演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

燈火の歴史

2022年08月08日 06時51分47秒 | 読書

科学入門名著シリーズ第6巻、旧ソビエトの作家、イリンの「燈火の歴史」。
WEB小説(題名を失念した)を読んでいて、参考文献として載っていたので面白そうだから、図書館で予約してお取り寄せしてみた。
「ファラデーのろうそくの科学」と並ぶ名著とされるが、ネットで検索してもほとんど出てこない。
本の解説にもあるとおり、科学の知識を描いているのではなく、「私たちの暮らしを便利にするためにどのような工夫をこらしてきたか、その知恵の出し方、の物語が書かれている。

web小説の作者が書いていた湯ような衝撃は残念ながら少なかった。
自分が小学生の頃は、少年少女物の旧ソビエトの作家の本がたくさん翻訳されていて、イリンのこの著作は読んだことがないが、リンゴの改良について書かれた本と、共産党の少年団「ピオネール」の少年の本が印象的だった。
前者は品種改良によってスイカほどもあるリンゴがあるという話が載っていたことしか覚えていない。後者は室内プールに入って、出た後で熱いシャワーを浴びるというシーンがあって、当時は室内プールも、熱いシャワーが設置されているプールもなかったので、ソビエトは恵まれているのかな、とまんまとプロパガンダに乗せられてしまっていた。



ガリレオ第7話予知る

2022年08月08日 06時16分52秒 | GYAO

第1シーズンを見過ごした「ガリレオシリーズ」をGYAOが無料配信しているので、更新されるたびに楽しみに観ている。
第7話は深田恭子が出るというので、観る前から楽しみだった。深田恭子は何をやっても深田恭子なのだが、「誰にもまねできない深田恭子」を深田恭子が演じるので、どんな深田恭子が出てくるのか、毎回ワクワクするのだ。
これは広瀬すずも似ていて、何をやっても広瀬すずなのだが、毎回少しだけ違う広瀬すずが観られるのが楽しい。
さて、ガリレオに戻ると、ネタばらししてしまうと、高圧を与えることで粘性が変化する流体を使ったトリックで、最初にトリックを実験したときに、電圧に耐え切れなくてブレーカーが落ちたので、契約電力を変更した、という話になっていた。
しかし、契約電力を変更したところで、コンセントは通常15Aまでしか使えず、メインのブレーカーが落ちる前にこのコンセントのブレーカーが落ちてしまうのだ。
つまり、トリックに使える容量を大きくするには、コンセントそのものの形状を変更し、子ブレーカーの容量を大きくする必要があるのだ。
エアコンで考えると分かると思うが、エアコンは電力を多く使うので、形状の違う専用コンセントを使っていることがよくある。普通のコンセントは小規模なエアコンにしか使えないのだ。
というわけで、第7話はトリックとしてはすごく基本的なところで破綻している。残念。