2017年7月18日 株式会社明治・坂戸工場宣伝
8月一杯で、東日本から「カール」製造・販売を取りやめ
今後、雇用問題が発生しないかと製造坂戸工場前で呼びかけました。
工場に要請書を持参し電話で申入れを行いましたが、業務係長は内容も聞くこと無くお断りしますと拒否しました。雇用問題が発生することを懸念していますのでお話しを聞いて下さいと話しましたが、肯定もも否定もせずお断りします。裏を返せば人員整理があるということの疑いないものと考えられます。
坂戸工場には大きな打撃 選択と集中による大「合理化」が進行の危険
明治HDと㈱明治は約半世紀にわたって「おやつはカール」の愛称で長寿を誇ってきたスナック菓子「カール」について、東日本での製造と販売を8月一杯で止めると発表しました。
20世紀最終盤には130億円もの売り上げを記録していたものがポテトチップスなどに押されて落ち込み、現在はその1/3(40億円程度)に低迷している「10年間慢性的赤字が回復できない。選択と集中の事業方針により縮小、今後はチョコ等で対応したい」(HD株主総会)といいます。
メディアなどの報道では「もう食べられない」とする消費者が、こぞって購入し店頭から消えている。「(中止を)撤回できないのか」の声が多く聞かれるといわれます。
今後は四国明治(松山市)のみで種類を大幅に減らして生産。全国に点在する他の4工場は製造中止となります。関東全域をまかなってきた坂戸工場もその対象です。
一人で悩まず みんなで解決しましょう
坂戸工場の働くみなさん。工場の経営方針が、あと1ヵ月で大きくその姿を変えようとしています。生産の主力であった「カール」が無くなったらどうなるのでしょうか。会社は対応策を考えるとしていますが、パート関係者の人員整理を含むリストラが発生する危険性は充分に考えられます。
みなさんの職場には、そのような動きは出ていませんか。
どんな小さな問題でも一人で悩まないで、声をお寄せください。みんなで解決していきましょう。
【株式会社明治 坂戸工場要請書】
2017年 7月18日
株式会社 明治
坂戸工場 工 場 長 殿
埼玉県労働組合連合会(埼労連)
議 長 伊藤 稔
明治乳業争議支援共闘会議
議 長 松本 悟
明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団
団 長 小関 守
要 請 書
━━ (株)明治のスナック菓子「カール」の生産縮小に伴う雇用問題について
坂戸工場の生産ライン中止に伴う雇用不安の解消を強く求めます ━━
貴社は、消費者から長年に及んで親しまれている代表的スナック菓子、「カール」の中部地方以東での販売を終了するとの発表を、去る5月25日に行いました。発表によると、8月で同地域に出荷する生産を終了し9月には店頭から姿を消す見通しです。
また、西日本地域では「カールチーズあじ」「カールうすあじ」のみの販売とのことです(毎日新聞)。これによって、ロングセラー商品「カール」の全国展開を支えてきた生産拠点全国5工場体制を、松山市の工場一か所に集約するとのことです。
私たちは、貴工場においても「カール」製品が製造されていると承知していますが、その現場に働いている方々の製造ライン終了に伴う雇用問題を心配しているのです。
第8回明治HD株主総会(6月29日)においても、「カール」存続を求める議場発言がありましたが、「選択と集中」をめざす経営陣の答弁は、「計画に変更はない」というものでした。貴工場の製造ラインにも、臨時職員やパートなど非正規労働者が多いものと推察されますが、新たな仕事の確保や他職場への異動など当事者の希望を尊重し、一方的な「雇止め解雇」などが発生しないことを厳しく申入れておくものです。
同時に、私たちは長期化している明治乳業争議の全面解決に向けた、誠意ある対応を(株)明治及び明治HDに申入れています。33年目を迎えている労働争議ですが、去る2月17日に送達された「全国事件」への中労委命令によって、局面が大きく変わっているのです。命令は、格差(差別)の存在を「紛れもない事実」と認定し、インフォーマル組織への会社関与など不当労働行為の事実についても、会社は「非難を免れ得ない」と厳しく判断したのです。ただ、これらは古い時期の事実であり救済年度(平成5年度)の不当労働行為とは判断できないとしたのであり、不当労働行為事件の事実認定としては、旧明治乳業時代の異常な労働者管理が厳しく断罪されたのです。
貴殿の立場からも、全面解決への決断を強く提起して頂くことを要請いたします。
以上
8月一杯で、東日本から「カール」製造・販売を取りやめ
今後、雇用問題が発生しないかと製造坂戸工場前で呼びかけました。
工場に要請書を持参し電話で申入れを行いましたが、業務係長は内容も聞くこと無くお断りしますと拒否しました。雇用問題が発生することを懸念していますのでお話しを聞いて下さいと話しましたが、肯定もも否定もせずお断りします。裏を返せば人員整理があるということの疑いないものと考えられます。
坂戸工場には大きな打撃 選択と集中による大「合理化」が進行の危険
明治HDと㈱明治は約半世紀にわたって「おやつはカール」の愛称で長寿を誇ってきたスナック菓子「カール」について、東日本での製造と販売を8月一杯で止めると発表しました。
20世紀最終盤には130億円もの売り上げを記録していたものがポテトチップスなどに押されて落ち込み、現在はその1/3(40億円程度)に低迷している「10年間慢性的赤字が回復できない。選択と集中の事業方針により縮小、今後はチョコ等で対応したい」(HD株主総会)といいます。
メディアなどの報道では「もう食べられない」とする消費者が、こぞって購入し店頭から消えている。「(中止を)撤回できないのか」の声が多く聞かれるといわれます。
今後は四国明治(松山市)のみで種類を大幅に減らして生産。全国に点在する他の4工場は製造中止となります。関東全域をまかなってきた坂戸工場もその対象です。
一人で悩まず みんなで解決しましょう
坂戸工場の働くみなさん。工場の経営方針が、あと1ヵ月で大きくその姿を変えようとしています。生産の主力であった「カール」が無くなったらどうなるのでしょうか。会社は対応策を考えるとしていますが、パート関係者の人員整理を含むリストラが発生する危険性は充分に考えられます。
みなさんの職場には、そのような動きは出ていませんか。
どんな小さな問題でも一人で悩まないで、声をお寄せください。みんなで解決していきましょう。
【株式会社明治 坂戸工場要請書】
2017年 7月18日
株式会社 明治
坂戸工場 工 場 長 殿
埼玉県労働組合連合会(埼労連)
議 長 伊藤 稔
明治乳業争議支援共闘会議
議 長 松本 悟
明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団
団 長 小関 守
要 請 書
━━ (株)明治のスナック菓子「カール」の生産縮小に伴う雇用問題について
坂戸工場の生産ライン中止に伴う雇用不安の解消を強く求めます ━━
貴社は、消費者から長年に及んで親しまれている代表的スナック菓子、「カール」の中部地方以東での販売を終了するとの発表を、去る5月25日に行いました。発表によると、8月で同地域に出荷する生産を終了し9月には店頭から姿を消す見通しです。
また、西日本地域では「カールチーズあじ」「カールうすあじ」のみの販売とのことです(毎日新聞)。これによって、ロングセラー商品「カール」の全国展開を支えてきた生産拠点全国5工場体制を、松山市の工場一か所に集約するとのことです。
私たちは、貴工場においても「カール」製品が製造されていると承知していますが、その現場に働いている方々の製造ライン終了に伴う雇用問題を心配しているのです。
第8回明治HD株主総会(6月29日)においても、「カール」存続を求める議場発言がありましたが、「選択と集中」をめざす経営陣の答弁は、「計画に変更はない」というものでした。貴工場の製造ラインにも、臨時職員やパートなど非正規労働者が多いものと推察されますが、新たな仕事の確保や他職場への異動など当事者の希望を尊重し、一方的な「雇止め解雇」などが発生しないことを厳しく申入れておくものです。
同時に、私たちは長期化している明治乳業争議の全面解決に向けた、誠意ある対応を(株)明治及び明治HDに申入れています。33年目を迎えている労働争議ですが、去る2月17日に送達された「全国事件」への中労委命令によって、局面が大きく変わっているのです。命令は、格差(差別)の存在を「紛れもない事実」と認定し、インフォーマル組織への会社関与など不当労働行為の事実についても、会社は「非難を免れ得ない」と厳しく判断したのです。ただ、これらは古い時期の事実であり救済年度(平成5年度)の不当労働行為とは判断できないとしたのであり、不当労働行為事件の事実認定としては、旧明治乳業時代の異常な労働者管理が厳しく断罪されたのです。
貴殿の立場からも、全面解決への決断を強く提起して頂くことを要請いたします。
以上