演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

昨日がなければ明日もない

2022年02月01日 15時29分05秒 | 読書

宮部みゆきの杉村三郎シリーズ5弾。
前の4冊も読んでいるはずなのだが、記憶にないので、あとで読み返してみよう。
納められているのは「絶対零度」「華燭」「昨日がなければ明日もない」の三篇。
どの作品も、さほど大事件ではないような話から始まって、結局大きな事件が隠されていた、という結末になっている。
トリックというようなものはあまりなく、心理的なすれ違いとか、人の心が持っている闇が浮き上がってくる構造になっているため、後味はあまりよくない。


しかしながら、ありそうだな、という話になっちえうところが恐ろしいところなのだろう。




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