「明治おいしい牛乳」東京2020オフィシャル牛乳に決定 = 「TOKYO 2020 ロゴマーク入パッケージ」
▼プレスリリースの前段では、株式会社明治(代表取締役社長:川村和夫)が販売している、「明治おいしい牛乳」ブランド(銘柄)が東京2020オフィシャル(公式の・公の)商品となります。当社では、「もっとおいしいと、もっとキミは育つ。」を活動コンセプト(発想)に“東京2020オフィシャル牛乳プロジェクト(研究・事業などの計画)” を6月1日(金)より展開いたします。と掲載されています。
(株)明治は、東京五輪・パラリンピック組織委員会とゴールドパートナー(黄金一組になる相手)契約をしています。東京五輪・パラリンピック競技大会「持続可能性に配慮した調達コード」の基本原則によると。
◆(2)環境の項⑥汚染防止・化学物質管理・廃棄物処理では、サプライヤー(供給者・明治)等は、調達物品等の製造・流通等において、環境や人間の健康への悪影響の回避に取り組むべきである。
=明治ではこの間、36件に及ぶ不祥事・不正を働いてきています、数例を紹介。
①脱脂粉乳大腸菌群汚染を密かに使用
②紙パック容器牛乳に「赤さび混入」事件
③幼稚園に「製造日超過を納入」事件
④塩素(次亜塩素ナトリウム)原液が川に漏洩し魚が大量に浮く事件
⑤学校給食牛乳「放射性セシウム汚染」問題
⑥乳幼児粉ミルク「放射性セシウム汚染」問題
⑦学校給食牛乳「異味・異臭」事件
等々などが起きています。
◆(3)人権の項②差別・ハラスメント(いやがらせ)の禁止では、サプライヤー等は、いかなる差別やハラスメントも排除しなければならないとあります。
=現在も、人権侵害の賃金差別事件が、中央労働委員会(国の機関)と東京地裁から話合いでの解決を提起されてもかたくなに拒否の姿勢から、33年に及び係争中です。
◆(4)労働の項①国際的労働基準の遵守・尊重では、サプライヤー等は、特にILOの提唱する労働における基本的原則及び権利を遵守・尊重しなければならない。
=人権侵害は、現在係争中の賃金差別。また過去に、解雇事件、思想差別、施設管理権乱用、女性労働者を一畳半のプレハブに隔離など人権侵害が10件発生しています。
◆(4)労働の項⑧職場の安全・衛生では、サプライヤー等は、労働者等にとって身体的・精神的に安全で健全な労働環境・条件を整えなければならない。と定めています。
=安全配慮義務に反する重大死亡事故災害が7件発生。その他にも労働災害多発、争議団員など監視する者が現場にいない関係から隠されているものと考えています。
▼またプレスリリースの後段では、“スポーツには世界と未来を変える力がある。”を大会ビジョンとし、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。当社は東京2020ゴールドパートナー(乳製品・菓子)として、フィジカル(肉体の)面、メンタル(心の・精神的)面から日本代表選手団を応援し、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に貢献してまいります。
=日本選手を応援していくことには異存ありません。しかし、明治の乳製品・菓子には問題が発生していることに目を向けなければなりません。
①学校給食牛乳の「異味・異臭」事件(2017年9月)
②高カカオチョコレートを食べると「脳が若返る」可能性と発表(2017年1月)、理論的証もなく誇大広告
③R-1ヨーグルトを食べると「インフルエンザ予防」に効果と宣伝(2011年8月)佐賀県有田共立病院院長:井上文夫先生が公表、その後、(所詮ヨーグルトはヨーグルトといい訳)
④R-1ヨーグルトステルスマーケット商法等々発生。
この様な経営体質から食の安全・安心を選手団に提供できるのでしょうか。開催中に事故が起きたとき、誰が「責任」を負うのですか。明治ですか、オリ・パラ組織委員会になるのでしょうか。
▼発売から17年目を迎える「明治おいしい牛乳」は、“生乳へのこだわり”、“当社独自の「ナチュラルテイスト(自然の味わい)製法”、“徹底した品質管理”、により「新鮮な生乳のおいしさ」をご家庭までお届けするというコンセプト(発想)のもと、多くのお客さまにご愛飲いただいております。このたび、“東京2020オフィシャル牛乳”となった本シリーズ(連続)にて、“東京2020オフィシャル牛乳プロジェクト(研究・事業などの計画)”を展開し、お子さまの健やかな成長をサポート(援助)していきます。
=「生乳へのこだわり、徹底した品質管理」が徹底されているならば、なぜ学校給食牛乳から「異味・異臭」が発生したのか。訴えた1900人余に対し、明治の原因への見解が「酪農家の飼育環境、子どもの感性」に原因があったと公表し責任逃れ、転嫁しています。 しかし、国会の「消費者問題特別委員会」での質疑では、厚労省は「原因は特定」されていないと回答。それにも関わらず早々に見解を発表し「隠ぺい」を図っていること自体、ズサンな品質管理といわざるを得ない。(未だ生乳の生産地を明らかにしていない)
◎東京五輪・パラ組織委員会への情報提供と要請(2018年8月20日)
総務局総務部・総務課長
【要請項目】
①調達コードに基づき厳正に行うこと
②東京2020オフィシャル牛乳決定までの経緯を求める
③労働争議の解決に向けた是正勧告を求める。
◆関係部局に知らせ、次回訪問された時にお知らせしますと回答がありました。