中労委全国事件は1月13日に証人調べが全て終了し、5月19日の最終準備書面提出と意見陳述までの期日の指揮がありました。争議団と支援共闘会議は、直ちに、経営陣の自主的判断による解決を求め、1月から毎月明治HD社前、子会社の株式会社明治社前含めて、第10次に及ぶ「座り込み」を継続してきました。
しかし、中労委からの話し合いでの方策をも一蹴し、頑なな姿勢をとり続けているのが現状です。私たちは、これから冬到来の厳しい季節を迎えますが、11月、12月と座り続ける決意です。
10月27日 第10次座り込み行動は21団体 40名で11時から13時実施
明乳争議支援共闘会議 松本議長
この争議が解決出来ないのは中山特別顧問が院政を敷いて陰で動いているからだ。その代表的なことは、命令を書いた都労委会長荒木東大法学部教授と同窓生の間柄であったことが判明した。最初からわかっていたなら忌避申し立てていたと不当命令への疑惑を強調され、中労委の判断を待つまでもなく、10次にわたる「座り込み」は、一貫して経営陣の決断による「話し合い」での解決を求めて来ている行動だと強く松尾正彦社長へ呼びかけました。
一日も早い解決を望む立場から支援に駆けつけてくれました方々から、激励と連帯挨拶をいただきました。
足立区労連事務局長・宮下さん
明治HD社前行動にはできるだけ参加し、区労連参加組合に諸会議、行動を通して明治の社前での対応含めて報告しています。今日参加されている各区労連の皆さんと連携しながら、明乳争議の解決めざして頑張って行くことをいただきました。
食品一般ユニオン書記長・佐藤さん
明治乳業で働く組合員の問題で団交を重ねてきたこと、組合員である争議団の皆さんを明治乳業の不当労働行為による差別から一日も早く解放させるために、共同を強め話し合いで解決できる運動の先頭に立つことを表明し、明治から解決への団交の申し入れがあればいつでも応じると呼びかけました。
千葉労連事務局員・栗原さん
ソーラーシステム会社で自らのたたかいを紹介しながら、自分たちは、たたかい初めて一年間で解決できた。それは、会社側も争議を長引かせない事が、双方に利益をもたらす立場があった。しかし明治さんは、31年間もたたかい続けられている事に驚きを禁じ得ません。会社は、何をもって解決に踏み出せないのか理解に苦しむ。直ちに解決すべきだと訴えられました。
差別連・土井さん
私は、明治の熱烈なフアンです。朝は牛乳、昼はヨーグルト、夜はチーズで乾杯です。とてもおいしいです。ですから私の気持ちを裏切らないでください。長いことたたかわれているこの争議の一刻も早い解決臨みます。ファンの一人としてお願いしますと呼びかけられました。
金融労連・村上さん
所属している金融労連内での争議も大小様々な争議がありましたが、今は全てが労使での話し合いで解決をしてきている。労働組合を敵視しての経営はことごとく失敗し、何ら利益は得られてこなかった点を強調し、明治の長期に及ぶたたかいは、続けられているこの座り込みからの呼びかけを受けて、どの様な利益を得ているのでしょうか、直ちに解決の決断することを臨みますと経験を交えて話されました。
浅野相談役・松尾社長「負の遺産を精算せよ」
自主解決求め団結ガンバロウ