演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

滑舌はなぜ重要か

2009年10月24日 14時45分33秒 | 基礎練習
ここ2日は夜になると呑み過ぎてダウンしたので書けませんでした。

で、肝心なことを書いていないのに気が付きました。
「滑舌はなぜ重要か」ということです。

高校生のお芝居や、今日観てきた劇団でもそうですが
声は聞こえているのだけれど
何を言っているのか、よく分からない、というのによく出くわします。

高校演劇では「講評」がありますので、講師が何を言うかなと思って聞いているのですが、だいたい「発声が出来ていない」というのです。
でも、声は聞こえているのだから、私からすると「滑舌ができていない」と思うのですが、違うでしょうか。

ちなみに、私が考える滑舌とは、明瞭な発音が出来ることで、早口言葉とは違います。

小さな声でしゃべっても、観客には意外とちゃんと聞こえているものです。

発声は大きい声でなく「響く声で」
発音は「明瞭」に

ついでに、呼吸は腹式でなくてもいいから、下の腹筋を鍛えよう。
腹筋は上と下があって、上半身を起こす動きよりは、足をお腹に近づけるほうが
効果があるようです。

腹筋力がないと、いい例が、ため息演技です。

息がコントロールできないので
何かしゃべるたびに、ため息のような呼吸が入る演技です。

先日観た静岡の劇団でもそんな感じの演技をする人がいました。
息をためられないので、一度吐き出して、吸おうとするためにこんな演技になります。

自分のビデオを観ていてこういう癖に気が付いた人は
ブレスの練習をしてください。
基本は大きく吸って、3つ息を止めて、ゆっくり吐きます。
ゆっくり吐くのが肝心です。

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