1971年に文学座の十二夜をNHKのテレビで見ている。
主演は藤田弓子さん.江守徹も出ていた気がする。
文学座のアトリエ上演だったはずで、最初にキックボードの馬に乗った藤田弓子さんがお供と一緒に出てくるのが斬新だった。
この時の演出が出口典雄さん。その後も、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」など話題作をアトリエで上演したのだが、残念ながらこちらは見ていない。
出口さんは、その後「劇団四季」へ移り「お気に召すまま」を演出しているのを見たはずなのだが、「面白くないな」と思った記憶がある。他の劇団との記憶違いかもしれない。
1972年に静岡で開かれた劇団四季の演劇講習会の時も出口さんは間に何か、動作を入れるといいと言っていたのだったかな。登場していきなり椅子に座るのではなく、途中で傾いている絵を直したり、戸棚から醤油を取り出したりしてから座ると、動作がスムーズになると言って板記憶がある。他には、水島弘さんがアヌイの話をしたのを覚えている。
その後、シェイクスピアをあちこちの劇団が上演するのが一時期ブームだったのだが、秋田の方には廻って来なかったので、いずれも見た記憶がない。
チェーホフもこの時期よく上演されていたっけ。民芸の「三人姉妹」は、後に野田秀樹と芝居をやっていたKと観に行ったのを思い出した。