人は笑うのは好きだが、笑われるのはどうだろう。
意図してギャグを言った時に笑いを取れるのは快感かもしれないが
多くの場合、笑いは人を馬鹿にした時に生まれがちだ。
相手を叩かない漫才や相手の欠点を指摘しない漫才をやろうとしたら、なかなか難しいだろう。
だから、笑いはとても危険なのだ。
それを意識したときに、初めて人の心を動かせるのではないだろうか。
井上ひさしの笑いは身近な人間に対する暴力(奥さんへのDV、奥さんの親兄弟への言葉の暴力)が、創作の原動力だと知ったときには驚いたし、つかこうへいのあの自虐的な日本人像は在日韓国人であることの裏返しだと知ったときには妙に納得したものだ。
笑いは人を救う、でも、殺しもする。
だから、笑いは難しい。
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