演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

滑舌、でもその前に

2009年10月21日 22時29分28秒 | 基礎練習
まあ、毎晩呑み過ぎているので書いていることがおぼつかないのですが、
おとといの書き込みだと、じゃあ、発声練習はどうすればいいのかが示されていません。

少しこれについて書きます。

具体的には次のような練習を薦めていましたが、教えていた生徒は
いまいち理解していなかったようです。
1.呼吸の練習
息をゆっくり吐く。
吐ききったら呼吸を止めて3数えて吸う。

3回に分けて吐く
5回に分けて吐く
7回、10回と増やす。

一番大事なのは
息をちゃんと吸ったり吐いたりすることです。

2.口の端をあげて、笑ったような顔をして声を出す。

口を閉じた状態から、最初ハミングするような感じで、だんだんと口を開きます。
このとき口の端を上げ、口の中の空間が大きくなるのを意識します。
ポイントは、普段台詞をしゃべる音程で声を出すことです。
大きな声が出せても、台詞をしゃべる音程と違っていては
結局声が出ません。

音にすると
「むーあー」っていうようになります。
むーがハミング部分。
あーが声になったときです。

さらに、詳しくやりたい人はプロの先生についてください。
舌を出しながら、アーっとやったりするようですが、私は知りません。

声が出ません、という人には
私とかめおかゆみこさんがぜんぜん違う方向からアプローチして
同じ結論に達した方法があります。
好きな人の名前を大声で言うのです。
「○○さん大好き」
結構効果があります。
相手がいない場合は
「マックベリーさん大好き!」と
叫んでください。

あと、重心の問題とかありますけど
これは説明しにくいので
いずれそのうち忘れなければ。

では、滑舌です。
「滑舌」というのは、すらすらしゃべれることです。
台詞を早く言っても、遅く言っても
ちゃんと、観客に何を言っているのか伝わるようにしゃべれることを滑舌といいます

どうすれば滑舌がうまくなるのか。
今まで、いろいろな本を読みましたが
ずばりどの本も「外郎売」がいいと書いてあります。

自分が高校時代には
そんな本を読んだこともありませんでしたし
伝統のない演劇部でしたから
やったこともありませんでした。

「外郎売」がなぜいいのかといいますと
皆さんいろいろ書いていますが
私は飽きない点だと思います。

「外郎売」はやり方しだいで練習を楽しめるのです。
もともとが、上演されたものですから
舞台でやることを想定したり、道端でやることを想定したりして
練習することが可能です。

つまり、「外郎売」を練習すると
演技の練習も出来るのです。

次回は「集中力を高めるには」です。
明日とは言いません。


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2 コメント

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こんにちわ~ (がんちゃん@お母さん)
2009-10-23 12:23:58
「外郎売」は私も経験しましたが,すごくいいです!!
私の通った高校演劇部では取り入れてなかった(こういうものもあるよ,と紹介ぐらいはされたのかな~?)のですが,土浦の某劇団に入りましたら基礎練習にありまして最初は口が回らず正確に言えなかったのですが家で毎日練習していたら,だんだん言えるようになってきて,すると芝居のセリフが口が回ってとても言いやすいという成果を経験しました♪
でも続けないとダメですね・・・ただいま休団中・・・普段の会話さえ口が回りません(汗

「これは集中力を高める練習です.」と言われて教えてもらった記憶がないのですよね~.
やってきた基礎練習の中にあったのかもしれませんけど・・・.
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Unknown (管理人)
2009-10-24 15:04:11
酔っ払いの日々が続いておりまして
ついつい記事がかけません。

ここでは、「なぜ」を説明することで
演劇を日常にどう応用するのかの基礎を
理解してもらおうと思って書いています。
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