color="red">明治HD浅野茂太郎会長は、会長職「退任」する前に 争議解決の当事者責任を社会的に示せ!
亡くなられた団員の思いを胸に、第7次座り込み
全国9事業所32名が、中労委再審査証人調べが1月13日に終了した時点から「最終準備書面」提出の5月19日まで、明治HD浅野茂太郎会長と松尾正彦社長に対し、経営判断をもって自主解決を求めて行ってきた、明治HD社前座り込み行動は、第7次までに、この間、延べ261団体615名、22時間余におよびます。
しかし、浅野会長・松尾社長は、警備員を前面に配置すると同時に、ビル周りをバリケードで固め対峙させることで、労使間の問題をあたかも暴力集団の行為であるがごとき描き出そうとしているのか知らないが、非近代的な経営姿勢の滑稽さが滲み出てきます。
参加者ともども整然と自主解決求めての行動
第7次座り込み行動の6月15日~16日の2日間に、延べ54団体91名が参加し自主解決を強く求める行動になりました。
2日間にわたり激励に駆けつけていただいた皆様から連帯の挨拶がありました。
第7次座り込みの冒頭に、行動の目的と位置づけを団長小関から訴え
第7次にわたる明治HD社前座り込みに、ご支援に駆けつけていただきましてありがとうございます。争議団と支援共闘会議は、中労委の証人調べが終了し明治HDの経営陣に自主的解決の決断を求める座り込みをしてきています。
これまでも、明治HD株主総会に向けて、第一回総会から事前質問書を提出しその回答を求めると同時に、総会会場での質問を行い長期にわたる争議解決への姿勢を質してきました。
今回も、29日に開催される第7回株主総会に向け13日に総務グループ長他2名にお会いして事前質問書の全体を説明し、今月の22日までに回答を求めてきました。
その中で、3つの特徴があることを申してきました。
①の特徴は、明治グループが創業以来100年目を迎える、100年という節目の年の株主総会であり、100年の歴史をきちんと総括し到達点を確認して、これからの100年をどう世界的に総合食品企業として飛躍するのか、そういう新たなグループとしての飛躍の方針が求められる株主総会であること。
②の特徴は、2009年に明治乳業と明治製菓が経営統合して7年目の株主総会、しかし、この経営統合の時に両社の社長が記者会見で述べたこの経営統合を節目にして、国際的な飛躍、国際戦略を軸とした企業活動を行っていくことを宣言したわけです。しかし残念ながら、7年目を迎える現時点でも国際的戦略は大きく後退している、広大な中国市場から粉ミルクが撤退するなど、むしろ、全体の明治グループの売り上げの1割にも満たない状況に陥っている、この背景には一体何があるのか、ご承知の通りいま国際社会では、人権を守れないような企業は統治企業として認められない国際の常識になっている。そのような視点から、なぜ国際戦略が成功しないのか、その背景に何があるのかを今回の株主総会の中で経営陣がきちんと判断し、株主総会でそのお答えをいただきくことであります。
③の特徴は、長期にわたって旧明治乳業時代から、この争議の一方の当事者として深く関わってきて、経営統合後も、明治HDの社長、現在の会長までやってきた浅野茂太郎氏が、第7回株主総会をもって退任すること。今までは、旧明治製菓と旧明治乳業双方から、代表権を持つ社長と会長を交互に出し合ってきたバランス的な経営を図ってきたのでありますが、それらのバランス経営から脱却して、代表権を一本にする経営体制に変えることが明らかにされている。そういう意味で、争議の一方の当事者であります浅野茂太郎氏が、代表権のない相談役として退任すること、これも今回の大きな特徴である。この3つの特徴ある節目で、新たに構成される経営陣がさらなる飛躍を目指してどういう経営姿勢を示すのか、そのことが問われている株主総会であることを、事前質問書を提出する前段でお伝えしました。
質問書は大きく分けて4つの柱立てにしました、直接回答を求めているのは13項目であります。その一つ一つは、この明治グループの1万5千名の社員の生活圏をどう守っていくかというまさに、企業の未来に関わる重大な内容であります。その中の重大な問題として、4番目のこの労働争議をどう位置づけて経営判断として、経営上のリスクとして、この争議問題を精算するのかというこういう問いただしであります。
私たちは、そういう新しい明治HDが7回株主総会を契機に、新しい経営体制に変わるその節目に、半世紀におよぶ「負の遺産」である労働争議を全面的に解決すべきだと、その結論を求めて、今日、明日座り込むことを決意しているわけであります。ご参加の皆さんに、空模様が怪しい中ではありますが、最後までお力をいただくことをお願いして座り込みのスタートに当たっての当該を代表しての決意とご報告にさせていただきます。
【連帯挨拶】
①全労連常任幹事 組織・法規対策局長 岩橋さん
座り込み行動ご参加のみなさん、ごくろうさまです。
思想信条による賃金差別事件、会社が作ったインフォーマル組織による労働組合乗っ取り事件の多くが、21世紀を迎える前に解決しました。思想信条による差別は許されない、インフォーマル組織を作って労働組合を乗っ取るなんてとんでもないということは、社会的にはすでに確認されていると思います。明治乳業争議は、21世紀までに問題解決をできなかった、取り残された遅れた争議だとも言えます。これまで解決できなかったことに責任を感じるとともに、一日も早く争議が解決するようとりくみを強めたいと思います。
明治乳業は、日本で企業活動をする以上、憲法、労働組合法、労働基準法を守るのは当たり前ことです。明治乳業の企業としての社会的責任(CSR)、法令遵守義務(コンプライアンス)を鋭く問いたいと思います。「明治のおいしい牛乳」や明治の板チョコを愛用していますが、憲法・労働法を守らない、労働争議を解決しようしない明治の商品の不買運動も今後検討すべきじゃないかとも考えています。
安倍内閣の戦争法の強行に対して、「安倍政治を許さない」という動きが広がっています。憲法や労働法を守らない「明治乳業を許さない」という動きをいっそう広げていきたいと思います。一日も早い争議解決をめざしてともにがんばりましょう。
②国公労連 常任顧問・宮垣さん
皆さん、明治HDの企業行動憲章を見てください。
私たち明治グループは、「食と健康」に関わる事業に携わる者として、その責任の重さを自覚しながら、企業として健全に発展していくことで、社会への責務を継続的に果たしていきます。
そのために、役員および従業員は、諸法令、国際的取り決め、社会規範、およびグループ各社の定める諸規程などを遵守し、高い倫理観のもと、公正かつ誠実に行動します
これが企業憲章です。そして、明治グループの人権方針は、人権の尊重、差別の禁止であります。
皆さん、30年前からまともな仕事、製品を求めてたたかってきた労働者、労働組合を敵視をして賃金差別をおこない、そして、白組、赤組、雑草組に分けて思想差別をし、また人権侵害をやってきたのは明治そのものではありませんか。今の企業行動憲章、人権方針に照らして、今までやってきたことが間違いであったということが、この点においても明らかなことではないでしょうか。
今から100年前の大正5年に、明治乳業の前身の会社東京菓子が、この6月末の株主総会で、100年のレセプションで明治の経営陣が襟を立てて企業行動憲章に照らして、健全な企業として発展をしていくためには、直ちに争議を解決するための話し合いのテーブルをつくることだと思います。そのことを経営者の皆さんに心から強く申し入れるものであります。
私たち国公労連の仲間も厚生労働省から社会保険庁の分割民営化によって245人もの方々が整理解雇をされました。以下略・・・・・
国公労連も皆さんと共に、明治乳業争議解決、JALや社保庁不当解雇撤回のために国公労連もともに闘う決意だ。
③東京地評常任幹事・菊池さん
明治HD前行動にご参加の皆様ご苦労様です。私は、毎月重ねているこの行動が大きく明治HDを追い詰めて、その解決を迫る大きな力になっていると思います。
この6月29日には、明治HDの株主総会が開かれ、浅野会長が退任され新しい経営体制になる。新しい出発にあたって何よりも、長期にわたるこの争議を解決していかねばならないと考えています。皆さん、今年の株主総会の決算などを見ましても利益が上がっていますけれども、しかしながら、売り上げを見ましても全く伸びていない。資産の売却によって利益を生み出している。このような実態が明らかになっていると思います。しかも、来期の決算などを見ると、主力のヨーグルトや牛乳の売り上げが望めないことから、減益の見通しです。働く労働者は必死に働いている中でのことです。
こういう結果を生み出すことは経営能力からの問題だと考えます。国際的に飛躍を求めながらも撤退せざるを得ない状況などを作り出している。これまで労働者を差別をして、長期にわたって労働者の声を聴かない異常な体質から生まれている結果ではないでしょうか。
明治HDが新しい道を進めるならば、どうしてもこの事件、争議を解決することが求められていることを強く訴えたいと思います。
今年は創立100周年を迎えることでありますが、明治の役員の皆さんはどういうふうに迎えようとしているのか。争議を清算し差別を清算して祝うことではないでしょうか。そのためには、話し合いのテーブルを作って、国民の皆さんに信頼される会社になっていただくためにも、是非ともこの争議を解決していただきたい。東京地評として、全力を挙げて支援をし、全面解決まで皆さんと力合わせて頑張っていきます。
④明乳争議支援千葉県共闘会議・高橋さん
6月4日の日に、千葉県の松戸市にある明治HDの浅野茂太郎さんの近くにある公園で集会を開いてデモ行進をおこないました。
その前の午前中に近所に宣伝しながらビラまきしてまいりました。70名の参加で大きく成功させました。浅野さん宅は要請にいきましたが誰もいないようでした。
私は、教師をしながら50年間古武道をしてきました。正々堂々と自分に恥ずかしくないような人生を学んでまいりました。
これまでも浅野会長に話し合いで解決すべきと求めてきたが、応じない姿勢をとってきているが、恥ずかしくないのか、間違っていないことであるならば、正々堂々と私たちと面会をし、話し合いを持ちことだろうと思っています。
浅野さんが、会長を退くと言うことも聞いています。人間は引き際がきれいであることが大事であると思っています。この機会を逃さずに私たちと話し合いに応じて、そして、解決して身をきれいにしていただきたいというふうに思っています。
日本国憲法に違反し、人権を無視し、差別をし、こういう会社が日本の中で存在してはならないと考えています。
中労委の裁定を待つことなく、直ちに話し合いに応じこの30年以上にわたる争議を解決することを私からも強く求めます。
⑤電気情報ユニオン(元東芝の職場を明るくする会)・海老根さん
明治乳業は長いこと労働者に対して差別をおこなってきました。明治乳業がおこなってきた労働組合活動家に対する差別は、東芝とほとんど同じであります。
東芝や明治乳業は、1970年代から一貫して情報を交換して、労働組合活動を職場から追い出すために、会社は労務対策をとってきました。会社がやってきた政策は、秘密の労務組織をつくって、労働組合の役員選挙で、その秘密組織のメンバーを当選させて労働組合全体を会社の意のままに操るそういう政策でありました。
東芝では臨時工の人たちが、1960年から1974年までたたかって、最高裁判所で解雇無効の判決を勝ち取って、臨時工の労働者全員が職場復帰を果たしたのであります。それをきっかけに東芝では、臨時工自体の勤続年数も正社員の勤続年数に通算して加算して退職金が支払われるようになりました。臨時工の皆さんのたたかいが東芝全体に影響する大きな成果を勝ち取ったのであります。この最高裁判例は今の時代でも活かしていこうではありませんか。
明治乳業がおこなってきた不当労働行為について、きっぱりとした判断を中央労働委員会がおこなうことが必要であります。東芝では、職場秘密組織を「東芝扇会」として全国の39の本社、工場、営業所に組織したのであります。3000人の組織であります。東芝の従業員は7万人おりましたから、全体から見ればわずかであります。しかし皆さん、同じようなことを明治乳業もおこないました。ある日突然に、全国の明治乳業の職場で、明朋会とかなんとか会という秘密の労務組織が次々に作られたのであります。
皆さん、職場労働者が全国の明治乳業の工場の中で、会社の指揮命令なしにこんなふうに一斉に秘密組織徹底することが出来るでしょうか。労働者にはこの様な自由は与えられていません。秘密組織を作るために、工場長や工場のナンバー2などトップクラスの幹部職員が、全国の工場に出張して、そして、この秘密組織の結成を指揮命令して成功させたのであります。その結果、明治乳業では、この原告団長はじめ多くの方が、浅野茂太郎社長やその前の会長と組合役員選挙で争って、やがて多数決で負けてしまうのです。しかしその結果として、長年続いているこの差別がいまだに続いていること、皆さん放置していることが出来るでしょうか。
浅野茂太郎会長は今回で退任するということです。退任することであれば浅野会長は、この様な恥ずかしい長引く争議を解決して引退すべきではないでしょうか。私たちはそのことを強く訴えたいと思います。
職場の労働組合や活動する権利を守れ、労働者が自由に組合活動の場で発言することが出来なくなる、そういうときどうなるでしょうか。明治乳業の製造現場の職場では、圧倒的多数が非正規社員であります。インターネットで各地の工場の時給を見てみますと、多くの明治乳業の製造現場では、その地域の最低賃金に近い時給で働いているのであります。
明治乳業といえば日本のトップ企業でないでしょうか。それが時給1000円以下で多くの労働者が製造現場で働かされている。これが現在の不況の明治の姿なのであります。この様なことを許しているなら、日本から格差と貧困はなくなりません。
私たちは、長年のたたかいで不当労働行為を労働委員会で勝利命令を勝ち取って、会社に認めさせ解決することが出来ました。労働委員会に申し立てた10名の労働者以外に、100名を超える人たちが、亡くなって、苦しくて会社を数年前に辞めた人を、その人たちも含めて、会社に謝罪金を支払わせて解決することが出来たのであります。
明治の皆さんもこの様な形で、原告団以外にも大勢の方も泣きながら会社を辞めたと思います。その様な人たちも含めて、浅野茂太郎会長は責任をとって、この際、退任するにあたって争議を全面解決すべきです。そのことを強く求め、解決のその時まで皆さんと共に力を合わせて支援を続けていきましょう。
⑥JAL客乗原告団事務局次長・石賀さん
私は、6年前に日航から解雇されました。私を解雇したのは、片山弁護士の事務所が筋向かいにあるのですけども、私を解雇したのは片山弁護士です。解雇されたのは私だ~。解雇された当時、何もわからない私たちを親身に支援してくださった明治乳業争議団の皆さんでした。千代田区内を担当していて明乳の方とオルグを共同する中で、本当に皆さん、大変な中で粘り強くたたかっているなと感じ連帯を強くしています。
JAL争議団のたたかいは、職場に戻って空の安全を守らせることです。そのことと明乳の皆さんの食べることの安全を守れの運動も一緒だと思います。お互い争議解決まで、これからも力を合わせ共に頑張っていきたい。今後ともご支援よろしくお願いします。
⑦食品一般ユニオン書記長・佐藤さん
食品一般ユニオンは、食に関わる職場で働く仲間やOBで組織するにユニオンです。何時でもだれでも加入できるように既存の組合に所属していても仲間として迎え入れられるよう二重加盟も柔軟に対応できる組織です。
仲間は北は北海道から福岡県まで、明治を始め雪印、ネスレ、三井製糖、東洋精糖、不二家などで働いていた多くの仲間がいる全国的なユニオンです。
明治乳業の不当労働行為は人権侵害をも含まれる卑劣な行為で許されるものではありません。
30年を超えるたたかいを粘り強く続けてきた当該の争議団員には敬意を表します。
当ユニオンは組合として法人格を取得しています。話し合いでこの争議を解決していくための受皿としていつでも応じる用意があります。
この労働争議の当事者でもある浅野茂太郎会長が今月の株主総会で代表権のない顧問に付くことが公表されています。これで明治の新役員体制もこの争議に区切りを付ける機会がきたのではないかと思います。
今後も争議をたたかう組合員でもある争議団員を支え勝利解決の日まで支援していくことお約束して連帯の挨拶にかえさせていただきます。共に連帯して頑張りましょう。
⑧国公労連常任顧問・盛永さん
明治が、これまで職員や組合員を赤組・白組・雑草組などと区分けをして、雑草組とは口をきいてはダメだ等として行ってきた行為は明確な人権侵害であり、不当労働行為であることは明白だ。即刻解決されなければならないことだ。この蛮行を行った現会長は、今年の株主総会で退任するとのことだが、退任の前に自ら解決すべきだ。このような事態を放っておく株主の責任も重大であり、株主総会では、このことも大いに株主にも伝えていこうではないか。
⑨明治HD株主(差別連幹事)・篠崎さん
(株)明治は今年創業100周年を迎えるそうです。
大変おめでたいことです。
私は株主として明乳争議団団長の小関氏と共に株主有志を代表して株主総会への事前質問書を今月13日に提出し、その際、(株)明治が長年にわたる争議解決への決断をするよう要請して参りました。
長年にわたる賃金差別という人権侵害を是正するよう求めた中央労働委員会の審理は5月19日に結審し、現在は命令を待つばかりです。
(株)明治は中労委の和解勧告を拒絶したようですが、労働争議は話し合いによらなければ解決しません。話し合いを拒絶し社会に背を向けたまま株主総会と100周年を抗議の声が高まる中で迎えるのはおめでたいことではありません。
経営トップが交代するこの時期こそ、争議解決を決断し、100周年を共に喜び合えるようにするのが賢明な道ではないかと訴えます。
話し合いに応ずれば、明乳争議支援共闘会議としても、抗議行動の中止も考える旨、申し添えて、6月22日までに小関団長迄、返答されるよう要請してきました。
(株)明治の賢明な判断を期待しているところです。
⑩千葉労連松本議長から締めくくりの挨拶(明乳争議支援共闘会議議長)
私たちがこのような形で座り込みをしている理由は、この長期争議を解決していただきたい、話し合いで、この間一貫して浅野茂太郎会長、そして松尾正彦社長に問いかけてきました。しかしこの会社は、院生が敷かれている事実が判明した以上、中山悠相談役に対し決断をしていただきたい、その要請をします。
いま、明治HDはこの争議を解決しないためどうなったのか。統合して7年、とうとう日経新聞が明治HD今期低迷に、そして、週刊東洋経済が明治HDが減益に転ずる理由、いずれも、経常利益も営業利益も純利益も今期は減益予想、なぜこうなったのか、 皆さん、理由は明らかです。この争議を解決しなかったためです。そのために、労働者の人権を守らなかったために、明治はこの間、食品事故が33件あってはならないことです。そして社員の死亡事故が7件、7名もが食品工場で殺されている。そして労働争議、賃金差別、人権侵害の労働争議を11件も繰り返している。こんな大企業が日本にあるでしょうか。こんなことをしていれば当然会社は疲弊する当たり前のことではないでしょうか。
この明治HDが、なぜ、30年経過の争議を解決しないのか、理由はだんだんわかってきました。この会社は、院生が敷かれている、大株主も認めておられます。院生の当事者は、この会社の元社長中山悠相談役です。彼は、労働組合の委員長、その権力を使って明治乳業の元社長の娘と結婚をして、会社そのものを乗っ取って社長に栄転したのです。今の浅野茂太郎会長同じです。明治の川村社長は、中山悠社長時代に初めて男秘書として採用した人間です。こういう古い体質が許されるでしょうか。
今年、明治は創業100年です、玄関に電球飾りが輝いていますお祝いの年です。これから明治は発展しなければならない。1万5千人の社員は、明治HDがこの争議を解決して食の安全を守る、働く者の人権を守る、まっとうな会社に発展することを1万5千の社員は願っています。消費者も酪農家も願っています。
トヨタ、シャープ、三菱自動車なぜ不祥事を起こしたのか、会社が民主化されていないからだと指摘されています、この会社も同じです。民主化されていない、風通しが悪い、名前の通り明治、古い体質だということです。社員が言いたいことを言える職場を作り、民主化することが企業発展に欠かせない。
中山悠相談役、陰で操るのではなくて私たちと真正面から向かい合って、この争議を解決する決断は貴方にあります。
私たちは株主総会その総会前に、中労委が提案した和解に応じるべきです。話し合いをしなければ解決をしません。天下の明治HD、1兆円企業の明治HDはこんなことを抱えて、笑いものになっていることがわからないのですか。私たちは、中山悠相談役、浅野茂太郎会長貴方たちが起こした事件です。貴方たちがケリをつけるべきです。立つ鳥跡を濁さず、堂々と話し合って解決をしていただきたい。そのことを社員も消費者も酪農家も願っている。私たちはこの争議が解決するまで、断固たたかうことを申し上げ連帯のご挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。
以上の方々の他からも連帯のご挨拶をいただいております。大変失礼しますがご紹介のみとさせていただきます。
東京地評事務局長・松森さん
明乳争議支援千葉県共闘会議・山城さん
JMITU IBM支部・橋本さん
JAL客乗原告団副団長・杉山さん
全厚生労組(年金機構への雇用を求める)・松本さん
ありがとうございました。
争議団からのお礼と決意
15日は、米元事務局次長(千葉県争議団共闘会議議長)
16日は、矢口副団長
参加者意思行動の唱和
● 浅野会長は、会長退任前に争議を解決せよ!
● 浅野会長は、争議解決を決断せよ!
● 浅野会長は不当労働行為の当事者責任を果たせ!
● 浅野会長は争議解決の話し合いに応じろ!
● 松尾社長は争議解決の話し合いに応じろ!
● 明治の組合支配介入は許さないぞ!
● 明治は33件におよぶ不祥事・不正行為を正せ!
● 食の安全・安心を消費者に保障せよ!
● 我々は争議解決に向け最後までたたかうぞ!
団結ガンバロウ三唱
明治HD社前行動に参加された皆さんの心意気と団結の力で、
明治乳業争議と全ての労働争議の全面解決めざし、
団結してたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!
亡くなられた団員の思いを胸に、第7次座り込み
全国9事業所32名が、中労委再審査証人調べが1月13日に終了した時点から「最終準備書面」提出の5月19日まで、明治HD浅野茂太郎会長と松尾正彦社長に対し、経営判断をもって自主解決を求めて行ってきた、明治HD社前座り込み行動は、第7次までに、この間、延べ261団体615名、22時間余におよびます。
しかし、浅野会長・松尾社長は、警備員を前面に配置すると同時に、ビル周りをバリケードで固め対峙させることで、労使間の問題をあたかも暴力集団の行為であるがごとき描き出そうとしているのか知らないが、非近代的な経営姿勢の滑稽さが滲み出てきます。
参加者ともども整然と自主解決求めての行動
第7次座り込み行動の6月15日~16日の2日間に、延べ54団体91名が参加し自主解決を強く求める行動になりました。
2日間にわたり激励に駆けつけていただいた皆様から連帯の挨拶がありました。
第7次座り込みの冒頭に、行動の目的と位置づけを団長小関から訴え
第7次にわたる明治HD社前座り込みに、ご支援に駆けつけていただきましてありがとうございます。争議団と支援共闘会議は、中労委の証人調べが終了し明治HDの経営陣に自主的解決の決断を求める座り込みをしてきています。
これまでも、明治HD株主総会に向けて、第一回総会から事前質問書を提出しその回答を求めると同時に、総会会場での質問を行い長期にわたる争議解決への姿勢を質してきました。
今回も、29日に開催される第7回株主総会に向け13日に総務グループ長他2名にお会いして事前質問書の全体を説明し、今月の22日までに回答を求めてきました。
その中で、3つの特徴があることを申してきました。
①の特徴は、明治グループが創業以来100年目を迎える、100年という節目の年の株主総会であり、100年の歴史をきちんと総括し到達点を確認して、これからの100年をどう世界的に総合食品企業として飛躍するのか、そういう新たなグループとしての飛躍の方針が求められる株主総会であること。
②の特徴は、2009年に明治乳業と明治製菓が経営統合して7年目の株主総会、しかし、この経営統合の時に両社の社長が記者会見で述べたこの経営統合を節目にして、国際的な飛躍、国際戦略を軸とした企業活動を行っていくことを宣言したわけです。しかし残念ながら、7年目を迎える現時点でも国際的戦略は大きく後退している、広大な中国市場から粉ミルクが撤退するなど、むしろ、全体の明治グループの売り上げの1割にも満たない状況に陥っている、この背景には一体何があるのか、ご承知の通りいま国際社会では、人権を守れないような企業は統治企業として認められない国際の常識になっている。そのような視点から、なぜ国際戦略が成功しないのか、その背景に何があるのかを今回の株主総会の中で経営陣がきちんと判断し、株主総会でそのお答えをいただきくことであります。
③の特徴は、長期にわたって旧明治乳業時代から、この争議の一方の当事者として深く関わってきて、経営統合後も、明治HDの社長、現在の会長までやってきた浅野茂太郎氏が、第7回株主総会をもって退任すること。今までは、旧明治製菓と旧明治乳業双方から、代表権を持つ社長と会長を交互に出し合ってきたバランス的な経営を図ってきたのでありますが、それらのバランス経営から脱却して、代表権を一本にする経営体制に変えることが明らかにされている。そういう意味で、争議の一方の当事者であります浅野茂太郎氏が、代表権のない相談役として退任すること、これも今回の大きな特徴である。この3つの特徴ある節目で、新たに構成される経営陣がさらなる飛躍を目指してどういう経営姿勢を示すのか、そのことが問われている株主総会であることを、事前質問書を提出する前段でお伝えしました。
質問書は大きく分けて4つの柱立てにしました、直接回答を求めているのは13項目であります。その一つ一つは、この明治グループの1万5千名の社員の生活圏をどう守っていくかというまさに、企業の未来に関わる重大な内容であります。その中の重大な問題として、4番目のこの労働争議をどう位置づけて経営判断として、経営上のリスクとして、この争議問題を精算するのかというこういう問いただしであります。
私たちは、そういう新しい明治HDが7回株主総会を契機に、新しい経営体制に変わるその節目に、半世紀におよぶ「負の遺産」である労働争議を全面的に解決すべきだと、その結論を求めて、今日、明日座り込むことを決意しているわけであります。ご参加の皆さんに、空模様が怪しい中ではありますが、最後までお力をいただくことをお願いして座り込みのスタートに当たっての当該を代表しての決意とご報告にさせていただきます。
【連帯挨拶】
①全労連常任幹事 組織・法規対策局長 岩橋さん
座り込み行動ご参加のみなさん、ごくろうさまです。
思想信条による賃金差別事件、会社が作ったインフォーマル組織による労働組合乗っ取り事件の多くが、21世紀を迎える前に解決しました。思想信条による差別は許されない、インフォーマル組織を作って労働組合を乗っ取るなんてとんでもないということは、社会的にはすでに確認されていると思います。明治乳業争議は、21世紀までに問題解決をできなかった、取り残された遅れた争議だとも言えます。これまで解決できなかったことに責任を感じるとともに、一日も早く争議が解決するようとりくみを強めたいと思います。
明治乳業は、日本で企業活動をする以上、憲法、労働組合法、労働基準法を守るのは当たり前ことです。明治乳業の企業としての社会的責任(CSR)、法令遵守義務(コンプライアンス)を鋭く問いたいと思います。「明治のおいしい牛乳」や明治の板チョコを愛用していますが、憲法・労働法を守らない、労働争議を解決しようしない明治の商品の不買運動も今後検討すべきじゃないかとも考えています。
安倍内閣の戦争法の強行に対して、「安倍政治を許さない」という動きが広がっています。憲法や労働法を守らない「明治乳業を許さない」という動きをいっそう広げていきたいと思います。一日も早い争議解決をめざしてともにがんばりましょう。
②国公労連 常任顧問・宮垣さん
皆さん、明治HDの企業行動憲章を見てください。
私たち明治グループは、「食と健康」に関わる事業に携わる者として、その責任の重さを自覚しながら、企業として健全に発展していくことで、社会への責務を継続的に果たしていきます。
そのために、役員および従業員は、諸法令、国際的取り決め、社会規範、およびグループ各社の定める諸規程などを遵守し、高い倫理観のもと、公正かつ誠実に行動します
これが企業憲章です。そして、明治グループの人権方針は、人権の尊重、差別の禁止であります。
皆さん、30年前からまともな仕事、製品を求めてたたかってきた労働者、労働組合を敵視をして賃金差別をおこない、そして、白組、赤組、雑草組に分けて思想差別をし、また人権侵害をやってきたのは明治そのものではありませんか。今の企業行動憲章、人権方針に照らして、今までやってきたことが間違いであったということが、この点においても明らかなことではないでしょうか。
今から100年前の大正5年に、明治乳業の前身の会社東京菓子が、この6月末の株主総会で、100年のレセプションで明治の経営陣が襟を立てて企業行動憲章に照らして、健全な企業として発展をしていくためには、直ちに争議を解決するための話し合いのテーブルをつくることだと思います。そのことを経営者の皆さんに心から強く申し入れるものであります。
私たち国公労連の仲間も厚生労働省から社会保険庁の分割民営化によって245人もの方々が整理解雇をされました。以下略・・・・・
国公労連も皆さんと共に、明治乳業争議解決、JALや社保庁不当解雇撤回のために国公労連もともに闘う決意だ。
③東京地評常任幹事・菊池さん
明治HD前行動にご参加の皆様ご苦労様です。私は、毎月重ねているこの行動が大きく明治HDを追い詰めて、その解決を迫る大きな力になっていると思います。
この6月29日には、明治HDの株主総会が開かれ、浅野会長が退任され新しい経営体制になる。新しい出発にあたって何よりも、長期にわたるこの争議を解決していかねばならないと考えています。皆さん、今年の株主総会の決算などを見ましても利益が上がっていますけれども、しかしながら、売り上げを見ましても全く伸びていない。資産の売却によって利益を生み出している。このような実態が明らかになっていると思います。しかも、来期の決算などを見ると、主力のヨーグルトや牛乳の売り上げが望めないことから、減益の見通しです。働く労働者は必死に働いている中でのことです。
こういう結果を生み出すことは経営能力からの問題だと考えます。国際的に飛躍を求めながらも撤退せざるを得ない状況などを作り出している。これまで労働者を差別をして、長期にわたって労働者の声を聴かない異常な体質から生まれている結果ではないでしょうか。
明治HDが新しい道を進めるならば、どうしてもこの事件、争議を解決することが求められていることを強く訴えたいと思います。
今年は創立100周年を迎えることでありますが、明治の役員の皆さんはどういうふうに迎えようとしているのか。争議を清算し差別を清算して祝うことではないでしょうか。そのためには、話し合いのテーブルを作って、国民の皆さんに信頼される会社になっていただくためにも、是非ともこの争議を解決していただきたい。東京地評として、全力を挙げて支援をし、全面解決まで皆さんと力合わせて頑張っていきます。
④明乳争議支援千葉県共闘会議・高橋さん
6月4日の日に、千葉県の松戸市にある明治HDの浅野茂太郎さんの近くにある公園で集会を開いてデモ行進をおこないました。
その前の午前中に近所に宣伝しながらビラまきしてまいりました。70名の参加で大きく成功させました。浅野さん宅は要請にいきましたが誰もいないようでした。
私は、教師をしながら50年間古武道をしてきました。正々堂々と自分に恥ずかしくないような人生を学んでまいりました。
これまでも浅野会長に話し合いで解決すべきと求めてきたが、応じない姿勢をとってきているが、恥ずかしくないのか、間違っていないことであるならば、正々堂々と私たちと面会をし、話し合いを持ちことだろうと思っています。
浅野さんが、会長を退くと言うことも聞いています。人間は引き際がきれいであることが大事であると思っています。この機会を逃さずに私たちと話し合いに応じて、そして、解決して身をきれいにしていただきたいというふうに思っています。
日本国憲法に違反し、人権を無視し、差別をし、こういう会社が日本の中で存在してはならないと考えています。
中労委の裁定を待つことなく、直ちに話し合いに応じこの30年以上にわたる争議を解決することを私からも強く求めます。
⑤電気情報ユニオン(元東芝の職場を明るくする会)・海老根さん
明治乳業は長いこと労働者に対して差別をおこなってきました。明治乳業がおこなってきた労働組合活動家に対する差別は、東芝とほとんど同じであります。
東芝や明治乳業は、1970年代から一貫して情報を交換して、労働組合活動を職場から追い出すために、会社は労務対策をとってきました。会社がやってきた政策は、秘密の労務組織をつくって、労働組合の役員選挙で、その秘密組織のメンバーを当選させて労働組合全体を会社の意のままに操るそういう政策でありました。
東芝では臨時工の人たちが、1960年から1974年までたたかって、最高裁判所で解雇無効の判決を勝ち取って、臨時工の労働者全員が職場復帰を果たしたのであります。それをきっかけに東芝では、臨時工自体の勤続年数も正社員の勤続年数に通算して加算して退職金が支払われるようになりました。臨時工の皆さんのたたかいが東芝全体に影響する大きな成果を勝ち取ったのであります。この最高裁判例は今の時代でも活かしていこうではありませんか。
明治乳業がおこなってきた不当労働行為について、きっぱりとした判断を中央労働委員会がおこなうことが必要であります。東芝では、職場秘密組織を「東芝扇会」として全国の39の本社、工場、営業所に組織したのであります。3000人の組織であります。東芝の従業員は7万人おりましたから、全体から見ればわずかであります。しかし皆さん、同じようなことを明治乳業もおこないました。ある日突然に、全国の明治乳業の職場で、明朋会とかなんとか会という秘密の労務組織が次々に作られたのであります。
皆さん、職場労働者が全国の明治乳業の工場の中で、会社の指揮命令なしにこんなふうに一斉に秘密組織徹底することが出来るでしょうか。労働者にはこの様な自由は与えられていません。秘密組織を作るために、工場長や工場のナンバー2などトップクラスの幹部職員が、全国の工場に出張して、そして、この秘密組織の結成を指揮命令して成功させたのであります。その結果、明治乳業では、この原告団長はじめ多くの方が、浅野茂太郎社長やその前の会長と組合役員選挙で争って、やがて多数決で負けてしまうのです。しかしその結果として、長年続いているこの差別がいまだに続いていること、皆さん放置していることが出来るでしょうか。
浅野茂太郎会長は今回で退任するということです。退任することであれば浅野会長は、この様な恥ずかしい長引く争議を解決して引退すべきではないでしょうか。私たちはそのことを強く訴えたいと思います。
職場の労働組合や活動する権利を守れ、労働者が自由に組合活動の場で発言することが出来なくなる、そういうときどうなるでしょうか。明治乳業の製造現場の職場では、圧倒的多数が非正規社員であります。インターネットで各地の工場の時給を見てみますと、多くの明治乳業の製造現場では、その地域の最低賃金に近い時給で働いているのであります。
明治乳業といえば日本のトップ企業でないでしょうか。それが時給1000円以下で多くの労働者が製造現場で働かされている。これが現在の不況の明治の姿なのであります。この様なことを許しているなら、日本から格差と貧困はなくなりません。
私たちは、長年のたたかいで不当労働行為を労働委員会で勝利命令を勝ち取って、会社に認めさせ解決することが出来ました。労働委員会に申し立てた10名の労働者以外に、100名を超える人たちが、亡くなって、苦しくて会社を数年前に辞めた人を、その人たちも含めて、会社に謝罪金を支払わせて解決することが出来たのであります。
明治の皆さんもこの様な形で、原告団以外にも大勢の方も泣きながら会社を辞めたと思います。その様な人たちも含めて、浅野茂太郎会長は責任をとって、この際、退任するにあたって争議を全面解決すべきです。そのことを強く求め、解決のその時まで皆さんと共に力を合わせて支援を続けていきましょう。
⑥JAL客乗原告団事務局次長・石賀さん
私は、6年前に日航から解雇されました。私を解雇したのは、片山弁護士の事務所が筋向かいにあるのですけども、私を解雇したのは片山弁護士です。解雇されたのは私だ~。解雇された当時、何もわからない私たちを親身に支援してくださった明治乳業争議団の皆さんでした。千代田区内を担当していて明乳の方とオルグを共同する中で、本当に皆さん、大変な中で粘り強くたたかっているなと感じ連帯を強くしています。
JAL争議団のたたかいは、職場に戻って空の安全を守らせることです。そのことと明乳の皆さんの食べることの安全を守れの運動も一緒だと思います。お互い争議解決まで、これからも力を合わせ共に頑張っていきたい。今後ともご支援よろしくお願いします。
⑦食品一般ユニオン書記長・佐藤さん
食品一般ユニオンは、食に関わる職場で働く仲間やOBで組織するにユニオンです。何時でもだれでも加入できるように既存の組合に所属していても仲間として迎え入れられるよう二重加盟も柔軟に対応できる組織です。
仲間は北は北海道から福岡県まで、明治を始め雪印、ネスレ、三井製糖、東洋精糖、不二家などで働いていた多くの仲間がいる全国的なユニオンです。
明治乳業の不当労働行為は人権侵害をも含まれる卑劣な行為で許されるものではありません。
30年を超えるたたかいを粘り強く続けてきた当該の争議団員には敬意を表します。
当ユニオンは組合として法人格を取得しています。話し合いでこの争議を解決していくための受皿としていつでも応じる用意があります。
この労働争議の当事者でもある浅野茂太郎会長が今月の株主総会で代表権のない顧問に付くことが公表されています。これで明治の新役員体制もこの争議に区切りを付ける機会がきたのではないかと思います。
今後も争議をたたかう組合員でもある争議団員を支え勝利解決の日まで支援していくことお約束して連帯の挨拶にかえさせていただきます。共に連帯して頑張りましょう。
⑧国公労連常任顧問・盛永さん
明治が、これまで職員や組合員を赤組・白組・雑草組などと区分けをして、雑草組とは口をきいてはダメだ等として行ってきた行為は明確な人権侵害であり、不当労働行為であることは明白だ。即刻解決されなければならないことだ。この蛮行を行った現会長は、今年の株主総会で退任するとのことだが、退任の前に自ら解決すべきだ。このような事態を放っておく株主の責任も重大であり、株主総会では、このことも大いに株主にも伝えていこうではないか。
⑨明治HD株主(差別連幹事)・篠崎さん
(株)明治は今年創業100周年を迎えるそうです。
大変おめでたいことです。
私は株主として明乳争議団団長の小関氏と共に株主有志を代表して株主総会への事前質問書を今月13日に提出し、その際、(株)明治が長年にわたる争議解決への決断をするよう要請して参りました。
長年にわたる賃金差別という人権侵害を是正するよう求めた中央労働委員会の審理は5月19日に結審し、現在は命令を待つばかりです。
(株)明治は中労委の和解勧告を拒絶したようですが、労働争議は話し合いによらなければ解決しません。話し合いを拒絶し社会に背を向けたまま株主総会と100周年を抗議の声が高まる中で迎えるのはおめでたいことではありません。
経営トップが交代するこの時期こそ、争議解決を決断し、100周年を共に喜び合えるようにするのが賢明な道ではないかと訴えます。
話し合いに応ずれば、明乳争議支援共闘会議としても、抗議行動の中止も考える旨、申し添えて、6月22日までに小関団長迄、返答されるよう要請してきました。
(株)明治の賢明な判断を期待しているところです。
⑩千葉労連松本議長から締めくくりの挨拶(明乳争議支援共闘会議議長)
私たちがこのような形で座り込みをしている理由は、この長期争議を解決していただきたい、話し合いで、この間一貫して浅野茂太郎会長、そして松尾正彦社長に問いかけてきました。しかしこの会社は、院生が敷かれている事実が判明した以上、中山悠相談役に対し決断をしていただきたい、その要請をします。
いま、明治HDはこの争議を解決しないためどうなったのか。統合して7年、とうとう日経新聞が明治HD今期低迷に、そして、週刊東洋経済が明治HDが減益に転ずる理由、いずれも、経常利益も営業利益も純利益も今期は減益予想、なぜこうなったのか、 皆さん、理由は明らかです。この争議を解決しなかったためです。そのために、労働者の人権を守らなかったために、明治はこの間、食品事故が33件あってはならないことです。そして社員の死亡事故が7件、7名もが食品工場で殺されている。そして労働争議、賃金差別、人権侵害の労働争議を11件も繰り返している。こんな大企業が日本にあるでしょうか。こんなことをしていれば当然会社は疲弊する当たり前のことではないでしょうか。
この明治HDが、なぜ、30年経過の争議を解決しないのか、理由はだんだんわかってきました。この会社は、院生が敷かれている、大株主も認めておられます。院生の当事者は、この会社の元社長中山悠相談役です。彼は、労働組合の委員長、その権力を使って明治乳業の元社長の娘と結婚をして、会社そのものを乗っ取って社長に栄転したのです。今の浅野茂太郎会長同じです。明治の川村社長は、中山悠社長時代に初めて男秘書として採用した人間です。こういう古い体質が許されるでしょうか。
今年、明治は創業100年です、玄関に電球飾りが輝いていますお祝いの年です。これから明治は発展しなければならない。1万5千人の社員は、明治HDがこの争議を解決して食の安全を守る、働く者の人権を守る、まっとうな会社に発展することを1万5千の社員は願っています。消費者も酪農家も願っています。
トヨタ、シャープ、三菱自動車なぜ不祥事を起こしたのか、会社が民主化されていないからだと指摘されています、この会社も同じです。民主化されていない、風通しが悪い、名前の通り明治、古い体質だということです。社員が言いたいことを言える職場を作り、民主化することが企業発展に欠かせない。
中山悠相談役、陰で操るのではなくて私たちと真正面から向かい合って、この争議を解決する決断は貴方にあります。
私たちは株主総会その総会前に、中労委が提案した和解に応じるべきです。話し合いをしなければ解決をしません。天下の明治HD、1兆円企業の明治HDはこんなことを抱えて、笑いものになっていることがわからないのですか。私たちは、中山悠相談役、浅野茂太郎会長貴方たちが起こした事件です。貴方たちがケリをつけるべきです。立つ鳥跡を濁さず、堂々と話し合って解決をしていただきたい。そのことを社員も消費者も酪農家も願っている。私たちはこの争議が解決するまで、断固たたかうことを申し上げ連帯のご挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。
以上の方々の他からも連帯のご挨拶をいただいております。大変失礼しますがご紹介のみとさせていただきます。
東京地評事務局長・松森さん
明乳争議支援千葉県共闘会議・山城さん
JMITU IBM支部・橋本さん
JAL客乗原告団副団長・杉山さん
全厚生労組(年金機構への雇用を求める)・松本さん
ありがとうございました。
争議団からのお礼と決意
15日は、米元事務局次長(千葉県争議団共闘会議議長)
16日は、矢口副団長
参加者意思行動の唱和
● 浅野会長は、会長退任前に争議を解決せよ!
● 浅野会長は、争議解決を決断せよ!
● 浅野会長は不当労働行為の当事者責任を果たせ!
● 浅野会長は争議解決の話し合いに応じろ!
● 松尾社長は争議解決の話し合いに応じろ!
● 明治の組合支配介入は許さないぞ!
● 明治は33件におよぶ不祥事・不正行為を正せ!
● 食の安全・安心を消費者に保障せよ!
● 我々は争議解決に向け最後までたたかうぞ!
団結ガンバロウ三唱
明治HD社前行動に参加された皆さんの心意気と団結の力で、
明治乳業争議と全ての労働争議の全面解決めざし、
団結してたたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!