5・30全労連・東京地評争議支援総行動=株式会社明治(京橋エドグラン前)に236名結集
【サブタイトル】
*すべての争議の早期全面解決を! *裁判所、労働委員会は公正な判断をおこなえ! *企業の横暴を許すな! 解雇・差別をなくそう! ・ストップ安倍改憲! 憲法を職場とくらしに活かそう!
メイン行動として配置され236名参加の中、株式会社明治・松田克也社長に対し、中労委命令の立場に基づき解決の決断を求め、第41次座り込みの二日間行動から連続し、まとめのインパクトある行動になりました。
主催者挨拶 全労連副議長・橋口 紀塩さん
5・30争議支援総行動に参加されたみなさん。ご苦労さまです。全労連の橋口です。
本日は労働組合のナショナルセンターである全労連と首都東京のローカルセンターである東京地評の共同による争議支援総行動です。私たちは不当な解雇の撤回、労働者いじめの根絶、労働組合に対する不当労働行為の一掃をめざした取り組みを行っています。 私たちは、利益至上主義・株主偏重の経営体質をあらため、労働者と国民、地域と環境を大切にする企業経営を求めています。すべての企業が、憲法と労働基準法などの労働諸法をまもるとともに、社会的規範や企業倫理・モラルをまもり、コンプライアンスを強化し、その社会的責任をはたすよう求めています。
本日の争議支援総行動ですが、全国から20の労働組合や争議団が参加し、「すべての争議の早期解決」などをスローガンに掲げて、関係各社に申し入れ・要請行動を行っています。さて、明治の争議も30数年にも及ぶ長期の争議です。いま、明治乳業差別事件として、東京高裁での控訴審を行っています。この争議の発端は1960年代の半ば、大企業や国鉄、郵政などの公務職場で一斉に行われた、大合理化推進の攻撃にたいして、労働者の生活と権利をまもるためにたたかいに立ちあがった労働者に対して、徹底して差別し、排除し続けてきた明治乳業がおかしたものであります。30数年たっても、なお誤りを認めない明治乳業に対してなんとしても解決させたいと思います。
明治の不当労働行為の動機は、昭和40年代初頭からの人減らし大「合理化」の強行でした。全国の主要工場で旺盛な組合活動を行っていた申立人ら集団を敵視し、差別し、分断し、昇給・昇格で差別してきたものです。明治が進めてきた、たたかう労働者を差別する施策は、社会全体の危機を招いたという大きな失敗につながっています。それは明治の犯した様々な事件がそのことを物語っています。働く者の人権を守らずに食の安全は守れないのではないでしょうか。明治はオリ・パラでの食材提供をするとされていますが、すみやかにこの争議を解決することが求められています。
前回の総行動から、郵政20条裁判では東京高裁が地裁判決を上回る判決を下しました。また、争議の和解もありました。この間のとりくみが前進を勝ち取っていることに確信をもって、頑張りましょう。
国会の状況について1点だけ申し上げます。今通常国会もあと会期末まで1か月もなくなりましたが、主な重要な対決法案もないことから、自民党はなんとしても9条改憲に道筋をつけたいとしています。本日も憲法審査会を開催するとしていましたが、野党の団結した反対のたたかいで、これをくい止めました。憲法審査会をひらき、自民党改憲案での議論を始めたいという自民党に野党はノーを突き付けています。安倍9条改憲ノーの運動をより強化していきましょう。
すべての争議の早期解決をめざし、がんばりまそう。全労連も引きつづき、奮闘する決意を申し上げてあいさつとします。ありがとうございました。
連帯挨拶 明治乳業争議支援共闘会議議長・松本 悟さん
明治乳業争議支援のためにお集まりのみなさん、お忙しい中、ありがとうございます。この社前行動の目的は、川村和夫社長と松田和也社長に争議解決の話し合いのテーブルにつくことを求めるためです。
明治乳業争議の本質は、資本家の利益を守るためのたたかう労働組合潰しの司令塔は日経連でした。明治乳業大阪工場の糸賀久さんは、40年間勤続しても一回も昇格せず、年収200万円の賃金差別を受けました。こうして、日本のたたかう労働組合はユニオンジャックされ労使協調の労働組合に変質しました。その結果、OECD加盟国で日本だけが賃金が下がる国になりました。
苦節35年、ようやく潮目が変わり、中労委は賃金差別も人権侵害も認め、会社に話し合い解決を求めましたが会社が拒否。続く、東京地裁は裁判長が二度にわたり和解勧告をしましたが、これも会社は拒否。今、東京高裁でたたかっています。会社は、株主総会で第三者機関の判断に従うと答弁しておきながら、和解解決のすすめを無視しています。その結果、労働争議を解決しない企業は疲弊するとのジンクスどおりの展開になっています。株価は、7000円台に下落しています。明治HDの2019年3月期決算は、純利益1%増です。中身は、エイズ入りの血液製剤を販売していたブラック企業・化血研を子会社にしたからです。
私たちが争っている株式会社明治は、売上が減少に転じました。業績をリードしてきた高カカオチョコレートとR-1ヨーグルトが売れなくなってきたからです。チョコは脳の若返りに効く、R-1はインフルエンザに効く、との嘘の宣伝が衆参国会で追及され、ばれたからです。また、明治は食品業界の常道であるカールなどのロングラン製品を次々廃止しています。これに対し、ネット上は、「川村和夫社長はゆるさない」との投稿で炎上しています。
経営が行き詰まった結果がリストラの嵐です。根室工場、北陸工場閉鎖などを打ち出しました。社員のみなさん、こんなでたらめな経営を続けていたら、雇用が危なくなります。行き詰まりの打開策として、統合時から海外展開が求められています。オリンピックのゴールドパートナーになり、世界に売り込もうとしています。ところが、明治の海外売上高比率は4%で低迷のままです。世界は、賃金差別など人権侵害をする会社や食の安全を守らない会社は、通用しないということです。みなさん、明治乳業争議団65人中、すでに15人が他界しています。平均年齢も75歳を超え、後期高齢者争議団です。これ以上の長期化は、人道上も許されません。
市民のみなさんにお願いします。私たちは断腸の思いで明治製品の不買を決断しました。不買行為は、ボイコットさんが提唱した消費者の正当な権利です。学校給食牛乳異臭事件を隠ぺいした明治に対し、新宿区は全会一致で明治の牛乳をボイコットし、他社に切り替えました。森永ヒ素ミルク事件もお母さんたちの不買で解決に追い込みました。
最後に社員・消費者・酪農家・商店・株主等のステークホルダーのみなさんに呼掛けます。力を合わせて、明治をまっとうな会社にしようではありませんか。私たちはこの争議が解決するまでたたかいます。また、ご一緒に人権が守られる社会をつくるため、市民と野党の共闘で政治を変えましょう。お忙しい中、駆け付けていただき、本当にありがとうございました。
連帯挨拶 藤田まつ子さん(株式会社明治に食の安全を求める全国の会・賛同呼びかけ人)
みなさん。こんにちは。藤田まつ子と申します。
みなさん。私 実は、明治のチョコレートが大好きなんです。特に明治のアーモンドブラックチョコレート。そう甘さ控えめでいて華やかなカカオの香りが口いっぱいに広がるあの「明治アーモンドブラックチョコレート」が大好きなんです。本当は・・・。でも、もう買うのやめました。食べることやめました。毎朝食べていた「明治ブルガリアヨーグルト」も買いません。食べません。
お手頃の値段でつい手を伸ばしそうになるのですが、心を鬼にして他の会社の製品にかえました。明治おいしい牛乳もコマーシャルには惹かれますが、買いません。絶対飲みません。なぜか・・・それは「明治」という食品会社の作る牛乳やヨーグルトそしてチョコレートなどが本当に安心して食べられるものなのかと疑問を持ったからです。明治ホールディングス川村和夫社長、株式会社明治松田克也社長、よ~く聞いてください。 働く人の人権を守れない「明治」という会社には「食の安全」も守れないと思ったからです。
実際に牛乳の産地偽装はじめ、製品事故や不祥事の数々も明らかになっていますね。いのちや健康に直結する食べ物、食品会社の社会的責任は重いはずです。私は、「食の安全・安心」と働く人たちの人権を守るためにも、明治乳業争議が全面解決するまで明治の製品は 買いません。食べません。
みなさん。一昨年76歳で亡くなった私の夫は、かつて、職場の自由と民主主義を求めて東京電力を訴え、闘った東京電力人権裁判原告の一員です。明治乳業争議団の皆さんとは千葉県争議団の仲間として、苦楽を共にし、歩んできました。息子が生まれたその年に提訴し、二十歳を向かえたその年に勝利和解。20年間に及ぶ闘いでした。明治乳業争議は、市川工場事件からは、すでに34年目、全国事件も24年が経過しています。 人道上許されないことです。
株式会社明治 松田社長に申し上げます。 あなたが労働委員会や司法の和解解決に向けた働きかけをかたくなに拒否し、多くの消費者や各方面からの要請に背をむけていることに強く抗議します。そして、一刻も早く解決のための話し合いに応ずることを求めます。私は、働く人たちの人権が守られてこそ、消費者が願う「安全・安心」の製品ができると思います。
明治ホールディングス社長・川村和夫さん、株式会社明治社長・松田克也さんに繰り返し申し上げます。私は、明治という会社が「食の安全・安心」という社会的責任を担い、職場で働く人たちの人権を守るためにも、明治乳業争議が全面解決するまで、「明治の製品は、買わない。飲まない。食べない」ことを あらためて宣言します。
決意表明 小関 守 団長
総行動明治社前にご参加の皆様に、争議団を代表して先ず心よりお礼を申しあげます。今の現局面での闘いは、中労委命令によって切り拓いた潮目の変化を力に、34年争議を解決させる道筋を切り拓くことです。命令は、不当労働行為もあった、差別も紛れもなくあったと認定しています。主文棄却という不当なものでありますが、会社に対して大局的立場に立って解決することを強く期待するとしました。東京地裁もその立場から2度にわたり和解勧告を行いました。しかし、会社はそれをもかたくなに拒み続けています。
6月27日に開催される株主総会ですが、中労委命令、東京地裁からの和解勧告と主文棄却ではありますが、「付言」の立場には言及せずに生きているのであります。今こそ中労委命令を受け入れ争議をなくす事が、世界市場20%をめざす方針が叶うものかと考えますが、今の経営姿勢からは望む事はできないかと言わざるを得ません。
また、東京高裁控訴審の第1回口頭弁論(4月16日)が開かれた中で、長期争議解決に必要な根本的問題を明らかにするため、学者の「意見書」と証人申請の陳述書を提出することを裁判長に伝えた事から、この事件の審理が継続された事は重要な闘いになってきました。
合わせて、今取り組んでいる「不買宣言署名」拡散について、この間、36件もの不祥事を発生させている原因を株主総会で事前質問書、会場質問を重ねて来ましたが、原因含め何ら真摯な回答が示されない。先ほどのご挨拶にもありましたが、長期争議解決に中央労働委員会が示した解決への提起、それに沿った東京地裁からの2度にわたる「和解勧告」にも応じない反社会的経営姿勢の中での取り組みなので、大義ある運動であることを松田社長に向かって呼びかけ、また、ご参加の皆様のご理解とご指示をお願いし、決意とさせていただきます。