面白いかなと思って借りてきたのだが、同じような記述が延々と続いて136ページで挫折した。
テーマは
メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか?
本書では地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ、と説明しているのだが、話がしつこくなおかつなかなか話が前に進まない。
きっと、この先にもっと重要なことが書かれているのだろうが、残念ながら読み続ける根気が合出ない。
あと、本の中の考察に違和感があるのも、読むのを妨げているのだろう。特に、韓国は民主的だから経済が発展したのだというような記述がしばしばみられるのだが、はたしてこの見解はどうなのだろうか。
もっとも、韓国の購買力GDPは日本を追い越しているそうなので、あながち間違いではないのかもしれないけれど、何か納得がいかないのだ。
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