演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

照明機材を覚えよう-2 スポットライト(レンズが複数)

2015年03月27日 18時25分51秒 | 照明

レンズが複数で構成されるスポットライトは、エッジ(ライトの境界)をくっきりと見せることもできますし、ぼやかすこともできます。

ピンスポット
UHP-1000/eS

主にフォローに使います。
昔は、光源がアークとかキセノンとか人体に危ないものが多かったのですが
さすがに、最近はLEDとかハロゲンが主流です。
アイリスシャッタ

アイリスシャッターというのがついていて
光の輪の大きさが調整できます。
気を付けなくてはいけないのは高熱を発するため
ファンが付いていることがあるので
狭い会場で使うと結構気になることがあります。
最近は光源がハロゲン主流なので、普通の電球色ですが
アークのころは、青味がかった光でした。
先日、部の予算が余っているというので、教室上演用に
575wハロゲンのピンスポットを購入しました。
スタンドとあわせて30000円弱でした。
AMERICAN DJ / FS-1000
電球が115V仕様らしく少し暗くて黄色いのと
ファンの音が若干うるさいです。


エリプソイダルスポット
エリスポとかいいますが、四角にも丸にもエッジをだすことができて
なおかつ、いろいろな模様を床やホリゾントに映し出せます。
昔ITOという10万円前後の商品が出てきたときは、みんなITOでしたが
最近はソースフォーという10万円を切る商品が出てきて
この手のスポットをソースフォーと読んでいるようです。

ETC / 450JB
使い方によってはとても面白い機材ですが
通常はスモークマシンやドライアイスマシンと組み合わせて使うことが多いです。

模様は”ゴボ”と呼ばれるアルミのネタを使います。
ネタは薄いアルミ板で手作りもできます。

狭い会場でぽつぽつだけ出せればいいや
という時は、レンズを外したDFの前に穴を開けたアルミフォイルをかぶせる時がありますが
思ったような効果は出ません。