東日本大震災で明治グループも被災、争議を抱えている場合ですか!
6月22日~23日の両日、10時から13時まで明治ホールディングスに対し、第2回株主総会を節目として、26年の長期争議解決に向けての「話合いの場」をつくることを求め座り込みを行いました。2日間延べ48団体89名で整然と展開しました。
22日行動には、22団体36名が参加。共に闘う仲間から、八千代銀行「支店長のパワハラ」による「退職扱い」撤回闘争の中野さん。日本赤十字社・スタッフサービスからの派遣切りで闘う廣瀬さん。全洋労UIP映画支部解雇闘争の永山さん。昭和ゴムホールディングス・ファンドAPFの攻撃から職場を守る闘いの大庭さん、食品一般ユニオン委員長・松下さんなどからの報告で交流しました。
12時から13時は抗議・要請に切替え。支援共闘会議・松本議長は、今一番問われているのは、消費者から、福島原発の放射線影響で牛乳への検査はどうなっていますかの問い合わせに、会社は、「検査はしません」と回答している問題を取り上げ、食の「安全・安心」をないがしろにしている。労働争議にエネルギーを費やすのでなく、消費者の疑問に応えるためにも検査をしっかり行い、安全という保障を提供できるよう力を注げと指摘しました。
連帯挨拶は、農民連国民運動部副部長・上山さん、元航空連副議長・村中さん、差別闘争全国連絡会・土井さん、北区労連事務局次長・野中さんそれぞれから、明治HDが取り続ける姿勢を批判し、今こそ解決すべき状況であることなどが訴えられました。
23日は、26団体53名が参加していただきました。各争議報告では、キャノンの偽装請負で闘う阿久津さん。JAL不当解雇撤回裁判原告団・白井さん。同じJAL客乗不当解雇撤回裁判原告団・石賀さん。ソーラーシリコンシステムの解雇撤回闘争・栗原さん。全港湾浪速通運からの解雇撤回闘争の藤田さんの皆さんから、共に闘い頑張っていくことを確認しあいました。
12時から13時は抗議・要請に切換え、千代田区労協事務局長・水久保さん、東京争議団事務局長・寺島さん、食品一般ユニオン副委員長・唐笠さん、明乳争議を支援する戸田の会議長・田中さん、音楽ユニオン・安並さんの皆さんそれぞれの立場からの視点で激励をいただきました。
千葉県争議団共闘会議議長・米元さんから、7月4日千葉県で開かれる「日本航空の労働者を励ます集い」への参加呼びかけがありました。
小関団長は、2日間を通して感じたことから、3月11日の大震災を境に、政治・経済問題からみても社会全体の動きが大きく変化してきている。いま、大企業は何をなすべきか鋭く問われている中で、明治HDはこのまま争議を抱えたままでいいのかと、明治HD株主総会への事前質問書を紹介しながら、争議解決の話合いの場を必ず作り上げる決意を述べ、さらなるご支援を訴えました。