和田はつ子さんの小説のほかに最近よく読んでいるのが
宮本昌孝作品だろうか。
先日お亡くなりになった児玉清さんがラジオで推奨していたので読んでみたのだ。
今のところ読んだのは下記のもの。
剣豪将軍義輝 徳間ノベルス、1994
尼首二十万石 講談社 1997.8
青嵐の馬 文藝春秋、1998
北斗の銃弾 講談社 1998.4
影十手活殺帖 講談社 1999.6
藩校早春賦 集英社 1999.7
将軍の星 義輝異聞 徳間書店 2000.4
陣借り平助 祥伝社 2000.7
夏雲あがれ 集英社 2002.8
おねだり女房 影十手活殺帖 講談社 2007.3
海王 徳間書店 2009.1
天空の陣風(はやて) 祥伝社 2010.3
今は「風魔 祥伝社 2006」を読んでいる。
宮本作品の特徴は適度なエロティズムと冗談のような登場人物の強さだろう。
ただ、「剣豪将軍義輝」のように実在の人物がかかわってくると多少絵空事の度合いが強くなる。
続編の「海王」だとほとんど「北斗の拳」に近いくらいめちゃくちゃな設定やキャラクターになっている。
いちばん面白かったのは「藩校早春賦」「夏雲あがれ」のシリーズだろうか。
失敗したのは読んだ順番が逆になってしまったことだ。
宮本作品は 後半になるほど設定がめちゃくちゃになるので
当然続編のほう、最初よりも派手な設定になってくる。
「夏雲あがれ」がかなり派手な話だったので「藩校早春賦」を読んだら意外とあっさりした印象だった。
展開が楽しみなのは「影十手活殺帖」シリーズだ。
「尼首二十万石」が最初だということなんだが、記憶があいまいなのはなぜなんだろう。
いちばん最近の「おねだり女房 影十手活殺帖」は女性がうまく書けていて面白い。
就職のために松江まで
面接の結果はまだ不明です。
行きは車窓が興味深かったのですが
帰りは同じ風景なので読書を
和田はつ子
「悲桜餅」
「おとぎ菓子」
「末期葵」
「幽霊蕨」
最初の2冊が料理人季蔵捕物控シリーズ
あとの2冊が口中医桂助事件帖シリーズ
どれも軽く読めて面白かったです。
ただ、口中医桂助の時代背景が江戸末期なのに
いまさら気がつきました。
そのうち、坂本竜馬とかも出てくるのだろうか?