げたかと言うと、ラジオの人生相談で「相手の目を見ることが出来ない」というのを聞いたからです。
かめおかさんは、アイコンタクトすら出来ない場合の対処は書いていません。

鏡で自分の顔を見てください。
残念ながら私も鏡を見るたびにがっかりします。
でも、目を動かす練習からはじめましょう。
右を見て、上を見て、左を見ます。
次に、下を見て、元の位置に。

自分の目がどこを向いたか意識できましたか。
そんな感じで、人の目を見てください。

高校時代は念力をかけると
好きな女の子が振り向いてくれるんじゃないかと
一生懸命見たものですが
「好きだよ」「いやよ」
「可愛いね」「見られたくないわ」
という感じで、完敗してました。

でも、目の力は下手な台詞よりも重要かもしれません。